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年の瀬の寿司 第10話

 本記事は以下の記事の続きとなっております。こちらを読んでから本記事を読むことをおすすめいたします。

第4章

初感覚(?)

 買い物から帰ってくると時刻は11:00くらいだった。やばい。ゲストたちは12:30に来る予定だ。後1時間半で準備をせねばならない。とりあえず私は酢飯、S.N君は赤だしの準備を始めた。
 酢飯はとりあえずまずは米を炊くところからだ。男6人分で1人爆食いのやつがいるので10合くらいたくことにした。炊飯器は5合までしか炊けないので半々で炊いた。もちろん時間がないので早炊きだ。大体40分くらいだろうか。とりあえず米を洗いセット。米が炊けるまで私は酢の準備に入る。酢に加え、砂糖と塩を混ぜる。10合分とあって大量の砂糖と塩を酢に溶解させるわけだが、粉末たちがなかなか溶解してくれない感じが謎に面白かった。混ぜていてこんなにもたっとした感覚は初めてだったのかもしれない。そしてなんとか溶解させた。
 ここで同時並行でS.N君は赤だしを完成させていた。意外にもすぐに完成していた。さらにきゅうりの浅漬けの準備もしていた。浅漬けは浅漬けの素に1時間つけるだけなので簡単だ。そして魚を切る作業に入ろうとしていた。

捻りやした

 まだ米が炊けるまでにまだ時間があったので私は机や座布団などのセッティングに入った。机はすでにほぼセッティングは完了している状態。まずは座布団だが、実際家には座布団はほぼない。だからまずクッションを座布団代わりにしようと考えた。ただクッションは3つしかない。ここで私は思う。ここはボケ時だ。残り3つはあえて変なことをしてやろうと考えた。
 まず一つ目はダンボール。買い物へいった時に品の一部をダンボールに詰めて持って帰ってきたのだが、それを平たくし座布団代わりにしようかという企みだ。まぁよくあるハズレ枠だ。二つ目はパイプ丸椅子。ヤマハ音楽教室の生徒の保護者が座っているでお馴染みのパイプverだ。これは家のドレッサーの椅子であるが、これを座布団代わりに(?)した。これは食べる時にかなり前かがみにならなければならず1番のハズレ枠かもしれない。三つ目は腹筋ワンダーコア(スマートの方)。家のリビングには誰も使っていないワンダーコアが置いてある。これを座布団代わりにした。これは背もたれがあるし尻も痛くならないので実質的な大当たり枠であろう。
これで席の準備は整った。そしてこの席はみんなが来てからどの席に座るかを決める軽いお遊びから始まることが決まった。
 非常にいらないことをしているが、これが私なのだ。S.N君も準備調理をしながらこれには笑っていた。捻れるところは捻る。それがProject.H

今回はここまで次回もお楽しみに!
鎌倉パスタ

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