見出し画像

2025年入試の時事問題を考える その14

無料公開記事その14です。
今日は環境問題、災害に関すること、SDGsを紹介します。

全文はこちらから(有料です)
2025年入試の時事問題を考える|田中則行 (note.com)

(6)環境問題(エネルギー問題)

 2023年、世界の平均気温が観測史上最高を記録しました。国際連合事務総長のアントニオグテーレスが「地球沸騰化」と表現するなど、地球温暖化の問題が深刻な問題になっています。
 地球温暖化の問題はこれまでも出題されてきましたが、2024年の夏が2023年よりも暑くなればさらなる関心が高まることでしょう。
 出題されることとしては、1972年の国連人間環境会議から2015年のパリ協定までの環境問題に関する主な会議、地球温暖化による影響が考えられます観測史上最高気温の41.1℃を更新することがあれば、気候に関する問題の出題が増える可能性が高まります
 環境問題については食品ロスも考えられます。食品ロスについては地球温暖化を引き起こす問題や、事業者や家庭による食品ロスの原因や対策についての出題が考えられます。
 環境問題は毎年多くの学校で出題されるテーマです。私たちの将来にも関わる大きなテーマですので、対策を進めながら理解を深めるとよいでしょう。

(7)災害関連


 
2024年は元日に能登半島地震が発生しました。4月には観測史上初めて四国(愛媛県・高知県)で震度5強の地震が発生しました。2024年は震度5以上の地震が多く発生しています。そのため2025年入試でも地震に関する問題が出る可能性があります。
 また、夏には台風や線状降水帯による水害が起こる可能性もあります。他にも火山噴火も考えられます。あまり考えたくはないですが、災害については普段から関心を持つといいでしょう。具体的には被災地の地理や災害への備えです特に後者は自分の身の安全を図るためにも具体的に説明できるくらい理解を深めておいて欲しいと思います

(8)SDGs

 時事問題ではないですが、SDGsは今や中学受験では必須のテーマです。しかし、通常の授業や市販の時事問題集でSDGsについて詳細に触れる機会はあまりありません。だからこそ、自身でSDGsについて学び、その重要性を知って欲しいです。
 ではどのような対策をすればよいでしょう。17の目標を知ることは確かに重要です。しかし、「SDGsの目標の13番目は何?」みたいな聞かれ方はしません(因みに13番目の目標は「気候変動に具体的な対策を」です)。実際に聞かれるのは例えば、「SDGsの13番目の目標は「気候変動に具体的な対策を」ですが、あなたができる取り組みは何ですか。」といった具体的な取り組みを考えさせる、もしくは正しい取り組みを選ぶ問題です。また、「○○と言った取り組みと関係の深いSDGsの目標を選びなさい。」と取り組みとその効果を結びつける問題も出ます。しかもこういう取り組みは複数の目標に関係することが多いですので多答式の選択問題の出題も考えられます。
 SDGsについては日ごろからの実践が大事です。日ごろからSDGsについて関心を持って下さい
 これらのテーマは2024年入試でも出ているものです。つまり、過去問を用いての対策ができます。

 以上、2025年入試で狙われる可能性がある時事問題を紹介しました。2024年に起きる出来事もそうですが、2025年に起きる出来事の方が来年の入試では注目される可能性が高いです。時事問題は起きた出来事を振り返ることが多いですが、これからのことも出題される可能性が高いです。普段からニュースに関心を持って対策をして欲しいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?