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  • 建築の歴史ざっくりまとめ(西洋)

    西洋の建築史をざっくりまとめております。

最近の記事

アジアの歴史(インド)

前回のアジア編(中国)に続き今回はインドの歴史を扱います。 中国に並ぶ大国であり、歴史的にも多くの物を生み出してきてアジア世界に多大な影響を与えてきました。今後経済成長を遂げて世界の中で大きな存在感を示していくことは間違いないと思います。そのインドがどんな歴史を歩んできたかを簡単にまとめてみようと思います。 宜しくお願いします。 ・インドの地理 ・ユーラシア大陸中央南部に位置し広くアジアやヨーロッパと接している。 ・国土面積は世界で7番目に大きく日本の9倍弱の大きさをもつ

    • アジアの歴史(中国)

      お疲れ様です。 前回の記事では西洋と日本の歴史・建築史を扱ってきました。そして今後注目を浴びていくことになるであろうアジアの歴史(中国とインド、東南アジアをざっくり扱う予定です。)をまとめていこうと思います。 今回は中国のこれまでの歴史をざっくり扱います。宜しくお願いします。 ・中国の地理 ・中国(中華人民共和国)はユーラシア大陸東部に位置し広大な盆地、高原、台地、丘陵地帯、など様々な地理的特徴を持った砂丘等の多数の地形が見られる。 ・一般的に、西高東低の地形である。 ・

      • 日本の建築史(近現代)

        お疲れ様です。 前回の記事では近世(江戸時代)の建築史を扱いました。 前回の分をざっくり振り返った後、本題の近現代の建築史を扱おうと思います。宜しくお願いします。 ・前回のおさらい(近世の建築史について) 江戸時代は、前時代の戦乱の世とは一転して300年近く政権が交代しない安定した時代でした。外交も制限していた為国内の文化が成熟していきます。まずは現代の東京の下地となる江戸の大改造による都市化が挙げられます。また、庶民の暮らしが豊かになり多様化したことにより民衆の為の建築

        • 日本の建築史(近世)

          お疲れ様です。 前回の記事では中世(鎌倉時代~安土桃山時代)の建築史を扱いました。 前回の分をざっくり振り返った後、本題の近世(江戸時代)の建築史を扱おうと思います。宜しくお願いします。 ・前回のおさらい(中世の建築史について) 鎌倉時代_鎌倉を中心に武士達が政権を握る時代が続きます。寺院の復興や中国から禅宗が持ち込まれた事によって、それ以前の和様に加え、大仏様や禅宗様といった様式が広がっていきました。 室町時代_京都に幕府が移った為、京の貴族文化と武士の文化などが融合し

        アジアの歴史(インド)

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        • 建築の歴史ざっくりまとめ(西洋)
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        記事

          日本の建築史(中世)

          前回の記事では古代の建築史を扱いました。 前回の分をざっくり振り返った後、本題の中世(鎌倉時代~安土桃山時代)の建築史を扱おうと思います。宜しくお願いします。 ・前回のおさらい(古代の建築史について) 飛鳥時代は唐との交流が深く、仏教や都城制度などが入ってきて社会及び建築にも大きな変化をもたらしました。奈良時代になると仏教との深まりが更に強くなり各地に寺院が建立していきます。その影響を受けて神社建築も発展してきたと考えられています。平安時代になると、唐とは距離を置き文化・

          日本の建築史(中世)

          日本の建築史(古代)

          前回の記事では原始時代の建築史を扱いました。 前回の分をざっくり振り返った後、本題の古代(大和時代~平安時代)の建築史を扱おうと思います。宜しくお願いします。 ・前回のおさらい(原始時代(旧石器時代~古墳時代))の建築史 旧石器時代は各地を転々として移動する狩猟採集が主の生活をしていた為、洞窟や仮設の小屋を造っていました。 →縄文時代になると氷河期から脱し気候が安定するようになりました。食料が豊富に採れるようになった為、定住型の狩猟採集生活が可能となり、竪穴建物や掘立柱建

          日本の建築史(古代)

          日本の建築史(原始時代)

          前回の記事で日本の歴史の歴史をざっとまとめました。(原始時代(旧石器時代~弥生時代)、古代(大和時代~平安時代)、中世(鎌倉時代~安土桃山時代)、近世(江戸時代全般)、近代(明治~現代)と扱っています。) その歴史を踏まえた上で各パート毎に建築の歴史をまとめていこうと考えています。 今回の記事は、日本の始まり・原始時代(旧石器時代~弥生時代)の建築を扱っていきます。 ・日本の環境 まずは建築の成り行きを見る前に、日本がどのような地理的条件、自然環境なのかをざっとまとめます

          日本の建築史(原始時代)

          日本の歴史(近代(明治~現代))

          お疲れ様です。 前回は近世(江戸時代)をまとめて、今回はいよいよ近代~現代までを追いかけていきます。江戸時代のあらすじを簡単におさらいしてから本題に入ろうと思います。宜しくお願いします。 ・江戸時代のあらすじ 徳川家康が江戸に幕府を開いてから約260年その体制が続いた太平の世の時代のことを指します。最初期は体制を強化することに専念し大名や朝廷等を統制していきます。外交に対しても諸外国の侵入を危惧し鎖国を行っていきます。その後は国内の財政難等の対応に苦心していく中で大きな事

          日本の歴史(近代(明治~現代))

          日本の歴史(近世(江戸時代))

          お疲れ様です。 前回は中世(鎌倉時代~安土桃山時代)をまとめて、今回はいよいよ武士の時代である中世を追いかけていきます。中世のあらすじを簡単におさらいしてから本題に入ろうと思います。宜しくお願いします。 ・中世(鎌倉時代~安土桃山時代)のおさらい 中世は一言で言えば武士の時代でした。 (鎌倉時代)源頼朝が征夷大将軍に任命されて鎌倉に初めての幕府を開き朝廷に代わって政権を握っていきます。終盤に元寇によって大きなダメージを受けて、最後は御家人・足利尊氏の裏切り(天皇側についた

          日本の歴史(近世(江戸時代))

          日本の歴史(中世(鎌倉時代~安土桃山時代))

          お疲れ様です。 前回は古代(飛鳥時代~平安時代)をまとめて、今回はいよいよ武士の時代である中世を追いかけていきます。古代のあらすじを簡単におさらいしてから本題に入ろうと思います。宜しくお願いします。 ・古代(飛鳥時代~平安時代)のおさらい 国内ではヤマト政権が勢力を拡大していて、日本よりも先進国だった中国(隋・唐)から仏教や律令制度といった考えを取り入れて天皇を中心とした中央集権的な国家造りを進めていきました。ところが律令制が上手くいかず朝廷が手をこまねいていたところ力を

          日本の歴史(中世(鎌倉時代~安土桃山時代))

          日本の歴史(古代(飛鳥時代~平安時代))

          お疲れ様です。 前回に引き続き日本の歴史を追っていきます。 前回の原始時代(旧石器時代~古墳時代)をざっくりまとめると、次のような感じです。 氷河期は海面が低くて日本は大陸とひとつながりだったのが、縄文時代になると温暖化が進んで海面が高くなり(今よりも3~5mほど高く)人々は定住しながら狩猟採取の生活を送るように。やがて弥生時代になると大陸から稲作が伝わり九州~西日本を中心に広がっていき、身分の差が生じ権力者、小国が生まれ、その中でヤマト政権が勢力を拡大していく(古墳時代)と

          日本の歴史(古代(飛鳥時代~平安時代))

          日本の歴史(原始時代)

          お疲れ様です。 前回は西洋の歴史と建築史をざっとまとめてみました。 今回は日本の歴史と建築史をまとめてみます。西洋の時は歴史と建築史を交互に扱ったのですが、今回は歴史は歴史で、建築史は建築史でまとめて振り返ろうと思います。歴史の流れを踏まえた上で建築がどう変わったかを見れたら面白いかな、と考えております。 日本の歴史は、原始時代(旧石器時代~弥生時代)、古代(大和時代~平安時代)、中世(鎌倉時代~安土桃山時代)、近世(江戸時代全般)、近代(明治~現代)と分かれているので各パー

          日本の歴史(原始時代)

          西洋の建築史(近・現代(モダニズム))

          お疲れ様です。 前回までの記事で西洋の歴史及び建築の様式の変化を追ってきましたが、産業革命がもたらした技術の進歩と帝国による世界の統一化は社会及び建築にも大きな変化をもたらしました。 19世紀の産業革命に対して、建築家はまずは原初に立ち返ろうと新古典主義が展開し、やがて新しい技術に対する許容・反発を行いながら新しい理論・形態を模索する折衷主義を経て、今回扱うモダニズムが花開いていきます。 モダニズムは世界中に浸透し深化していく中で様々に分岐していくことになるのですが、今回は西

          西洋の建築史(近・現代(モダニズム))

          西洋の歴史(近・現代)

          お疲れ様です。 西洋の近・現代の歴史をまとめます。前回まとめた近世の歴史では大航海時代による植民地の拡大(世界の一体化)と産業革命等による欧米列強諸国の領土拡大や利害の対立が増していく様子を書いていきました。そして、いよいよ近代に入ると世界を巻き込む戦争が勃発してしまいます。今回はその様子を簡単にまとめていこうと思います。 ≪・帝国主義と世界大戦の時代≫ ・資本主義の発展と植民地の拡大 産業革命に端を発する資本主義の高度化は植民地を拡大し、様々な民族を支配する帝国主義に

          西洋の歴史(近・現代)

          西洋の建築史(近世②)

          お疲れ様です。前回の記事では近世の始まりに起きたルネサンスとマニエリスム(16・17世紀頃)を扱いました。今回の記事では後半の歴史(17~19世紀頃)の建築史を扱おうと考えています。宜しくお願いします。 ・バロック様式(17~18世紀頃) バロック様式は、まずイタリアで発展しヨーロッパ中に広がっていった。 この様式は、豪華な装飾、曲線的な形状、光と影の効果、そして神聖な空間の創造に重点を置いているのが特徴的。 各地で様々な変化を広げており以下の様にまとめられる。 ①イタリ

          西洋の建築史(近世②)

          西洋の歴史(近世(後編))

          お疲れ様です。 西洋の近世の歴史(後編)をざっくりまとめます。前編では「大航海時代」、「ルネサンス」、「宗教改革」といった大きな動きを扱いました。後編ではその後多くの革命が起こり社会が大きく変わっていきます。その流れをざっくりまとめていきます。 ・産業革命 まずイギリスが産業革命をいち早く達成し「世界の工場」としての地位を確立。それに続き他のヨーロッパ列強諸国も次々と産業革命を起こし販路拡大の為の海外進出政策をとるように。 産業革命によってヨーロッパの内部と外部に大きな変

          西洋の歴史(近世(後編))