『言霊学』日本滅亡を未然に防いだ御聖断の話。
ハラヨミ通信「記響-フミユラ」では『情動リテラシーの向上』(情動活用能力の向上)を基に、「心と生活の話」と「言霊学」の2つを配信しています。
なぜ「情動リテラシー」が必要なのか?
それは『生き残っていく為』ですが、以下の記事を通して3つの理由を述べています。
今回は「言霊原理隠没・同床共殿の廃止」についてです。
「言霊原理隠没・同床共殿の廃止」がなければある意味私達日本人はとっくのとうに滅亡していたかもしれないのです。
「言霊原理」による道徳政治から原理隠没について古事記と言霊にはこう書かれています。
とあります。
上記の内容は一般に言われている・・・一般人に「教育されている」歴史観とは少し違う内容であることがおわかりかと思いますが、本当の歴史がどうのこうのと言いたいわけではなく「言霊原理隠没」と自身の心を照らし合わせ「言霊原理隠没・同床共殿廃止」の構造を体感していこうというのが本記事の趣旨になります。
「言霊原理」からの道徳政治というのは音図でいう「アイエオウ・天津太祝詞音図」となります。
その「アイエオウ・天津太祝詞音図」が展開、組まれた世相というのが言霊原理を通し『道徳政治』によって運営されていた世界になります。(縄文が~とか、かつての世界は~、みたいな部分です。)
言霊原理の政治の香りが残っていた時期について古事記と言霊ではこう説明されています。
そういった道徳政治によって展開・運営されていた時の音図の主な音図の配列が「アイエオウ・天津太祝詞音図」となるわけですが「言霊原理隠没」「同床共殿廃止」という時代の流れのなかで「言霊原理」はお隠れになり(岩戸隠れ)像法、末法の精神荒廃の時代が訪れることとなります。
この像法、末法の世界を表す音図が
「アイウエオ・天津金木音図・産業」
「アイオウエ・赤玉音図・科学」
です。
そして
「ウオアエイ・宝音図・宗教」
が、荒廃する精神緒慰めとして太陽の代理人の「月」のつとめています。(宗教、スピリチュアル、霊能関係、哲学、思想など)
これが現代です。
なぜこうなったのか?については
と、あるように「物質文明の促進」が関係しています。
「アイウエオ・天津金木音図・産業」的思考、「アイオウエ・赤玉音図・科学」的思考を中心にした私達は現在、地球文明として「量子力学」や「発電」「新幹線」や「飛行機」などの技術的発展を行うこととなりました。
こうした成り立ちがあることを確認したうえで「言霊原理隠没・同床共殿廃止」に関わる心の構造をお話していきます。
言霊原理隠没・同床共殿廃止と私達の生活の関係性
「言霊原理」による道徳政治が中心となっていくなかで「言霊原理」が隠没したのはどういうことなのか?
図にしたのがこちらです。
「言霊原理」による道徳政治「アイエオウ・天津太祝詞音図」の主軸である『エ』という母音が、産業活動の「アイウエオ・天津金木音図」に切り替わったとき『エ』の位置が中心からそれて『下のほうへ沈む』ということが起きます。
これが『隠没』にあたり、下に沈むというのは『埋める』をこと指します。
ここで「日本昔話・花咲かじいさん」にでてくる犬(イを縫う者)の
「ここほれ、わんわん」
が関係してくることになります。(枯れ木に花を咲かせましょう→枯れ「氣」に花を咲かせましょう)
「隠没」は、科学的活動の「アイオウエ・赤玉音図音図」にも言えます。
図にするとこうなります。
道徳政治を構成するとき中心となる「エ」は、「アイオウエ・赤玉音図・科学」となったとき「エ」は一番下にくることとなります。
「一番下に埋められる」ことになるのです。
こうした構造をふまえて自分の道徳心がどこにあるのか?を自身で確認しながら「言霊原理隠没」「同床共殿廃止」を体験していきましょう。
あなたはある日、あなたの宝物を盗もうとする「強盗」が家の敷地内にいることを見つけました。
その時のあなたの心の中の道徳心は「どこ」にいるでしょうか?
強盗に対し「道徳心」があった場合、お茶の一杯でも出して「何が欲しいねんと聞きながら欲しい物を差し出し、次、困っている人を見かけたら助けてあげなさい」みたいなことを言えると思います。
しかし現実どうでしょうか?
強盗を発見した場合、被害にあわぬよう動き「警察」に連絡をして強盗をこらしめる・戦う・逃げるという行動を選択することとなるでしょう。
この行動は産業的活動でもあり、生存欲求に通じる「アイウエオ・天津金木音図」による心の動作と現象です。
そこには「自己保身と攻撃」という心が秘められており強盗に対する道徳心など「微塵もない」ことが体感できると思います。
まさに「生き残りの音図・アイウエオ・天津金木音図」となります。
ということで言霊原理に通ずる道徳政治を構成する『母音エ』が下に隠れることとなり「隠没」します。
これは科学の世界にも通じてきます。
優秀な論文や研究が過去の研究内容をぬりかえていくように優秀なものを採用し、優秀でないものを排除する流れの中に『道徳心』は一切ありません。
よって道徳政治を構成する「母音エ」が一番下に埋まることとなります。(隠没)
また、「オ」から展開される科学は学問の世界でありこの学問という属性の中に「法律」が関係してきます。
道徳心(エ)が欠落し法律と(オ)その心に欲(ウ)が絡むことで『法律さえ守れば何してもええやろ、法律を利用すれば何してもええやろ」という判断を起こすことになります。
(「法律なぞ知らん」は特にアイウエオ・天津金木がでてきます)
これが現代に蔓延する『病気』ですね。
この構造を通して「道徳心」が消える、下に埋まる(エが下に来る)ということを起こしてしまい『精神の荒廃』が起こることとなります。
ではなぜその『精神の荒廃』が起きてしまうことを政策規模で行ったのか?
それは先ほどお伝えした「物質文明の促進」でありますが、この「物質文明促進」の中には「保存・継承」が強く働くこととなりこの「保存・継承」がミソとなっているのです。
言霊原理隠没・同床共殿廃止によって精神の荒廃が起きる世界は音図でいうところの「アイウエオ・天津金木音図・産業」が中心となるわけですがこれは『勝負事、戦争』も表すことになります。
戦争を仕掛けられても対応できるようにすることが「アイウエオ・天津金木音図・産業」の役目でもあります。
想像してください。
同床共殿廃止がなく言霊原理の香りがする道徳政治がずっと続いていた場合、我が国は戦争に対応できたでしょうか?
直近で云う「第一次世界大戦」や「第二次世界大戦」はどうなっていたのでしょうか?
今の私達はどうなっていたのでしょうか?
ということです。
戦争の音図でもある「アイウエオ・天津金木音図・産業」は目には目を、歯には歯をというようにチカラとチカラで場を拮抗させる効力を持ちます。
また、生存欲求をはたらかせる音図であることから、「蓄財」「備蓄」「長期保存」「人材の育成・教育による継承」「日本語の保持」という現象を起こすこととなります。
「血は流れるが、滅びることはない」という状況を作り出すことが可能となる音図がアイウエオ・天津金木音図でもあるのです。
だから私たちは今、現在のような生活ができています。
つまり、言霊原理隠没・同床共殿の廃止がなければ「今の私達はない」と言っていいでしょう。
今回はこれくらいで。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ハラヨミ通信「記響-フミユラ」
諒太
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