見出し画像

【ロック】ストーンズが観たい!⑤

2024年のローリング・ストーンズの北米ツアーを観るプロジェクト。
ライブチケット、航空券、ホテル、そしてESTA申請を済ませて順風満帆の旅の準備と思いきや…。

1.CRAZY MAMA

「そういえば、母親が、もう使わない米ドルを持っていたなぁ…」
50代になった私といえども、母親は、いつでも頼れる存在である。
ミック・ジャガーやキース・リチャーズと同世代の母。
私が書いているnoteを楽しみにしているという。
ところが「ローリングストーンズを観る」という記事を読んで、激怒したらしい。
「妻子を放ったらかしにして、ひとりでアメリカ旅行なんて、はしゃいでるんじゃないよ!」と…。
さらに「もうnote記事なんて送らなくていいから。(ローリングストーンズを観る計画の連載記事を読んで)ムカついてしょうがない。いいね!だって押してやらなかった。」と…。
ずいぶんとした言われよう。
せっかく家族や会社へ「渡米の理解」を得ただけに、実母の大反対は想定外だった。
ただ、私の娘は、冷静に、こんなことを言った。
「おばあちゃんの言っていることは、正しいと思う…」

いくつになっても母は子供が心配?!

2.LADY GAGA

たとえ母が反対しても、もう渡米計画は始動している。
いまさら「取りやめる」わけにはいかないのだ。
気を取り直して、まずは「カタチ」から気分を上げていく。
原宿・竹下通りにある「ローリング・ストーンズ・ショップ」に言って、ベロのパーカーでも買って気分を上げよう。
しかし、目印の「赤ベロ・オブジェ」が見当たらない。
どうも、ローリング・ストーンズのショップは「旬」が過ぎたのか、事もあろうに、「レディ・ガガ」のショップに代わっていた。
せっかく千葉から原宿まで出てきたのに、そりゃないぜ、ベイビー。
ただし、注意深く、レディ・ガガの店のテナントビルを見ると、かつて1階に鎮座していた「ローリング・ストーンズ・コーナー」が、2階に移動されていた。
やれやれ、規模が小さくなって、2階に追いやられても、まだ、ストーンズのショップが存在していたのは御の字である。
原宿まで来た甲斐があった。
「HARAJYUKU(原宿)」と入ったベロ・パーカーを購入。
シアトル公演に行く際は、これを着ていきたい。

ストーンズの店が「ガガ様」に…

3.MOTHER LITTLE HELPER

渡米を前に、円安(ドル高)のニュースに連日、ヤキモキさせられている。
母が、米ドルを持っているのは、コロナ前に行った海外旅行。
高齢になる母は、「もう海外旅行にはいかない(行けない)」と言っていた。だから、手元にある「米ドル」を持て余し気味だった。
全部で200ドル。
ノドから手がでるほど欲しい。
しかし、私の単身アメリカ旅行に「大反対」されて、米ドルの件は、親子の間でタブーになった。
あの手、この手で、母から「200ドル」を貰おうかと考えたものの、いい歳をして、いつまでも「親のスネ」をかじるわけにはいかない…。
ストーンズのシアトル公演が5月15日。
直前のゴールデン・ウィークがラストチャンスである。
その日、鬼籍に入っている「父への仏前の花」を口実に実家に帰省。
ひと足はやい「母の日」も兼ねて、献花にカーネーションを添えた。
母もまんざらでもない様子であった。
そこで(ダメ元で)、再度、渡米の話を切り出した。
「もう決まっているなら、気持ちよく送り出してやろうじゃないの!」
そういって、ポンと200ドルの「せん別」を渡された。
母からのプレゼントは、この円安のご時世に「とても助かる」
「おみやげを期待しているからね…」
母は言った。
TシャツのサイズはMでいいのかと確認。
もちろん、ツアーグッズの「ベロTシャツ」を購入するつもりである。
ちなみに、今回の旅行記をnoteに書くつもりの私。
また懲りずに記事を母にも送ろうと考えている。

母との確執と和解?!

4.放蕩むすこ

いよいよ渡米に向けて準備が整った。
ローリング・ストーンズの北米ツアーも、4月28日の「ヒューストン」を皮切りに、スタート・ミー・アップ!
はやる気持ちを押さえらない。
友人たちに、シアトルまでストーンズを観に行くことを伝えた。
彼らからココロ温まるコメントをいただく。
「イチローによろしくと伝えてください。
そして、パイクプレースでたらふくサーモン食って、スターバックスで酩酊するまでコーヒーを飲んでください」(東京・O氏)
「ミックもキースも死んだら終わり。後悔だけはしたくないよね。私も10月にジャーニーを観に大阪まで行きます!」(沖縄・I氏)
「シアトルでストーンズ!!!!???もう言葉がでません。最高です。
いつか行ってみたいではなく、行けるときに、いや、行けないものなんてなない。行くんですよね」(横浜・A氏)
いよいよ、私は旅立ちます。
待ってろ、シアトル!
待ってろ、ザ・ローリング・ストーンズ!!

「ツアーパンプ・コレクション」が増えるのか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?