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言葉だけじゃ足りないものを伝えられる力が写真にはあると思う

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言葉だけじゃ足りないものを伝えられる力が写真にはあると思う

最近の記事

土いじり 心なごむ時間

毎年プランターで ちょっとした野菜を育てている 無農薬栽培でとか 安心だからとか そのようなこだわりを 持っているわけではなく 土に触れていると なぜだか落ち着き その土でなにかを 育てたくなってしまう 落ち葉を集めて 堆肥にしたり 固くなった土を 手でほぐしたり 石とか根っことかを分けるのに ふるいにかけたり ミミズに感謝したり 土の触り心地が 変わっていくのが気持ちいい 土と触れ合う そのことにただ没頭する そんな心がなごんでいく 時間が好き

    • 高校野球 今だから思えること

      久しぶりに野球場へ 足を運んだ お互いのかけ声 ボールが跳ねる音 打った時の金属音 すべてが懐かしい 体格やスピード感 髪型の違いはあっても 音だけは変わっていない 忘れた頃に見る夢がある 部活に行けなくなってしまう夢 みんなが頑張っているなか 自分ひとりだけ 入り込めなくなってしまう夢 ハッと目が覚めて なんともいえない気持ちになる。 学生の時に取り組んだことの影響は 自分が思っている以上に深いのかな と思わされてしまう 楽しいことよりつらいことの方が 確

      • ところざわ サクラタウン 角川武蔵野ミュージアムとダリ展

        ところざわ サクラタウンにある 角川武蔵野ミュージアムは 図書館・美術館・博物館を 〝まぜまぜ〟にした複合文化施設で 「古代の火山積層物が地表に 割り出てくるイメージを建築化した」 デザインになっている。 また隣接する本棟・神社・テラスも 景観を損ねることなく一体化していて まわりを見て歩くだけでも 色々な写真が撮れておもしろい とはいうものの せっかくの機会なので 企画エリアのグランドギャラリーで サルバドール・ダリの企画展が 開催されていたので足を踏み入れてみる

        • 伊豆パノラマパーク つつじの彩り

          葛城山から見える富士山を見てみようと思い 伊豆パノラマパークへ訪れた。 お昼頃に到着してしまったので 富士山はおぼろげだったけれど 思っていた以上にツツジが咲いていて 予想外のうれしさに包まれる。 カメラを持ってしまうと どうやって撮ろうか あれこれ考えてしまうことが多かったけれど この日はなぜか気持ちが緩やかで 景色を眺めながら歩いては ひと休みを繰り返し お茶を飲んだり 持ってきたお菓子を食べたり 味噌だんごを買って食べたり 体力とお腹が空かない程度に散策する

        土いじり 心なごむ時間

          成都大熊猫繁育研究基地 ジャイアントパンダの仕草

          中国の成都にある ジャイアントパンダ繁殖研究基地は 自然に近い環境で たくさんのジャイアントパンダを 飼育していることもあり 様々な仕草を目にすることができる。 カメラを意識しているような 意識していないような そんな仕草に心が掴まれ 夢中になって シャッターを切ってしまう。 仕草は思い通りに ならないけれど 思うようにならないのが 当たり前で 思うようにならないからこそ 気付けることがある と思えたら 少し心が軽くなった そのことに気付かせてくれた この

          成都大熊猫繁育研究基地 ジャイアントパンダの仕草

          チューリップを見て思い浮かんだ言葉

          毎年寒い時期に 球根を植え 春先に咲くチューリップを 楽しみにしている。 ただ今年は急に寒くなったからか 揃って咲かず まばらで芽が出ない ものもあった。 ちょっと残念… と思いながら眺めていたら 寄り添う という言葉と イメージが合う チューリップがあった。 ただそこで咲いているだけなのに 心が和む 言葉はないのに 何か語りかけているようで 気持ちはそばにあるよ と伝えているように見えた。 思っていることを伝えたいのに 言葉が出てこない と話してくれた

          チューリップを見て思い浮かんだ言葉

          お花見 それぞれの時間

          桜が咲いて 写真を撮りたくなって 行きたいと思っていた 場所へ向かう。 歩いてしか 来れない場所なのに 思っていた以上に 人がいて お花見を楽しんでいる。 お酒を飲んでいる人 シートの上でくつろいでいる人 ヨガをしている人 会話を楽しんでいる人 写真を撮っている人 何かを思い眺めている人 そんな中 遠くで誕生日を祝う 歌が聞こえてくる 微笑ましい光景に 頬が緩む ケーキが崩れないように 登って持ってきたのかと その心遣いを思う 薄暗くなり シャッターを切るの

          お花見 それぞれの時間

          電車の中のひととき

          通勤の電車の中では 本を読んでいることが多いが 感情移入して涙がホロリと 落ちてしまうことがある。 自分でもあれ? と思うような言葉に 心を持っていかれて しまうことがあり 涙腺が緩んでしまう 先日帰りの電車の中で 立ちながら本を読んでいた時 斜め前に座っていた方から 鼻を啜る音が聞こえてきた。 ふと目を移すと 泣いているように見える マスクをしていたので ハッキリとは分からなかったが 眼鏡をずらして 目頭も押さえている 本のページをめくる手も 止まってい

          電車の中のひととき

          アートアクアリウム美術館 GINZA 融合の美しさ

          雨が続く天気で肌寒く 桜の開花も遅れている そんなとき桜で彩られる 春の企画展があると知り アートアクアリウム美術館へ訪れた 春を感じようと思って 足を踏み入れたけれど ガラスの模様 光の模様 あわみずの模様 そこに様々な模様の 金魚が優雅に泳ぎ アートの空間に 心が引き込まれる そして桜との融合 絵画のようで 桜色が流れる 宇宙に浮かぶ 泡のような空間に 桜が映える そんな幻想的な世界の中に 人もその一部として そっと写せればと思う

          アートアクアリウム美術館 GINZA 融合の美しさ

          鉄塔 外すのではなく一緒に

          子どもの頃 車の後部座席から見える鉄塔が 車のスピードに合わせて 追いかけてきているようで怖かった。 どこの場所かも思い出せないけれど 広いたんぼに沿った国道だったように思う。 夜の暗い中で動いているように見えたから 怖いと感じたのかもしれないが 見た目は威圧感があって 近寄りがたい感じがしたし 手がたくさん生えて いるようにも見えたし 巨大な生き物のようで なんだか怖いなと思った記憶もある。 そんなことを思い出しながら 青空に映える鉄塔を撮ってみる 風景を撮

          鉄塔 外すのではなく一緒に

          自然のデザイン 雲のかたち

          空を眺めていると 思いもよらない 形や色をした雲に 出会うことがある 雲は小さな水滴の集まり その結晶が動きながら 刻一刻と形を変える姿に 見惚れてしまう そこには想像もできないような 力の流れがある 自然がつくりあげた形 自然が染め上げた色 雲の変化に 心も動かされる 写ってほしいと願い きれいだなとつぶやく この光景に出逢えたことを 誰でもない何かに ありがとう と伝え残しておこうと思う

          自然のデザイン 雲のかたち

          卒業記念発表会 積み重ねの先に

          先日理容美容を学ぶ専門学校の 卒業記念発表会があり 学びの成果を披露するステージを 撮影できる機会があった。 テーマの違う6ステージが 流れるように進んでいく 思っていた以上のスピード感で 一息つく間もないほど シャッターを切り続けた。 技術者の表現 モデルの振る舞い 技術者やモデルを活かす ライティング テーマに合わせた音楽 何かひとつ欠けても ステージの雰囲気が壊れてしまう この発表会にかけてきた想いが 姿から伝わってきて 声にならない「かっこいい」が

          卒業記念発表会 積み重ねの先に

          根宮仏国文化観光区 細部に宿る思い

          2019年コロナ禍になる前のこと 当時中国赴任をしていて 住んでいるからこそ見に行ける ところに行ってみようと 最寄りの駅からガタガタと1時間半… 2時間ぐらいだっただろうか 浙江省にある根宮仏国文化観光区へ訪れた バスに揺られながら ちゃんと目的地に着くのかと 少し不安だったことを思い出す。 ここには自然の形を活かした 根彫り(木の根などを利用した)彫刻があり その大きさや数に圧倒される 躍動感に引き込まれたり 三国志の武将に思いをめぐらせたり 見上げたら

          根宮仏国文化観光区 細部に宿る思い

          「無理をしない」ではなく「無理がきかない」

          イメージしていることと 体の動きにズレが出てきた 無理な態勢をすると 筋肉がピンっと張ってしまう 痛みがワンテンポ遅れる 自分が思っている以上に 足も腕も上がっていない 無理をしてでもやりたいのに 体の無理がきかなくなっている 前日は冷たい雨 きっと真っ白に なっているだろうから その風景を見たさに 山を登る 体力を戻そう と思うのではなく 無理がきかなければ きかないなりに 頑張ればいい これは体の変化対応力だからと 自分で自分を納得させている 二宮

          「無理をしない」ではなく「無理がきかない」

          春の足音

          2月に入ると気持ちが そわそわしてくる 寒い日と暖かい日を 繰り返しながら 春の足音が近づいて 来たのを感じる 花が咲き始めいつもの道端が パッと華やかになる 生暖かな雨の日 夜道を歩いていたら アスファルトに大きなカエル 踏んでしまいそうになり 思わず声が出る 2月にしては暖かく 冬眠から覚めてしまったのかもしれない 今年の桜は 早く咲きそうな気配 今年はどこの桜を見に行こうかと あれこれ考える そんな時間が好き

          春の足音

          夕日と海と

          写真を見返す時は その時の気持ちを きっと 思い出してしまうから 楽しいと思えて 見返してもらえるような 写真にしようと portraitを撮るときは いつも心がけている そのままで とまっていて と心の中でつぶやく 暮れゆく光に身を任せる そんな時間も好き

          夕日と海と