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真実の日米関係史③

ハワイ王国を乗っ取ったアメリカ

もうひとつ、このころの日米関係史を見るとき、興味深い歴史があります。

まず、アメリカ国内のことですが、1776年(安政5)に13州の連邦国家としてイギリスに対して独立を宣言しています。

そののち、次々と西部に進出して領土拡大を進めていましたが、1848年(嘉永元)にカリフォルニアを獲得して太平洋岸まで到達しました。

西海岸まで開拓が進んだことから、次は海の向こうのハワイだということになり、ハワイを乗っ取るわけです。

ハワイ王国は、初代国王カメハメハ1世(カメハメ大王)とその子孫によって統治された、れっきとした独立国でした。

しかし、19世紀ごろから砂糖・パイナップル事業などでアメリカの進出が顕著になり、多くの土地が買いたたかれ、事実上アメリカがハワイを支配するに至ります。

そして、1893年(明治26)に白人入植者がクーデターを起こし、ハワイ王国を倒して共和国とします。

98年8月、時のアメリカ大統領ウィリアム・マッキンリーがハワイのアメリカ合衆国領への編入を宣言したことで、ハワイはアメリカ合衆国の準州とされてしまったのです(その後、1959年8月に50番目の州としてアメリカ合衆国領としてのハワイ州が成立しています)。

・・つづく・・

次の記事『カラカウア王が日本に持ち掛けた仰天計画』

【参考書籍】「太平洋戦争の大嘘」藤井厳喜著(ダイレクト出版)

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