20.起業に"才能"はいらない。
今回は20記事目の節目になりますので、
改めて「起業」について書きたいと思います。
▼"起業"や"成功"は一握りの天才のもの?
何事も、才能があることに越したことはありません。
でも成功の必須条件ではないと、僕は思います。
むしろ僕は、天才ではない(と自覚した)人にこそ
「成功する資格」は備わると思っています。
「そもそも成功とは何ぞや?」という問いですが、
ビジネスに関して言えば、その前提は、「経済」です。
「経済」の語源を簡単に言うと、
「世の中を良くして、周りを救うこと」です
つまり、
周り(幸せにしたい人)の幸せを実現できて、
かつ自分もハッピーであること。
これが最も「成功」に近く、
そして唯一重要なことだと思うのです。
天才でないからこそ、人の気持ちや痛みがわかるし、
そこに寄り添うものを創りだすことができます。
また、人と協力し合うという選択肢が生まれます。
(天才は人の気持ちがわからないと言っているわけでは
ありません。念のため!)
なので、もしも「自分は才能も成功する自信もない」と
躊躇する人がいれば、ちょっと待って!と言いたいのです。
▼じゃあどうすればいいの?
具体的な起業ノウハウは、他の記事に譲るとして
考え方として、お勧めしたいことがいくつかあります。
それぞれ補足してみます。
①己を知ること
正確にいうと「感情」を知ることです。
「メタ認知」の重要性は、近年よく聞かれます。
コーチングでも取り扱われますが
自分の「行動」や「言葉」の前には「感情」があります。
「感情」は、「思考や信念(無意識に信じること)」によって決まります。
これらは幼少期の環境・体験により創り上げられることが多いようです。
普段、私たちは、逐一、自分の感情を観察はしてないと思いますが、
己を知るというのは、この「感情」の裏に働いている
思考や信念を知ろうとすることです。
わかりやすく言えば、自分が嬉しいと思ったことが、なぜ嬉しいのか。
と、自分の思考の理解に務めるということです
例えば、「アンガーマネジメント」では、怒りを前面に表す前に、
「自分が何に対して怒っているのか」を数秒の時間をおいて
理解することが大事だと言います。
「己を知る」と「起業」との関係性がどこにあるのかというと、
起業の源泉には、「どこに自分の心が動く琴線があるか」を
知ることが必要だと思うからです。
すごく稼ぎが良くても、自分が苦痛だと思っていることを、
誰かに長年提供をし続けることはできないと思います。
なので、自身の感情の裏にある原理を、
自分が認知できるようになること。
具体的には、好きだ・嬉しいという感情が沸きあがった時に
数秒間だけ、なぜいま自分がそう思ったのか。
そこを冷静に捉えてみることです。
段々と繰り返していると、自分にとって、なにが重要なことなのか?
わかるようになっていきます。
②お金をかける順番を決める
「想い」だけでは成功できないのは事実です。
大事なのは、「お金」を必要な資源としてみなし、用いる力です。
言い換えると「なんとなくお金を使わない」ことです。
例えば「年間●円は、自己投資につかう」といった枠組みで、
継続的に、お金を使う思考を働かせることです。
予算策定の経験がある方なら、想像しやすいと思いますが、
自分自身の計画上でも「費用対効果(即時性)」や「投資対効果(中長期的)」のコスト配分を定めることです。
まずは想像できる範囲でよいのですが、
簡単に「投資先」「自己資金」「営業経費」の3つ程度に分けたときに
起業実現に向けて、お金(資源)をどう配分していくか
そこからどう回収するかを、考えてみることをおすすめします。
※この辺りはまた別のテーマでも書いてみたいと思います。
③オンリーワンで考える
下のようなベン図を、見たことある人も多いのではないでしょうか。
「やりたいこと=WILL」
「できること=CAN」
「やるべきこと=MUST」
この3つの円の重なり(図の黒い部分)が、
いわゆる「天職」#WIN と言われます。
ただ特にWILL=「自分のやりたいことは何なのか」を
特定し、言語化するのは結構難しいものです(僕もそうでした。)
なので、僕がおすすめしたいのは「WILL」の代わりに
「オンリーワン」を重ねてみることです。
・周りで自分しかやってないだろうなということ
・こんなこと考えているのは自分だけだろうと思うこと。
などです。
例えば、上の例でいえば、
「オンリーワン」で考えるのが良い理由は、
・具体性を出すことができること
・そして自分自身の相対思想が反映されやすいこと
です。
そして意外と、自分がやりたいこともここに隠れていたりします。
まだやりたいことが固まっていないという方は、
自分にとってのオンリーワンを、考えてみるといいかもしれません
※この辺りの深め方も、要望があればまた別途テーマで書いてみたいと思います。
▼"センス"は、後天的に身に着けられる
これは真だと思います。
例えば、経営ノウハウなど、情報は、今日日簡単に手に入ります。
また上述したように、お金を意識的に使う訓練をすることで、
お金を用いるセンスを磨いていくこともできます。
「起業」=「センス・才能」で片付けるものでは
既になくなっています。
アイデアや資金はもちろん重要ですが、
どれだけ「実行」にフォーカスして、
時間、お金、行動を共にできているか、です。
起業には興味・関心はあっても、実行に移すのは
まだ一握りです。
それはイメージが創れていないことに一因があると思っています。
その手ごたえをつかんでいくためにも
まずは小さなところから、発想を変えてみることを
おすすめしたいのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【僕の自己紹介です】
【僕の活動について】
事業の立ち上げや、起業、もしくは起業について関心のある方、
是非是非、カジュアルにお話しませんか?
こちらよりお気軽にどうぞ!(※日程調整ツールが開きます)
★facebookやLinkedinからDMも歓迎です(※つながり申請お気軽に)
・facebook
・Linkedin
【↓↓↓良ければこちらも読んでみてください↓↓↓】
★起業・経営について
★組織づくりについて