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最近のあれこれ(ドラマチックな出来事とか人としての深みとか)



ドラマチックな出来事

17年前、保育学生の時に若松区の児童養護施設で施設実習をさせていただきました。

当時、実習が終わった後には学生から施設へ“手作りのお土産をプレゼントする”という習わしがあったのですが、自分は何を思ったのか筆ペンで自作の詩を書いて贈ったんですよね。笑

Googleフォトを見たら、写真に残っている一番古い筆文字で書いた作品がこの詩でした。

ただの実習生が書いた詩をもらっても扱いに困りますよね。自分自身とっくの昔に処分されているだろうと思っていました。

でも、数年前、その詩が綺麗に額装されて今でも施設に飾られているということを知りました。

そしてですね、今月その若松児童ホームに訪問してライブペイントをさせていただくことが決まりました。17年経って、今度はプロとして大きな紙に絵と詩を書きます。こんな嬉しい伏線回収はなかなかないですね。

時間の経過でしか作れない物語やドラマってありますよね。
10年以上活動を続けてきたからこその再会とか出来事が最近ほんとに多いんですよね。人生ってよく出来てるなと思うわけです。

「前へ」2015年くらいの作品


人としての深み

話は変わりますが、
先日、専門学校時代の恩師と電話で1〜2時間くらい話したのですが、会話の中で37歳になったことを伝えると「なんか落ち着いたね。そろそろ人間としての深みが出てくる歳やねぇ。」と先生がポツリ。

確かに、この年齢になって、
背負うものとか、抱えるものとか、責任とかどんどん増えて、楽しいことと同じくらい悩みごともあって、生きていくだけできついなと思うことも多々あるけど、それも全部ひっくるめて「人としての深み」になってるんだと思ったら、背負えるもの全部背負って生きてやろうと思いました。

恩師の一言はいつも核心をついて響くからすごい。

作家としてアトリエを構えてからは10年。
目先の利益にとらわれず(時々迷子になってたかも)に活動の半分は種蒔きに費やしてきたと思うので、これからの10年はいろんな場所で生えてきた芽を大切に花や果実に育てていく10年にしたいなと思います。

人間としての深みと同じで、覚悟と責任を持って創作と向き合ってきた時間が作品の深みになるのだと思います。

自分は、批評する側ではなく、作り続ける側の人間でいたいです。


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