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新年あけまして『日向坂で会いましょう』、आजादीを胸に

今回も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

2024年の『日向坂で会いましょう』が始まりました。年明けてすぐの2月にはオードリーの東京ドームライブ、日向坂46は『Happy Train Tour 2023』追加公演にて、ふたたび東京ドームを目指すと宣誓した。当時はオードリーが背中を追う立場にあったが、今度は日向坂46が追いかける番である。潮紗理菜の卒業に暮れているそばから今度は齊藤京子の卒業が発表されたり、休養していた丹生明里が復帰といったメンバー変動、4月には聖地・横浜スタジアムでひな誕祭の開催が控えている。

おおきな変化が起きたグループがさらなる上昇を期待する1年間を健やかに、そして楽しく過ごすためにも、今回の企画【つかもうぜ!軍団対抗ドラゴンガールバトル!!】で一発景気づけといこうではないか。2023年獲得したチャチャコインの清算にはじまり、運動系、クイズなどバラエティに富んだ正月らしい企画内容となった

日向坂46を差し置いてまず触れたいのが、全編にわたって冴えわたっていた東洋一のツッコミこと春日のツッコミである。「誰が(小林)多喜二だよ」に始まり、この日の春日のツッコミは冴えに冴えていた。後編での「春日の逆鱗に触れろ!!選手権」では、インタビュアーに扮した5名の総攻撃を一手に引き受けた。やっぱりツッコミの人なんだな。「こんな格好の歌舞伎役者いるかよ」と例えボケをハズしてたところも最高だった。

あのコーナーはおもしろかったな。春日の逆鱗に触れてツッコミを引き出すのにあたり、佐々木久美、富田鈴花、松田好花という屈強な支柱に加えて、髙橋未来虹、平尾帆夏という期待の新星という盤石な布陣。インタビュー形式で春日を怒らせる構図は、かつての本当の不祥事マジふしょうじことフライデー事件後の写真撮影会を完全セルフオマージュした

画面手前側にグッズが並んだ机が配置されてることから手段としてモノボケも想定されていたようだが、おおきく見ればこれは”春日”という道具を使ったモノボケともいえる。そういう点では”春日”の使い方に心得に一日の長がある佐々木久美、松田好花はクリティカルな使いこなしをみせていたが、道具に使ってボケる姿勢を崩さなかった富田鈴花の戦い方は個人的に応援したくなる。平尾帆夏は画面の端で机のグッズを手に取る様子など奮闘が伺えた。その結果、4期生ながらに怒りを買ったカウント”1”は小さくも大きな勝利だということは想像に難くない。何が起きたのか見てみたかった。

ばらまきクイズのコーナーで若林にギャル語で感謝を伝えていた森本茉莉をみながら、年末話題になったオードリーファンの記事を思い出した。遠い存在になってしまったオードリーに対して気持ちが離れてしまったという内容の記事だったのだが、わたしも共感してしまう部分はあった。わたしの場合は離れるというより掴みにくいという方が感覚的に近く、『日向坂で会いましょう』以外の若林、春日に以前ほどワクワクしなくなってる気がしている。あまり記憶力が良い方ではないので、前からこんな感じかと言われればそうなのかもしれない。

『日向坂で会いましょう』のオードリーは大好きだ。オードリーブレイクリアルタイム世代だが、彼らのラジオを聞き始めたのは春日フライデー事件の時だし、どちらかといえば部族ロケや「○○する藤岡弘、、中尾彬」がたまらないテレビのオードリーが好きなクチである。だからひなあいのオードリーにはいつまでもワクワクした眼差しを送れる。

2023年上半期頃『日向坂で会いましょう』はメンバー構成に変動や成長の影響により『ひらがな推し』へ原点回帰の変化を見せた。時に日向坂46とオードリーが個別の仕事をしてる場面を見ることだってあった。そして徐々に進歩を経て、シン・『日向坂で会いましょう』と現在地へ回帰してきた。

時を同じくして、オードリーも東京ドームライブに向けて大きな動きがあった時期だった。こうした大きな動きには先のオードリーファンの離別に感じるよう距離感を急速的に生じさせ、時にひとを不安にさせる。わたしの杞憂はオードリーが大物芸能人と呼ばれ、そう扱われることによって生じる距離感が『日向坂で会いましょう』にも影響を与えるのではないか、というものだ。

特に若林にはそのあたりは信頼を置いているし杞憂は杞憂に終わるものだからおおきく心配はしていないが、『日向坂で会いましょう』のモラトリアムに守られている日向坂46とオードリーの関係性はこのままあり続けてほしい

東京ドームライブを成功させても日向坂46には強めにイジられてほしい。アイドルがわからない話題でコソコソ笑い合ってほしい。アイドルに生々しく現金をつかみ取りさせてほしい。

ほしい、ほしい、と要望ばかりを連ねてしまったが、年初めのひなあいnoteなのでどうか大目に見てやってほしい。賽銭と言ってはなんだが、1月31日水曜日に発売される『日向坂で会いましょう』Blu-ray全巻購入しますから。

本稿タイトルの「आजादी」は若林のトレーナーにプリントしてあった文字、ヒンディー語で「独立」という意味だそう。どんなに彼らを取り巻く環境が変化しても、世俗から切り離され独立した『日向坂で会いましょう』でありますように、とこじつけたところでこれを今回の結びとする。

2024年もひそやかに、『日向坂で会いましょう』、オードリー、日向坂46、この三角関係がこれからも健やかで小生意気でありますように願いながら見守っていきたい。

おしまい。

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