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私の最終回はいつだろう

 
花王の広告が、なんだかググッと泣きそうになって。泣いたかも。

次男の幼稚園の送り迎えを思い出したんです。最後の登園日。幼稚園の靴箱の前でいつものように門の前で見守っている私に手を振る次男。その姿が教室に消えた途端、私、泣いてしまったんです。「あー、今日でもう終わりなんだ」って。日常が終わる瞬間。その日の晩はカミさんに登園時の話をして、黒糖焼酎ロックを飲みながらまた号泣しました。
 

やー、別に良いパパってわけではないですよ。「めんどくせー」と思いながらカミさんとかわりがわりに送り迎えをしてましたから。
 

でもね、習慣になった日常が終わってしまうのは、もうこの人生で二度と経験できないと思うと、心が泣くのです。心だけじゃないね。リアルに泣く。私は涙腺がよわいのです。
 

最後の登園や卒園・卒業式の場合は、あらかじめその日が分かってるから覚悟はできますよね。冒頭にあげた「あー、あの日が最終回だったんだ」は唐突にやってきます。
 

「あぶないから手を繋いで」と子どもと並んで歩く時。いつのまにか手を繋がなくなる。あー、もう終わってたんだ。
 

子どもと並んで歩いて買い物に行く。いつのまにか人目を気にして距離をとるようになる。あー、手を繋がないどころか、横にも来ないんだ。
 

休みの日に「お父さん、今日は何してあそぶ?」とウキウキ顔で聞いてきていたのに、それを私は(はぁ、自分の時間が欲しいのに)と思っていたのに、いつのまにか友だちと遊びに行ったり、クラブ活動で家にいなかったり。あー、もう遊んでくれないのかって。
 

最終回は唐突にやってきて、そして気がついたら「あの日が最終回」だったりします。
 

子どもの話をしましたけど、それだけに限らないよね。おじいちゃんとかおばあちゃん。あの日、いっしょに食べたご飯が最後だったなんて、わかんないもんね。そろそろ親がそうだよなぁ。いやだな。
 

日常はいきなり終わる。
 

だから、私たちは「ありきたりな日常」をしっかり書いておいたほうがいいと思うのです。誰のために?うん、自分のために。自分のためだけに。ときどきそういう記事を書いてもいいと思うのです。だって日常は永遠ではないのだから。
 

今日も読みにきてくれてありがとうございます。記事は時間をアルバムにしてくれる。ヤスでした。
 

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