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O'Reilly のCloud Data Lakeの監訳に対する査読を行いました

どうも、テポ(@Typhon666_death)です。

ひょんな機会があって、今回、オライリー社からリリースされた"The Cloud Data Lake"の日本語版リリースに向けた査読に携わったので、経緯とかやったことを備忘録として。


実は監訳のオファーでしたが、、、

今回の書籍タイトルのとおり、クラウドにおけるデータレイクの話がメインで、特段AWSに特化してるというわけではないのですが、セキュリティの話ならばっちこーいであっても、クラウドデータレイク本の監訳と言われて正直ひよりました。これまで自分が携わってきた業務でデータ分析について行ってきたことはないわけではないけど、自信を持って話できるという状態でもないため、どうしたもんかなと悩みました。

また、私が所属する企業でデータ分析に特化したエンジニアがいないわけでもないけど、誰がこの領域にとても明るいか?、そして僕と繋がりある人は誰か?がわからず、自社エンジニアに声かけすることができませんでした。一方で、JAWS-UGのコミュニティの繋がりでいくと、あの人、あの人と指折り数えられるくらいには繋がりもあって、その中でもすぐに頭に浮かんだのが、私と同じタイミングでAWS Heroになられた丸本さんでした。まして、丸本さんはAWS Data Heroで、彼の過去の実績(これこれなど)を知っているからこそ、一緒にコワークできるなら、楽しくなりそうと思ったからで、そゆこともあって、オライリーの担当者の方に丸本さんを紹介しました。

オライリーの担当者の方から与えられた課題として、英語原書レビューをし、日本語出版化の検討や日本のマーケットにあっているかどうかを調査しました。それに対する我々の考えや、実際に翻訳作業をしていく上での体制などをミーティングしました。先の話もあって、翻訳担当されるのは長尾さん(私はお会いしたことなし)、監訳を丸本さん、査読を私(とオライリーの方+α?)で行いました。

査読の作業

査読として依頼されたことは、素読みチェックをして、赤字や気になる点の戻しを、PDFの注釈機能やテキストファイルにまとめてほしいとのことでした。でてきた時点での原稿に対するレイアウトの指摘などは不要とのことでした。

素読みといっても、どれくらいしっかり読むかで指摘されるべきポイントに気付くことができるか、それとも見逃すかですよね。

  • 誤字、脱字への気付き

  • 表記の統一(サーバとサーバーなど)

  • 英語原文から逸脱しすぎていないか

  • 初心者や今のエンジニアが見聞きする言葉じゃない

  • 意味がとりにくい

といったものを数多く指摘させていただきました。英語原文と監訳の日本語文と見比べながら、しっかり調べることで、今回のタイトルでもあるクラウドデータレイクについて、特に設計や運用で考えるべきことをより知ることができたと思ってます。

なお、所属する企業とは一切関係なく、自分はこの査読をコミュニティ活動の一貫としてやっているつもりなので、非常に有意義な体験でした。

「クラウドデータレイク ―無限の可能性があるデータを無駄なく活かすアーキテクチャ設計ガイド」は5/17 発売

というわけで、オライリージャパン社から5/17に発売です。自分はセキュリティの仕事がメインですがそんな中でもクラウドにおけるデータの分析をどのようにするか?考えることはあるので、これをきっかけにデータレイクに触れることの敷居が下がったり、普段仕事にされている方にとっても、そういやこの観点抜けてたわという気付きがあるといいなと思います。

Amazon.co.jpだと以下のサイトから買えますね。

ぜひ、お楽しみに~。

Thank you for Rukmani Gopalan

The book you wrote, "The Cloud Data Lake," was very easy to read and a great book to understand about cloud data lakes. Because you wrote this book, I was able to work on a project to release a translated version of this book in Japan. Thank you very much.

献本いただきました

担当の編集の方より献本いただきました!

メッセージカード付き
協力させていただきました!

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