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着ればわかる

酒井順子さんのエッセイ。色々な制服に興味があると言う著者が様々な服を着る体験を綴っているもの。

春は扮装
 セーラー服/タカラジェンヌ/茶摘娘/スチュワーデス/カウガール
夏は偽装
 ディスコファッション/陸上自衛隊/青森ねぶた祭り/ビーチバレー
秋は変装
 キャッツ/バスガイド/キャバクラ嬢/養蜂家/ゴスロリ
冬は仮装
 合唱団/巫女/永ちゃんファン/十二単
と、挑戦している。
昔から制服に興味があった、とあるが、セーラー服、スチュワーデス、バスガイド、巫女は王道(?)だが、ディスコファッション、ゴスロリ、合唱団、永ちゃんファンあたりは、確かにある基準を満たしていなければ、それを着ているとは言えず、その基準がある、と言うのが制服というジャンルになると考えれば確かに納得。納得だけど、キャッツは制服というより仮装・・・。
一方、茶摘娘、養蜂家は結構斜め上をいく選択。スチュワーデス、バスガイドと同じ、決まった仕事服と言う同じジャンルだけれど、なかなか思いつかない。となると、宇宙飛行士や海人、ナマハゲあたりも対象か。

物書きさんは、どんなことも各ネタになるのであれば、挑戦すると、色々なところで見るが、確かにどんな好きなものでも集めてくるのは大変だと思う。食べ物ネタは特に日本はジャンルも多いので集めやすいけれど、その分他の人もやっているだろうし。

ジャンルを4つに分けそれを季節にして、「例のあれ」に寄せたタイトルにしているところ、最後に十二単を持ってくるあたりが、この本を手に取ることになった原因か?

街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな