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年の瀬の寿司 第11話

 本記事は以下の記事の続きとなっております。こちらを読んでから本記事を読むことをおすすめします。

第4章

米の出来は...?

 少しふざけ終わり、ご飯が炊けるまで少し時間があったので、皿を用意したり、お茶を準備したり、テーブルの準備していた。そしてご飯が炊けた。ご飯の炊け具合を確認した。「ん?なんか水っぽくないか?」私はそう思った。どういうことだ?S.N君にも具合を確認してもらう。「これは寿司にしては水っぽいなぁ。」「マジかぁ」ショックになってしまった。せっかくの米がぁ!!!!!これでは握れやしない。一瞬海鮮丼にでもするかと考えたが、握りたいという意志のが強く、一旦こちらの米は置いておいて再び米を炊くことにした。幸いにもまだ半分米ははある。失敗した米は後で考えることにした。
 一応断っておきたいのだが、釜のメモリに寿司用のメモリがありそれに合わせて私は水を入れた。もちろん通常のご飯のメモリよりは水の量は少なくなっているはずなんだが。よくわからないことだ。
 
 因みに炊いた米の半分を試しに酢飯にしてみた。皿に移してーーよくある木のでかい器はなかったーー先に作ったお酢の調味料を入れてみた。お酢のいい香りがする。香りだけは良かった。ここで皿ではなく釜に入れて酢飯を作った方がやりやすいように気づく。だから酢飯の方とそうじゃない方を皿と釜、入れ替えてやってみた。やりやすかった。そこが深い方がやりすいことはわかっていたはずなのになぜ皿でやってしまったのか。変な落胆をした。(皿も極力そこ深いものを使ったつもりではあるが)

寿司の切り方

 S.N君は魚を切り始めた。彼はいかにも自分ならできますというような雰囲気を醸し出していたが、そうはいかなかった。最初確か鰤から切り始めていたが、切り身を見たとき、寿司が握れるような大きさではなかった。刺身で食べるようの大きさだった。彼はすかさず寿司の魚の切り方を確認する。「あぁ〜斜めに切るのかぁ。」寿司はシャリに乗っける(表現として正しくない気がする。)のでシャリより全体の面積が大きくないといけない。そのためには魚に対して斜めに包丁を入れなければならない。だが彼は縦に包丁を入れていたようだ。以降のサーモンや鯛、鮪などは斜めに包丁を入れてちゃんと寿司の切り方をしていた。
 準備不足のツケがやってきている。予習の部分が足りずこうなってしまったであろう。だが決してS.N君のせいではない。わたくがもう少し順序よく場所取りをしたり、動画を見たりして勉強していればよかった。

今回はここまで、次回もお楽しみに!
※ジョリーパスタ

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