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歌が上手な人、下手な人

今回は、概念のお話をします。


1.歌が上手な人
あなたは歌が上手な人と言えば誰を思い浮かべますか?
最近流行りの歌手だったり、知名度はあまりない方だったり、身近にいる知り合いや友人だったり、それぞれの世代の有名人だったり、色々な方がおられると思います。

ここでテレビ番組で取り上げられたこのランキングを見てください。

引用元 https://r-news.net/newsarticles63905

これは音楽大学の声楽家に通っている学生さんたちが選んだランキングです。
自分が思い浮かぶ歌手もいればいなかった人もいると思います。

次にこちらをご覧ください。

引用元 https://yozawa-tsubasa.xyz/690

これはボイストレーナーや、ミキサー(mixと呼ばれる音源を作ったり加工したりする作業をする人)、音響エンジニアの方達が選んだランキングです。
※このランキングは少し前のものになります

共通して名前が上がっている人もいれば片方にだけ上がっている人もいます。
歌が上手いというのは、音程だったり、発声の技術だったり、テンポやリズム
その他、グルーヴ感など様々な要素があります。

2.歌が下手な人
歌が下手だと言われる人の大半が音程。次点で発声。
この2つの向上に努めるだけで世界は変わります。

また、音程が合わない、ピッチが悪いと言われる理由として、大きく分けて2つあります。
1つ目は、”音が分からない”という理由です。
例えば、歌いたい曲があっても聴き込みが足りず音程を覚えていないと歌えません。音程を覚えていてもその音がどれぐらい高いのか、低いのか分かっていないと歌えません。

2つ目は、”音の出し方が分からない”という理由です。
音を理解していても出し方が分からなければ出せません。
体のどこを使えばいいのか、どういうイメージを描きながら発声しているか。

人間とは、チューニングのいらない楽器
という言葉がよく使われますが、人間は音を理解し、出し方を理解し、実践することで楽器と同じように自由に音を奏でるのです。


そして、最後にもう1つ。
話は少し横道に逸れますが、声質。
声質というのは個性です。自分はこれが1番大きいと考えます。
というのも、歌を歌う際に誰に聴かせるのか、誰に聴いて貰うのか。
専門家に向けて歌う機会はあるかも知れません。
しかし「誰かに届けたい」「誰かを感動させたい」「誰かを元気づけたい」「誰かの救いになりたい」
前述の技術はあくまで技術。
極端なことを言うと、個性と技術は別物です。
どちらを優先するか、どちらに重きを置くか。
歌が上手な人は自分の個性を活かした歌い方をします。
歌が下手な人は自分の個性を殺した歌い方をします。
低音が得意な人は低音に強く、高音が得意な人は高音に強く、自分の声がより魅力を持つように歌い上げます。

ここで自分が実際に講師の先生に言われた言葉を紹介します。
「個性がある声というのは、いわゆるセンスである」
「技術というのは、いわゆる努力である」
歌の基礎をいくら積んでも、センスがある人が基礎を身につけたら太刀打ちができません。
その時、センスがある人に勝るためには技術が必要となるのです。

Mr.Childrenのvo.桜井さんが音楽関係者に「声に特徴が無い」と言われ
わざと喉を潰したのは有名な話です。
決してこのやり方を推奨している訳ではなく、歌が上手くなるには技術が必要であり、技術次第で個性を活かすも殺すもできるのです。

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今回は概念についての話をさせて頂きました。
敢えて抽象的に言葉を選んでいるので、分かりづらかったら面目無いです( ;∀;)
ただ、歌が上手くなりたいと考えている方へ、少しでも参考になれれば幸いです。
あくまで優先順位の話をしたまでで、個性を活かすために技術を身につけ、技術を磨くことで個性をより強い個性へと伸ばしましょう。








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