第21話 特別な場所
2022年9月28日
彼は私の人生初の彼氏になりました。
大好きな人と付き合うことができて、人生で1番の幸せを感じました。この日までたくさんの人に支えられ、助けてもらったこと、感謝してもしきれない思いでした。
いろんなことがあった人生、投げ出したくなることもたくさんあった。でも彼と出会って、特別な関係になれて、私の人生も少し報われたような気がした。
帰りはリムジンバスが通ってる彼の職場の近くに送ってほしいとお願いして、そこまで車で送ってもらうことになりました。
目的地まで向かう車内、彼はずっと私の手を握っててくれました。
緊張して手汗が止まらず申し訳なかったけど、彼は「そんなこと気にしなくていい」と言ってずっと握っててくれました。
目的地に近付き、彼は職場の関係者専用の敷地に入って職場案内をしてくれました。
彼の職場は私にとって憧れの場所。
多分この時の私、子供のように目を輝かせてたんだろうな。
彼がたくさんの努力をしてやってきたお仕事のこと、思い出話を聞いていて、この人をしっかり支えられる人になりたいと思った。
そんな彼の特別職場案内はあっという間で、とても名残惜しかったけど目的地に到着してしまった。
彼に送ってもらった目的地は私のパワースポット。ここは私を日常のしがらみから解放してくれる場所。どんな時でも私を元気付けてくれ、夢の世界へ連れて行ってくれる大好きな場所。
リムジンバスが来るまで時間があったので、いつも行く大好きな場所に向かった。見える景色はいつもと同じはずだけど、やっぱりこの日はちょっぴり特別に見えた。
帰りのリムジンバスで彼にお礼のLINEを送ると、「好きだよ」と彼からの返信。
初めて彼が私に言ってくれた「好き」という言葉。死ぬほど嬉しかった。
「もっとハグもキスもしたかったな」
帰りの車の中で「スキンシップはたくさんしたい」と言っていた彼。ずいぶんとド直球だったけど、私とそういったことをしたいと思ってくれてることがとても嬉しかった。
「ファーストキスになるのかな?」
「虹羽の初めてもらっちゃうよ?」
単純にファーストキスをもらうという意味だと思ってたけど、すぐにいろんな意味での初めてってことだと悟った。
彼にだったら全てを捧げたいと思った。
そう思わせてくれた大好きな人。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?