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ベストバイ2022

2022年は変わりゆく事を感じる年だった。少しづつ行動制限の緩和や働き方や人付き合いの変化を体感するような日々だった。ミニマリズムとシンプルで美しいモノが好きという本質的な感性は変わらないけど、年々知識やライフスタイルは変わっていく。そんな私が選んできたものを書き起こすことで自身の変化も感じている。

何かを手放し、何かを取り入れる。
手に持てるものはそんなにも多くはないのだから、しっかりと吟味して心を満たすものだけを取り入れたい。

部屋編が15つと体験編が2つ。

部屋編
1. Brass Oil Burner / Aesop 
生活をする上で大切にしていることがある。それは適度な香り。
イソップの数少ないインテリア小物製品の一つである、ブラスオイルバーナーを購入。香りの出方が丁度良い。
そして真鍮の鋳造によって生じる非対称で不完全な美しさと、キャンドルにゆらめく火が心を落ち着かせてくれる。
使っている香りはベアトリス。

やさしい光と香りが生活を彩ってくれる

2. USMハラー / USM
USMは、スイスの家具メーカー。
「形態は機能に従う」という企業理念を体現し続け、代表的なモジュラーシステムのUSMハラーはずっと憧れの商品だった。
高品質の素材、時代の流行に左右されない普遍的なデザイン、そして環境に配慮した生産技術。機能美を追求したシンプルなデザインと高い品質を備えたプロダクトだと思うの。

完全オーダーで組み立てられるのも良い。

USMのベージュは落ち着いた上品さを感じる



3. Afterroom Coat Hangar S / MENU
壁のアクセントになる機能的なコートハンガー。ラインの先端に丸いボタンを付けたようなシンプルなデザインに惹かれてしまった。コートや帽子などを掛けて実用的にも、ディスプレイとしても、アンバランスな大小の丸いフックが壁面を彩ってくれる。

シンプルかつ実用的なのが素敵

4. 360°CONTAINER / Magis
Magisは、1976年にユージニオ・ペラッツァよって北東イタリアに設立された家具・家庭用品ブランド。マジスはラテン語で“もっと”を意味し、ものづくりに対するさらなるこだわりが込められているとのこと。
今までボビーワゴンを使っていたけど360°コンテナに変更した。この無駄のない造りと機能美がたまらない。
ライトグレーをチョイス。

デスク周りにもクローゼットにも使える


5.  Breuer Collection Cesca Chair - Armless /  Thonet (Knoll)
伝統的な職人技と工業的な手法や素材を組み合わせ、モダンに仕上げたマルセル・ブロイヤーのチェスカチェア。よりすっきりとした印象のアームレスタイプをチョイス。座り心地も良く、経年変化も楽しみ。共に歳を重ねていきたい一品。

構造美が溢れてる


7.Stool60 / Artek
シンプルな構造でいながらこのデザインの強さ。
アルヴァ・アアルト氏によるstool60は1933年にデザインされた正真正銘の普遍的な美しさを持つプロダクトだ。座面と三本の脚という最小限の要素で形作られいる。これ以上の引き算はできない。椅子としてだけでなく、サイドテーブルして活用したり、さまざまな使い方ができるの便利。
そして、座ると分かるの。このプロダクトの素晴らしさが。

ブラック ラッカーを選択。これ以上の引き算ができない椅子


8.Carrie Table Lamp / menu
キャリー テーブルランプ
北欧の「ヒュッゲ」の精神を現代風にアレンジしたポータブルライト。フロスト加工された乳白色の手吹きガラスの球体に機能的なハンドルを組み合わせたシンプルなデザイン。ポータブルで運びやすくて便利。
テーブルライトや間接照明として活用している。

フォルムが可愛い


9.FLOS / IC LIGHTS F2
乳白色のまるいシェードからやわらかい拡散光がひろがるフロアランプ。 とてもシンプルな作りのIC Lights コレクション。線と球体というシンプルな構造が絶妙なバランスを保つ、特徴的なデザインになっている。シンプルで美しく普遍的なデザインのモノを好みとする私には間接照明はIC LIGHTSしか考えられなかった。

球体・線・円  プロダクトの美しさが漂う


10.観葉植物
今年は観葉植物を買い足した。
アレカヤシ 8号 モンステラ 8号 オーガスタ 8号
緑のある生活は良い。

11. PS-LX310BT / SONY  
シンプルでいて実用的なレコードプレーヤーを探してた。きっかけは音楽を聴くのにレコードで聴くことでより作品に向き合うことができると感じたから。こちらのプロダクトはK5に宿泊したときに出会ってときめいてしまった。

シンプルかつミニマルなフォルム

13. Cosmos Max / Nebula 
高画質・高音質・高機能。4K対応プロジェクターを探してたどり着いたのがこちら。解像度は3840×2160で動画の再生に対応。明るさは1500ANSIルーメンで、大画面でもくっきりと鮮明な映像を映し出すことができる。今年はプロジェクターのある生活に切り替えた。理由はテレビを見つけたくないからだ。自分にとってはこれは凄く良かった。取り入れる情報がグッと減り日々が疲れない。プロジェクターにはAndroidTVが入っているのでNetflixやYouTubeなどはこちらから見れるのも便利でよい。とは言えども、動画関連のサービスも殆ど見ないのだけども。

凄く 重い


14.平皿 / 野口悦司 
毎年、一枚はお気に入り作家の作品を見つけて購入するようにしている。今年も野口さんのお皿を迎えた。当たり前だが、食器の持つ力は凄まじく大きい。お気に入りのお皿であればあるほど、その力は強く。間違いなく生活を豊かにする一品。どんな料理を作ろうかと凄く楽しくなるし、料理を底上げしてくれる。野口悦司氏との作品は出会いは数年前に目黒のKabiで使われていたことがきっかけで惚れてしまった。

野口さんの作品の魅力はなんと言っても色合い


15. NUTURE WINE
ここ数年、ナチュラルワインにずっと没頭している。沢山のお店に出向いた。飲食店もワインショップも。こんなにも楽しませてくれて、身体が疲れなくて、気持ちの良い余韻をくれて、コミュニケーションツールにもなる。
すっかりワインに魅了されてしまった。特にグートオッガウとヤンドリューの味わいに心酔してる。家にワインがあるだけで、なんでもない日も特別にすることができる。

相変わらずナチュラルワインに没頭している

体験編
ホテル
1. The Tokyo EDITION, Toranomon

デザイナーとして起用した建築家・隈研吾氏とイアン・シュレーガー氏のコラボレーションによる個性的な空間を誇る2020年10月に開業したEdition。緑の使い方を勉強したくてEdition Tokyoに宿泊した。

スタイリッシュで無駄の無い優美なこの手のホテルはいつも部屋づくりの参考になる。

ホテルのシンプルな客室は部屋作りにも参考になる
Le Laboのアメニティ
ラウンジのグリーンが凄く印象的

ラウンジでお酒を楽しんだり、部屋で考え事したり。ゆっくりと過ごすことができて、大満足。marriott系列のホテルはやはりホスピタリティが気持ちが良くて、ネガティブな気持ちになることが無い。私だけの特別なサービスよりも絶対にハズレないという安心感は企業レベルの高さだと思う。

レストラン
1.AC HOUSE
定期的にイノベーティブなレストランに食べに行くと決めている。
それはまたと無い食体験をしたいのと感性を潤わせたいから。

様々なレストランがあれども、料理、空間、ワイン、サービスと全てにおいて大満足することは難しい中でAC HOUSEは素晴らしく楽しかった。
真っ白な店内には独特なカウンターのみ。2階を除くと改装前の古民家が見える、そのギャップもまた面白い。料理はコースのみで一斉に19時スタート。

小さな看板と真っ白扉が印象的
Pump Up!
蕪 北寄貝 ケール 柚子 白菜発酵ソース
 子羊 ケール デュカ あずき
美しい無駄のない所作から盛り付けられる
デザートはマカロン

写真を見ても味の想像がつかないと思う。
AC HOUSEはレストランではあるけど、何料理かと聞かれると難しい。異質と異質の組み合わせな中に新しい食感や味覚が溢れてきて終始ワクワクと感動と幸福が溢れていた。食文化の最先端の一つだと思う。それはフランス料理とも北欧料理とも違う、あらゆる食文化が衝突していて全く新しい日本ならでは食事に感じる。最先端の食体験の楽しさがここにある…!



終わりに

今年も無事に書くことができた(?)

冒頭にも書いたが段々と選択の変化を感じてきた。
無彩色を選びがちだったが、ベージュやグレーなど少し落ち着いた色味のものを選んだりと、心境の変化を感じる。また家での時間の過ごし方が大きく変わった一年だった。限りなくシンプルな生活を心掛けてる。

今年はどんなモノと出会うだろうか。
変わらず自分の感性に正直に素敵なプロダクトや体験を追い求めたい。


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  #買ってよかったもの #minimalism #ミニマリズム


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