マガジンのカバー画像

音楽と歌詞

22
聖歌、讃美歌、アニソン、クラシック、J-Popと謎のラインナップ。聖歌隊ではアルトでした。
運営しているクリエイター

記事一覧

Regina caeli イースター2024

ご復活おめでとうございます!(ギリギリ滑り込み) これはなんといっても今日中だろう、と…

茶ぶどう
2か月前
18

Prince of Denmarkマーチ

好きな曲。 卒業式の曲だったんだよね。私の勤務校のね。 卒業生入場の際、音楽の先生がオル…

茶ぶどう
2か月前
16

いつか習いたいのはチェンバロ

古いものが好き、という傾向がnoteを書きながらよりはっきり自覚できたのですが、憧れている習…

茶ぶどう
3か月前
24

【詩】「舟詩」とショパン「舟歌」

こんな詩があったのを思い出した。 中学生のころ買ったピアノのCDにショパンの「舟歌」が入…

茶ぶどう
5か月前
33

からっぽの大人に気づけばなっていた―「ぼくたちの失敗」

「ぼくたちの失敗」(森田童子)をはじめてちゃんと聞いた。 経緯はこうだ。 最近ふとしたこ…

茶ぶどう
5か月前
25

「ああベツレヘムよ」の文語訳は天才の所業

今年も街は早くもクリスマスの様相。 キリスト教会の人間がようやくクリスマス集会の讃美歌を…

茶ぶどう
6か月前
19

クリスマスのよきおとずれを Once in Royal David’s City

クリスマスが近づいてくると聞きたくなる曲がある。 "Once in Royal David's City" 9つの朗読とキャロルの祭典世界各地の教会で、クリスマスになると賛美歌と聖書朗読の夕べが持たれる。 Festival of Nine Lessons and Carols。 中でも世界的に有名なのがKing’s College Choirによるもの。 "Once in Royal David's City"を歌いながら聖歌隊が入場するのが伝統。 壮麗な礼拝堂とそこに

町田樹のためにシューベルトの即興曲を弾いた話

ピアノの先生には『銀河鉄道999』『七色いんこ』『エースをねらえ!』を習ったと以前書きまし…

茶ぶどう
7か月前
27

陶酔のうちに~井上陽水「少年時代」の歌詞の音について

井上陽水の「少年時代」には、えもいわれぬ陶酔感がある。 あれはいったいなんなのだろうか。 …

茶ぶどう
8か月前
22

夏の終わりに「風あざみ」 井上陽水「少年時代」

最初から最後まであまりにも美しい。 夏の終わりに聴いたら涙が出てしまう、 なんなら冬に聴い…

茶ぶどう
8か月前
28

飲めや歌えやこの世の春を~カルミナ・ブラーナ

オルフの「カルミナ・ブラーナ」、そのO Fortunaについて以前書いたが、 今回はほかに3曲、ご…

茶ぶどう
8か月前
12

運命の女神が回す車輪の上で~カルミナ・ブラーナ

クラシックに造詣が深いわけでもなんでもないが、私が知っている中で特別「やりすぎ」なクラシ…

茶ぶどう
9か月前
18

note110本目 Ego sum panis vivus 私は生けるパン(Palestrina)

先日、私の通う教会で実に3年半ぶりの聖餐式が行われた。 聖餐式 “Holy Communion”。 プロテ…

茶ぶどう
10か月前
14

少女だったと振り向く日が来た――「想い出がいっぱい」

川上未映子『黄色い家』を、ああ、ああ、と泣きそうになりながらずっと読んでたら、 あるキャラクターが「想い出がいっぱい」を歌ったんですよ。 私、これが高校の卒業式の歌だった。 私が通った女子校は国内有数の自由さで、制服はあったけど、みんな共通して着ているのはスカートくらいだった。 丈はパンツ見えるよってくらいの人から膝下の人まで、各自の思うようにしていた。 ブラウスは校則では「白」だったようだけど誰も校則の存在を知らなかった。ルーズソックスはそもそも禁止でもなんでもなか