見出し画像

年の瀬の寿司 第6話

 本記事は以下の記事の続きとなっております。こちらを読んでから本記事を読むことをおすすめします。

第3章

クリスマス・イヴお掃除大作戦

 さぁお掃除の時間だ。まず手をつけたのがリビングのちっちゃい机にある自分のものだ。大抵ここには妹のものが多量においてあるが、私のものを一部おいてあったので片付けた。後その机においてあったゴミなどは捨てた。そして机をどけ、さらに近くのソファを退ける。無茶苦茶汚かった。大きいゴミは回収して掃除機でちりゴミを吸い床を雑巾で拭いた。これには父親も手伝ってくれた。(見えないところなので掃除しなくていいとは思うが家族がやらないと不服そうだったのでやった。)
 次に床に敷いてあるマットが二つあるのだが、それを退けると、そこからまた大量のゴミが出てきた。ソファの下と同様の手順で掃除を続けていく。
その裏で母親はトイレと洗面所、なぜか妹は壁の絶対注視しないであろう部分のカビ取りを始めたーー最近妹はなぜかこのカビの部分には厳しいーー。
 床のマットが終わったら今度はエレクトーンの楽譜の整理を始めた。家にはエレクトーンは置いてある。弾くのは私と妹だ。だから楽譜も相当な数ある。これらが散らかっていたので整理ということだ。これ、大変だったのがまだ冊子の楽譜はまだ整理しやすいのだが、バラの紙の楽譜が大変だった。特に妹のアンサンブル用の楽譜。8人とかでアンサンブルする用の楽譜がバラバラになっているのを正しい順番に戻して定位置へというめんどくさい作業を4、5回繰り返す羽目になった。これは大変だった。
 これが終わると次はリビング全体と、廊下と玄関を掃除機でかけた。さらに念入りに雑巾で床も拭いた。壁の埃も拭き取った。この姿をみた母親は「真面目やなぁ〜」と嘲笑っていたが、母親の心意がイマイチよくわからなかった。
 云々かんぬんあり、掃除は一旦一区切りついた。その時刻は大体15:00くらいだっただろう。掃除を始めたのがニチアサが終わってすぐだったので大体5時間くらいぶっ通しでやっていた。これには家族皆疲れていた。そして母親は言う。「掃除頑張ったご褒美にブロンコビリー行こかぁ」いや許可降りやんのかいと心の中で突っ込んではいたが、まぁとりあえずこれにて一旦お掃除は終わり、美味しいお肉を食べることにした。

揺らぐ心情

 ブロンコビリーで食事をしているときに「まだやっていいとは言ってないでなぁ」この言葉を散々浴びせれていた(当日までこの言葉は浴びせられた)。そのせいもあってか焦燥感が強くなった。仮に向こうの側が冗談として言っていたとしてもこちらとしては笑えないジョークだ。そのこともあり、今回の参加メンバーに頓挫の危機も伝えていた。
ただ両親が仕事でいない、妹も外出の予定があるので家には私1人の状況、強行突破でやってやろうかとも考えたりしていた。そして時は開催前日になった。

今回はここまで、次回もお楽しみに!
※下手くそな自炊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?