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SQ-1でヒャッハー!

迷ったら買え

electribe2 samplerを手にしあれこれやっていると、どうにも似たようなフレーズを作ってしまう。

フレーズも然り、リズムもどこか似通ってしまい、何かこう電子音楽が持つ自由さを作れないでいた。

また、グルーブボックスが故の「仕込み」が曲の展開を難しくし、もう少し即興性が欲しいと考えているところでSQ-1を目にする。

存在はシンセを始めた頃から知ってはいたが、当時の自分には必要性を感じていなかった。

そもそも、あの手のシーケンサーがどういう機材なのかを知らない。もし、2-3万円だったら手を出さなかっただろう。

1万円台で買えるなら失敗してもいいかな。そう思える価格設定がSQ-1への扉を開けさせた。

こいつがシーケンサー

CV/GATEが2系統出力できMIDIでも出力ができる。それでいて小さい筐体はガッシリと力強い。小さいツマミは手が大きい俺には大変だが、サイズがSQ-1の魅力。

電池駆動でUSBからも電源供給が可能。16ステップを1つの出力と、8ステップを2つの出力と切り替えることができ、KORGお得意のアクティブステップもある。USBとPCを繋げばDAWのソフトシンセも鳴らせる?試したことがないので、そこ含め細かい仕様はもっと詳しい人の記事を読んでくれ。

機能はかなり充実しているようだが、C3以下のノートが吐き出せないのが人によっては物足りない点か。それでも値段のことを考えると、落合政権時代の中日ドラゴンズの助っ人外国人並のコスパである。

さあ、まずはどいつに繋いでやろうか。ここは同じKORGで繋ぐとするか。volca bassと合体だ。

これだわ

本当に、繋いで鳴らした瞬間にそう思った。俺の遺伝子や育ってきた環境、10代の頃にハマったパンクロック、かっこつけて聴いていたUKやオルタナなどなど、そういった素養を全部無視してくれた。

川がただただ流れている。そこに石を置けば水の流れは変化する。自分の意志は存在するのに、それ以外の力もそこにある。楽器を演奏するとは違う世界がそこにある。

延々と鳴らすことができるSQ-1は小さなモンスターであり、自分の凝り固まった価値観を解してくれる最高のアイテムだ。

友達の家に持って行って触らせたら「この値段なら使わなくなっても構わん!」と豪語しながらその場でネット注文していた。しまいにゃ2台欲しいと言い出す始末。

volca 初代3兄弟とSQ-1

俺が勝手にこう呼んでるだけだが、volca beats, bass, keysを初代3兄弟と位置づけている。

どれがケンシロウで、どれがラオウでトキでとは決めてない。「ジャギはどこ行った!」と熱い想いを持っている北斗の拳ファンには申し訳ないが、彼は特別な存在だということを理解して欲しい。

で、どう繋ぐかだが、beatsには繋いでも意味がないのでbassとkeysにMIDI接続する。星型スプリッターを使いMIDIを分岐させる。bassとkeysのMIDI Ch設定は忘れずにしておこう。

SQ-1は8ステップを2つ出力するモードで動かせば、bassとkeysがSQ-1の上下でシーケンスが機能してくれるのだ。beatsにはSQ-1のSyncを繋いで、3兄弟のテンポを合わせる。

そんなこんなで撮った動画がこちら。

この頃はGarageBandで録音したのをそのまま使っているので音圧が弱い。それでも機能面はわかってもらえると思う。あと、まじで延々とプレイしてしまう。気づいたら9分超えていてビックリ。

同じようなことを書いてる人が多数いて、これはもう、そういう機材だと思って差し支えない。ちなみにミキサーはTASCAMのカセットMTRを使っています。ミキサーも沼ですよね・・・。

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