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【お天気コラム】開花予想

こんにちは ウエノです。

毎週月曜日は【お天気コラム】

まずは先週の天気から振り返ってみましょう。

1.先週の天気〜雨は少なめでした〜

週の前半は晴れ、後半は曇り〜雨と、天気は周期的に変わりました。雨は降ったものの、まとまって降ったのは金曜日の午後だけで、週を通しての降水量は少なめでした。気温は平年並みで、太陽が雲に遮られると冬の寒さを感じる一週間でした。

2.今週の天気〜まとまった雨に〜

今週は、先週よりも雨や曇りの日が増えそうです。特に火曜日は前線の接近で、まとまった雨が予想です。外出のお供には大きめの傘を
気温は週を通して高めで、この時期にしては暖かい日が続きそうですが、雨が降ると体感温度は低めになるので、暖かい服装が無難でしょう。

3.お天気コラム〜開花予想〜

今年も桜の開花予想が出る時期になってきました。

今回のコラムでは、桜の開花予想の方法を紹介したいと思います。

桜はバラ科スモモ属桜亜属に分類される落葉広葉樹です。日本では春に咲く白やピンクの花が人々にもてはやされて、古くは室町時代から園芸品種として品種改良を重ねられてきた結果、現在では10種類の野生種を基本に、分類でいえば600種類もの品種が確認されています。

開花宣言に使用されている品種は、なじみ深い「ソメイヨシノ」で、南西諸島や北海道の大部分を除いて、「ソメイヨシノ」が標本木として利用されています。「ソメイヨシノ」は、明治以降、日本各地に広まり、桜と言えば「ソメイヨシノ」と言い切ってもいいほど、代表的な品種となっています。

標本木は地方気象台の近隣に存在し、開花の確認は気象台の職員の目視です。開花具合は「咲き始め」「三分咲き」「五分咲き」「七分咲き」「満開」「散り始め」などと報道されますが、客観的に計測する方法がないので、目視する職員の主観で「3割咲いたら三分咲き」と発表されているようです。

2009年までは、開花状況に加えて開花予想も気象庁が行っていました。
2010年からは「気象の応用情報の業務は民間業者に任せる」との理由から、気象庁による開花予想の発表は取りやめられています。

では、開花予測はどうやって計算されているでしょうか。

簡単に言うと、開花予想は「気温」から推測されています。

夏の間に作られる花芽が開花するためには、次の条件をクリアする必要があります。

1.休眠
2.休眠打破
3.生長

花芽は夏に作られますが、気温が高いからと言って生長が進むわけではなく、いったん、「休眠」に入ります。花芽は秋から冬の一定期間で低温にさらされないと休眠から目覚めません。この状態を「休眠打破」と言います。

なので、気温が下がらない常夏の国では桜は咲きません。日本には四季があるから美しい桜を見ることができるのです。

春になり気温が上がり始めると、花芽は再び生長しだして、花を咲かせます。計測には色々な計算式がありますが、簡単なものは気温を積算する方法です。

ひとつは400度の法則で、2月1日からの1日の平均気温を毎日足していって、累計が400度を超えたら開花するもので、もうひとつは1日の最高気温を積算する方法で、最高気温の累計が600度を超えたら開花とする、600度の法則です。

昨日、2月17日までの累計は、平均気温が146度、最高気温が206度でした。2月、3月の平年の平均気温と最高気温から計算してしてみると、今年の桜の開花予想は、それぞれ3月17日、3月19日になりました。

民間業者の開花予想は3月19日~21日なので、私の計算とほぼ一致してますね。びっくり。

予想が当たるのか外れるのか、3月下旬のお天気コラムで結果発表したいと思います。

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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