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今日ものんびり行こう


ふと口をついて出てきた言葉だった。
自分で言っておいて、びっくりした。


以前の私ならば考えられない言葉だからだ。


以前の私は「頑張ろう」が口癖だった。

「まだ頑張るの?」

と家族に言われたこともなん度もある。

ただ、今考えてみればあの時は「頑張る必要があった」のだろう。

まだまだ自分自身が成長しなければならなかったし、

できる限り早く成長したかった。

でも今は、ある意味何でもできるような「妙な」「根拠のない」自信がある。


頑張ろう、というのは自信がどこか完全に持ちきれていなかった証なのだろう。


では、何が自信をもたらしたのか?

技術的なこと?


経験の多さ?


確かに、それもある。


大きな場所でやってみて、評価してもらったことは私にとっては大きな自信になった。

もちろんリスクもあったし、評価してもらえる保証は一切無かった。

それでも、自分の実力を試すという意味では良い経験だったと思っている。


でも一番自信が持てた理由は、「自分を認めたこと」だろう。


自分の足りない部分も、

自分の弱い部分も、

自分の欠点も、性格も、全て認めたこと。


これが私だ。

それ以上でも、それ以下でもない。


そう思えたことが、自分に大きな自信を与えてくれた。


自己容認


という言葉を何度も私は使っているが、できるようでなかなかできない。

私も自分の嫌いな部分があった時はできなかった。

だったら、自分を変えればいい。

自分が気にいる自分に変えればいい。

誰かの評価はいらない。

自分が好きな自分になればいい。


そう思って変えてきた。


全て完璧な人間になったわけではない。なれるわけもない。
神じゃないんだから。

自分が嫌いな部分だけ変えたのだ。


すると、完璧でない部分も含めて自分を認めることができた。

この間にやったことは、

・物の断捨離

・心の断捨離

・人間関係の断捨離


・旅

・本を読む

・セミナーに参加する

・映画を見に行く

・ライブに行く

・美術館に行く

・毎日のウオーキングと掃除

・花を絶やさない生活

・自分のために丁寧にご飯を作り、お茶を入れる


これらはほとんど今でも続けている。

こうして並べてみると、私は自分に「心の栄養」を与え続けたのだとわかる。


食事をして、体に栄養を与えていても、心には栄養が行き届いていなかったのかもしれない。

自分をがんばらせることだけ強要し、もっと頑張れ、と言い続け、自分が頑張っていたことも認めていなかった。


だからコロナで強制リセットされた時に、頑張るところがなくなってしまって、

メンタルダウンしたのだ。

今は、それを繰り返さないように自分に栄養を与え続けている。

そうしたら、自分の中から「根拠のない自信」が出てきて、いろんなことを客観的に見れるようになり、不安が消え、幸せな毎日になった。


この期間1年半くらいかな。

でもとても有意義な一年半だった。

だって「今日ものんびり行こう」っていうと、リラックスできる。

リラックスしている方が、結局仕事も人生もパフォーマンスが上がるんだ、と「わかった」から。


そして、私にとっては魔法の言葉的な

「今日ものんびり行こうか」

が口をついて出るようになったのだから。




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