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忘れたくない思い

先日、ライターとして書いた初めての記事が掲載されました。

昨年11月からライティングの勉強を始め、受講していた講座が終わったタイミングで、地元メディアから記事を書くチャンスをいただいたのです。

過去の記事を参考にして初稿を仕上げたけれど、先方からのコメントは
「読むのをやめました。あなたが感じたことを書いてもらえますか?」だった。

参考にした記事は、どれも専門用語が多くて、スタイリッシュなのに、私が感じたことを書くと稚拙になるのではないか?と、頭が疑問と混乱だらけの中、ふと、依頼をいただいた時のメッセージを思い出した。

「あなたのままで、書いてください。純粋に感じたままをストレートに書くのが良いです」

私のnoteは、私が感じたことを中心に書いている。そんなnoteを担当の方は見たうえで、このメッセージをくれていたのに、私は過去の記事や、よくあるWeb記事に合わせようと書いていた。

「今の私の書き方を受け入れてくれるところで、仕事として書けたらいいな」と思っていたのに、それを叶えられるタイミングをみすみす逃すところだった。そして結局は「いつもの自分」に、自信がなかったことも思い知らされた。

いただいた言葉のとおり、noteに書くよう、綴り直して原稿を提出して、帰ってきたコメントは、「いい!これが欲しかったんだよ!」

その言葉が嬉しくて、鼻の奥がきゅんっと詰まって、
思わず視界の輪郭がぼやけた。

泣きそうになるほどの嬉しさを教えてくれた、この記事を忘れない。


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