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相続について

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日頃、相続対策のご相談を受けている立場から、相続、遺産分割について感じる所を書きました。
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記事一覧

時には鈍感力も罪となる

以前高名な作家さんが、時には鈍感力も必要だと言う類いのエッセイを書いていたように記憶しま…

年長者を養子とする事は出来ないが、違反した場合でも縁組が無効になる訳ではない。

 こんばんは🌇 民法の勉強をしていて、とても気になったことがあり、完全に調べ上げて無いの…

戸籍法の改正について その②

 こんにちは。今回も戸籍の取得の記事です。  3月1日より戸籍を取得する手続き負担が軽減…

男性脳🧠と女性👩‍🍼脳〜一人占めとシェアの感覚

 こんにちは。日頃相続のご相談を受けていて、男性と女性の思考の違いに驚くこと、発見するこ…

民法 相続編を読む 3回目 第896条 ~被相続人の財産に属した一切の権利義務とは

 こんにちは。今回の「民法を読む」はだいぶ条文を飛ばして第896条を。 第三章の「相続の効…

戸籍法の改正について

令和6年3月1日、そう今年の3月より、「戸籍法の一部を改正する法律について」が施行されます。…

民法相続編を読む②民法第883条

今日は民法883条を読んでみます。「相続開始の場所」です。 「相続は、被相続人の住所において開始する。」とあります。 自分の話で恐縮ですが、私の義父が亡くなったとき、身内で詳しいものがいなかったので、相続手続きを手伝いました。急に亡くなったので、心構えが無く、慌てふためいたものです。 相続税の基礎控除枠の内外と推定される額の財産があり、相続税申告の準備をしなければいけない。いわゆる税務署からの「お尋ね」も死後2カ月程度で税務署から来ました。(は、早い、汗) 旅行中の事故に

遺言執行者の重い責任

 大まかに言うと、遺言書に書かれている内容を実現する(遺言書に書かれた財産の分割について…

やがて故郷を失う〜限界集落の存続問題〜誰が故郷を思わざる

 普段は楽観的な私ですが、相続の相談を受けていると少し暗澹たる気持ちになる時があります。…

年の暮れに思う

 こんにちは😃  私の住む関東地方では、季節外れの暖かい日が続きますが、いよいよ今年も残…

書評(相続関連本)相続コンサルのコツがよ~くわかる本

 現在の業務(金融機関において終活関係の相談を受け、提案する仕事)についてまもなく、大型…

マネーリテラシーと相続リテラシー

 2024年より新NISAが始まります。各金融機関がその口座獲得合戦の様相を呈し、宣伝も賑やかに…

遺言執行者はつらいよ その2 〜分割が難しい財産(金融資産など)

 同テーマの第1回目において、遺言執行の難しさ(事務面)について触れました。今回は更に具体…

コストへの過剰な意識が本質を見失う

 失われた30年によるデフレが継続したためか、人々の潜在意識の中に、サービスはタダや安くて当然だと感じている方が多いように感じます。(かく言う私自身もそうではありますが) 相続対策のご相談を受けていても、時折そのようなケースにぶつかります。 例えば子供たちや甥姪たちが不仲であったり、音信不通でご自身の財産を巡って揉める要素が高いと、相談者が意識されていても、いざ実践に移す場合の必要な実費、手数料をお話しすると二の足を踏まれるのです。 公正証書遺言作成の費用の実費となる戸籍