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3Dプリンターと猫。 彫刻家「萩原亮」さんと文具屋は、新しい取り組みを始めます

「3Dプリンターがあれば色々作れるらしい」

そんな淡いあこがれはずっとあった。
でも、あこがれはあこがれのまま。
3Dプリンターは、結構なお値段もするし、おいそれと手が出るものではない……はずだった。

そんな3Dプリンターが、Go Andoさんのツイートで5万円を切っていることを知った。
10万以上していると勝手に思ったままだったけれど、意外と頑張れば買える値段になっている。
しかも、3Dプリンターで色々と作っているものをSNS上にアップしているGo Andoさんのおすすめならまず間違いはない。

結果として気がついたらポチっとしており、文具店に初めての3Dプリンター「Bambu Lab A1 mini」がやってきた。

そして、やってきたからには活用せずにはいられない。
その結果なんと今回は彫刻家の萩原亮さんとのコラボによる新しい試みが始まることになった。
3Dプリンターで彫刻を再現して販売するという新たな文具屋の試みを、本日はご紹介させていただきたい。

萩原亮さんの作品の魅力

萩原さんの存在は、3Dプリンターを購入する前からSNS上でとても気になっていた。
彫刻作品の原型として3Dデータを作成し、3Dプリントした原型に合わせて鉄を溶接して作品を作るなど、その作品も魅力的ながら、取組方法そのものもとても魅力的だった。

更には作品が「ガチャガチャ」になるなど、その活躍の方向性も素晴らしく、SNS越しに活動を拝見させていただいてきた。

更には彫刻の原型として作成した3Dデータを、ネットストアで販売するという取り組みには度肝を抜かされた。
私も3Dプリンターを買ったものの、なにを作ったらいいのかよくわからない……と思い、すぐさま萩原さんのサイトのことを思い出して購入させていただいた。

そして、出力させていただいた「猫」たちをTwitter上に投稿すると、累計2万を超えるいいねをいただくことになり、改めて萩原さんの作品の魅力を思い知らされた。

一方で、3Dプリンターを持っていない方や、印刷サービスの使い方がわからないという方からも「欲しい」というお声をいただいた。
萩原さんがもともとドケットストアをご利用いただいているお客様であることもあって許可をいただき、店舗で3Dプリントした作品を販売させていただくことが実現した。
※通常ネットでデータを購入した場合の商用利用はNGです

「3dprint:Cat01」は、うにょーんと伸びた猫の伸びっぷりが猫飼いさんからも大絶賛をされたタイプ。
液体とも称される猫の魅力がしっかりと閉じ込められた形状に仕上がっている。

「3dprint:Cat02」は、振り返るような体のねじれが美しい一体。
このカーブを眺めているだけでもご飯がおかわりできるようなしなやかさを堪能できる。

そして、「3dprint:Cat03」は、猫の軽やかな足取りと、こちらを見る視線まで感じられるタイプ。
積層される3Dプリントの層も美しいので、ぜひ猫が登場しそうなロケーションで飾っていただければと思う。(屋内での使用を想定しておりますのでご注意ください)

通常、3Dプリントサービスを利用して作成すると、10cm超えのサイズも含めてなかなかなお値段がしてしまうのですが、今回はシルエットを美しく感じさせてくれる黒色に統一して材料費等をコントロールさせていただいています。

目立ちにくい裏面のバリ取りなども本当に最低限に抑えさせていただくことで、目標金額である5000円以下でのご提供を萩原さんと相談しながら実現させていただきました。


もっとハイクオリティな作品を手に入れたい!という方には、3Dプリンターを購入していただいてデータも萩原さんの上記サイトから、自分の好きなサイズや色で出力して、仕上げもしっかりすることもオススメです。
また、萩原さんの募集しているパトロンメンバーには、ブロンズの作品を含めた作品のご提供がすでになされていますので、下記リンクを合わせてご覧いただければと思います。

何より、3Dプリンターを使って在庫のリスクを抑えながら、商品を作って販売するという新しい取り組みに、私自身もわくわくしています。
ガチャガチャの作品の方が、正直製品としての精度は高く、そちらはそちらの良さがあります。
しかしながら、大金をかけて型を作成し、数千から数万個の在庫を抱えて販売することは、個人商店ではもちろん難しい。
そのため、今回は「Bambu Lab A1 mini」で出力できるギリギリの大きさで、オブジェとして手に取っていただいた際の満足感を追求しながら、3Dプリンターの良さを生かした取り組みを目指しました。

ぜひご興味をいただけましたら、ネットストアでご覧いただければ幸いです。

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