プレイリスト:Pop!

好きで作っているプレイリスト、今度は気分を上げてくれる10曲を選びました。
ジャンルとしての「Pop」というより、弾ける感じのイメージで。
元々はギターが主役の曲でまとめようとしたので、その傾向強め。
大好きなものばかりなので、個人的には感情も昂り、汗もかいてしまうぐらいなのですが、皆さんはどう聴きますか?
全部で約32分です。


【プレイリスト】


1. The Raspberries “I Wanna Be With You”『Fresh』(1972)
2. The Supremes “You Can’t Hurry Love (mono)”『The Supremes A’ Go-Go』(1966)
3. The La’s “There She Goes”『The La’s』(1990)
4. Prefab Sprout “Carnival 2000”『Jordan: The Comeback』(1990)
5. Fairground Attraction "Perfect"『The First of a Million Kisses』(1988)
6 .Middle Kids “Highlands”『Faith Crisis Pt 1』(2024)
7. The Replacements “I’ll Be You” (Matt Wallace mix)『Dead Man’s Pop』(2019)
8. Janelle Monáe “Make Me Feel”『Dirty Computer』(2018)
9. Japanese Breakfast “Be Sweet”『Jubilee』(2021)
10. SOAK “Everybody Loves You”『Grim Town』(2019)






【一言解説】

1.The Raspberries “I Wanna Be With You”
エリック・カルメンによる目一杯の歌が勢いある。途中からホーンも加わり、さらに音が分厚くなる。

2.The Supremes “You Can’t Hurry Love”
数々のポップスターを輩出したレーベル「モータウン」から。ダイアナ・ロスの歌い回しが軽やか。
アップテンポでリズムが強調されながらも、歌詞は優しく教え諭すような内容で、対比的になっているところが面白い。

3.The La’s “There She Goes”
ザ・ラーズ唯一のアルバムから。この世にある最も完璧なポップソングの一つ。
余計な一言かもしれないが、私見ではビートルズのソングライティングに最も近づいたのは、このリー・メイヴァーズだと思う。

4.Prefab Sprout “Carnival 2000”
ポップソングの領域で優れた作曲家となると、プリファブ・スプラウトのパディ・マカルーンも筆頭に挙げられる。
(当時から見て)来るべき西暦2000年を目前に、祝祭感覚が横溢している。
「生きとし生けるものは生まれては死んでいくけれど、生命は否定されえない
愛は生じては滅していくけれど、愛は全てを凌駕する」
力強い肯定に、聴くたび目に涙が浮かんでしまう。

5.Fairground Attraction "Perfect"
たった一枚のみアルバムを残し解散したフェアグランド・アトラクション。
時代に迎合せずアクースティックな音作りを貫いて、古びない音楽を生み出した。
「あまりにも多くの人たちが 二番目に良いものを選んでしまう
だけど私はそれ以下のものを取るつもりはない
そう、完璧なものでなければ」
ちなみにバンドは35年の時を越えて復活し来日公演を行うが、チケットは即完している。

6.Middle Kids “Highlands”
ミドル・キッズはオーストラリアの3人組ロック・バンド。出たばかりの新作から。
特に突き抜けているこの曲は、私にとって今月のベストソング。さらに、実は今回のプレイリストを作るきっかけにもなった。

7.The Replacements “I’ll Be You”
リプレイスメンツは知る人ぞ知る愛すべきバンドで、どこか影があり、ほの哀しいところに惹かれる。
「少しの間、君は僕になり、僕は君になる hey!」という最後の箇所が好きすぎて何回でも聴いてしまう。

8.Janelle Monáe “Make Me Feel”
女性か男性かにこだわらない性自認を公表しているジャネール・モネイが、性愛を高らかに歌い上げる。
やや過激な音作りも耳を引くし、見事な構成で高揚感がある。

9.Japanese Breakfast “Be Sweet”
ミシェル・ザウナーの実質的ソロ・プロジェクトであるジャパニーズ・ブレックファスト。
彼女の可憐な声で「優しくしてね」と歌われると、そうだよなぁ優しくしないとなぁ、と心の底から思う。
恥ずかしくて今まで言えなかったけど、2021年で一番好きだった曲。

10.SOAK “Everybody Loves You”
最後を飾るソークは”soul"と"folk”をかけ合わせたバンド名。でもやはりソロ・プロジェクトに近い。
例えば野外フェスとかで大合唱が起きてもおかしくないような、これも肯定感が満ち溢れている楽曲。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?