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バズらない文章に注目が集まる時代が来ている

パラダイムシフトは上の世代がいなくなって起こると聞きます。ヤスです、こんにちは。


文章を書くことについて述べておきながら、はて、大勢の人に読んでもらうのは価値があるんだろうかとも思っています。


いや、スキがたくさん付かないからの負け惜しみではなくて。もしかしたら前時代的ではないのか、と。


ひと昔のまえの社会は「まわりと同じ」に何より価値がありました。手作り品よりも大量生産されたもの。テレビはみんなと同じ番組を見ないと話題についていけない。テレビゲームもそう。ドラクエかFFかで争っていました。


友だちと同じ服を着て、同じ場所で食事をし、同じ本を読み、同じものを楽しみ、同じ人生を歩むのが「理想の人生」だったのです。レールから外れるのは負け組と非難されるありさまで。


マイナーよりもメジャーに価値がありました。


プロ野球にまったく無関心の私は小学生の時、友人たちが盛り上がるタイガースがどうしただの、ジャイアンツが負けた勝っただの、ほんとどうでもよかったのです。輪に入れないから女の子と仲良くするしかなかったんです。モテの原点ですね。


そもそも私は人と同じことをするのがキライでした。当時はマイナー派なのでオタクでした。


今の社会は「マイナーにこそ価値がある」にシフトチェンジしています。


小学5年生の息子に聞きました。「学校のクラスでなんのテレビ・スマホゲームが流行っている?」


答えは「なんにも流行っていない。みんなバラバラ」だそうで。ゲームはせいぜい2.3人で楽しんでいるみたい。休み時間に大勢でサッカーをしたりはしてますけどね。


そう考えるとSNSでたまに起こる「バズ」は私たち40代や50代がメインになって起こしていると思うんです。


このまま時代が進んでいくとバズ現象は減っていくでしょう。いつの時代も「共感するもの・こと」はもちろんあるんだけど、バズの媒体が多様化するせいです。今はSNSの媒体が少ないですから。今後は増えるでしょうね。


出版社の人に話を聞くとやはり言います。「最近は本が売れない」


若者の読書離れではないと思うんですよ。読む人は読んでいます。読書離れしたのは、大人です。電車に乗るとわかりますよ。みんなスマホを見ていますから。


昔は数少ないエンターテインメントのひとつが読書であっただけで本を読むのは少ない選択肢のうちの1つです。


今はエンタメが多いですから「あの頃のヒットをもういちど」を考えるより視点を変えるのがいいかもしれません。というかほとんどそうなっています。


大ヒットを狙うよりもマイナーな商品(サービス)を高単価で売る。


「バズを起こせる文章の書き方」は今後、衰退していくかもしれません。「読みやすい・伝わる文章」は需要はひきつづきあるとは思うのです。


お読みいただきありがとうございました。


[写真協力:さちわ]
[サロン開始から1015日]
[1174字]

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