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百会のツボの取り方

百会というツボは世間一般に広く知られているツボの 1 つかと思います。

頭のてっぺん付近にあり誰でも簡単に刺激できます。

西洋医学的に考えても、自律神経の調整に使え、

肩こりや不眠、眩暈や頭痛などにも応用のきく便利なツボです。


中医学的に解釈すると、

百会は名前の通り色んな経絡が循って会う陽中の陽のツボです。


肝火が上炎したり、

熱がこもったり、

気を降ろすことが出来ていない場合などに

百会に反応がでます。

刺激の仕方としては、

熱を散らすためならトントンと叩くだけでも良いのですが、

鍼を使わないのであればやはり、

長軸方向に真っ直ぐ指圧をある程度の時間かけてあげるのが、良いです

ある程度の時間というのは、

指圧した指先の感覚がフワッとするまでですね。

上手くいくと気がスッとおりて、

緊張しやすい方の肩こりなんかもスッと楽になってくれます。

重要なのは、

百会をどこにとるか。です。

教科書的には鼻先と両耳から引いた線が頭頂部で交わる点にとるのですが、

その周辺の熱感があって凹んだところに取るのがポイントです。

陽中の陽で実の反応が出やすいところなので、

盛り上がっていそうなイメージですが、

百会が治療ポイントになるくらいの方の百会は

陽に陽が重なって逆に凹んでいることが多いです。

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