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KORG DS-10というソフトシンセについて

人生初のシンセサイザー

コロナ禍になってから電子音楽を始めたと一番最初の記事に書いたが、シンセサイザーを買ったのはだいぶ前。それがKORG DS-10というNintendo DSのゲームソフトだ。

当時なぜ買ったか思い出せないが、買ってしばらく遊んでいた記憶はある。結局ポイントをつかめず、半年くらいで飽きてしまった。

そして、電子音楽を始めた今、そういえばKORGのソフト買ったよな・・・まだあるかな?と思い出し、部屋を漁って発見、再度触れてみることに。

KORG DS-10

コンセプトはMS-10

本物のMS-10に触れたことがないので違いはわからないが、このソフト自体が良く出来ている。

2オシレータでシーケンスを組み、それを1パターンとして複数作ればチェインで演奏できるソング機能。さらにはパッチングもシュミレートできるし、タッチパッドはカオスパッドやカオシレーターとしても機能する。

ドラムトラックも用意されているので、これ一つでテクノできます。もちろん音はいじれるし、パッチング出来るから即興で展開できます。ミキサー機能もあるからトラックの抜き差しもお任せください。

KORGが変態だとは気づいていたが、ド変態だったのね。

適当に遊んでみよう

DSならではのタッチペン操作が面白い。MIDIロールのようなシーケンス画面をペンでさっとなぞれば入力されるので、適当にフレーズが作れてしまう。

そして、ゲームソフト故かコンプがめちゃ効いてるので、結構やばい音圧が出る。キックもいい感じだ。

ただ、ゲーム機を使うので他の機材との同期は難しい。クリック音を作り出してSync同期させるという技もあるようだが、なかなか大変そう。

とりあえず遊んでる動画を撮ったので、見てもらうと何となく分かると思う。monotronを繋いでいるが、そこは気にせず見れるはず。

後継機もあるよ

どうやら好評だったようで、その後に「DS-10 plus」、3DSから「DSN-12」「M01D」とソフトウェアシンセが発売されている。これらはゲーム機本体の販売終了に合わせ、もう取り扱いはないようだがDS-10はiOSのアプリになって再販されている。

Nintendo SwitchからはKORG Gadgetが出ていて、より充実した内容になってるようだ。これは近いうちに購入してレビューでもしてみることにしよう。まあ、探せばそんなのたくさん出てくると思うけど。気になってYouTubeで調べると色々出てくる。

ってRTAまであるのかよ・・・


これらでライブが出来るかどうかはわからないので、遊びの範疇を超えないと思う。データの書き出しもできないし、制作のツールとしても厳しいか。

ただ、PCを起動してマウスでポチポチとやるよりも直感的だし、大雑把でよくね?と気楽に触れる雰囲気がとても好印象。

こういう遊び心はKORGならではだなぁ、と思うのでした。

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