日本の歴史(近代(明治~現代))

お疲れ様です。
前回は近世(江戸時代)をまとめて、今回はいよいよ近代~現代までを追いかけていきます。江戸時代のあらすじを簡単におさらいしてから本題に入ろうと思います。宜しくお願いします。

・江戸時代のあらすじ

徳川家康が江戸に幕府を開いてから約260年その体制が続いた太平の世の時代のことを指します。最初期は体制を強化することに専念し大名や朝廷等を統制していきます。外交に対しても諸外国の侵入を危惧し鎖国を行っていきます。その後は国内の財政難等の対応に苦心していく中で大きな事件が起こります。ペリーの来航です。産業革命以降に力を付けた西欧諸国に敵うはずがなく幕府は次々と不平等条約を結ばされていきます。国内ではこれを機に薩摩と長州が同盟を結び倒幕運動が盛んになります。そこで幕府は「大政奉還」を行い自ら幕を閉じます。新政府は「王政復古の大号令」を出して旧幕府側が実権を握ることを禁じ、戊辰戦争にて反発した旧幕府軍に勝利したことによって近代が幕開けします。

・明治時代

大日本帝国憲法の発布式(「Wikipedia」より)

明け渡された江戸を「東京」と改称して明治天皇と新政府は共に移りここを首都とします。新政府は主に倒幕派だった薩長のメンバーで構成されました。その目的は「天皇を中心とした中央集権体制作り」とし様々な改革が行われました。まずは版籍奉還や廃藩置県を行い幕藩体制を解体しました。それ以前の主役であった武士も解体され、徴兵令を出して国民一丸として戦う近代的な軍隊に移行していきます。(富国強兵政策)
政府内外での反乱(西南戦争、自由民権運動)等の紆余曲折がありながらも国会が開設され内閣制度が始まり大日本帝国憲法が発布される等、着々と近代日本の基礎づくりが進みました。そして西欧列強と肩を並べるべく戦争の道を突き進んでいきます。日清戦争(朝鮮を争っての清との闘い。日本の勝利)。日露戦争(南下するロシアとまた朝鮮半島をめぐり対立・戦争。日本の判定勝ち)。なんとか戦争に勝利した日本は韓国を併合します。

・大正~昭和(戦前)

爆心地近くの広島・原爆ドーム(「Wikipedia」より)

この時代は世界を巻き込んだ大戦が2度も起きており日本も列強の一国として戦争に明け暮れ、国内でも関東大震災や恐慌が起こるなど激動の時代であったと言えます。その内容を詳しく追っていきます。
第一次世界大戦が西欧を中心として起こり日本はイギリスと同盟を結んでいた為、戦勝国として一時好景気になります。大戦が終わった頃、戦後恐慌が起こりさらに関東大震災による震災恐慌が襲います。その後も金融恐慌、昭和恐慌と苦しい時期が続きました。こうした状況の中、社会不安が増大し軍部の力が増大していき軍国主義化が進みます。
満州事変から日中戦争(長期化して泥沼化)へ。そしてファシズム化して同じ路線を進むドイツとイタリアと同盟を結びます。
そんな中で第二次世界大戦が始まります。日本は不利な戦況の中、アメリカ・イギリスとの開戦を決めて太平洋戦争が始まります。最初は日本が優勢でしたが戦況は悪化、アメリカが広島と長崎に原子爆弾を投下し無条件降伏をし(ポツダム宣言)戦争が終結しました。

・昭和(戦後)~現代

1964年東京オリンピック(「Wikipedia」より)

戦後は、アメリカを中心とした連合国軍の占領(GHQ)からスタートします。GHQの占領政策の基本方針は日本の非軍事化と民主化でした。そこで財閥解体や農地改革、新憲法の制定指示(日本国憲法)等を行います。
時が経ち冷戦構造(米ソの対立)が深まるとGHQの占領政策が転換します。冷戦の波がアジアにも及び、日本にアメリカ軍の戦略拠点としてソ連側の社会主義国の防壁を期待しました。そこで経済の再建を促し、再軍備(自衛隊)(←憲法に謳っている非武装と矛盾)を行うようにしました。
これらを機にサンフランシスコ条約にて日本は独立国としての主権を回復しました。この時に日米安全保障条約も同時に結ばれています。
経済危機にあえいでいた日本に、朝鮮戦争(朝鮮を舞台にした冷戦の代理戦争:現在も停戦中)の特需景気が起こり危機を救います。高度経済成長を果たし東京でオリンピックが開催される等、先進国の仲間入りをしました。
その後オイルショック等で経済は一時低迷しますがプラザ合意によるバブル経済が始まります。(貿易等で赤字を抱えたアメリカが日本に対して円高に為替相場を誘導→日本は円高不況→対策として低金利政策をとる→低金利で誰でもお金が借りられて資産の投機的売買が行われる→やがてその泡(好景気)がはじける。→失われた30年へ突入。)
そして、平成、令和へと時代は移り変わり、インターネットや携帯電話の普及等による情報革命が起こっており、世界を巻き込んだ激しい変化の中で現代の我々は考え歴史を紡いでいく一員として生かされております。

・おわり

最後まで読んで頂きありがとうございました。以下の資料を参考にさせて頂きました↓

一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書
公立高校教師YouTuberが書いた · 山崎 圭一



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