見出し画像

ニットセラピーその2


その後帽子を編みました

さて、あの後私は編めたのかと言うと、帽子を三つ編みました。
えーと…結局出来がいまいちでして、もう一度もう一度、と三回編んだわけです。

一つ目は還暦祝いで被るアレのような。
もう一つは拷問か!的な…締め具合もモノに。
最終的には上手く完成しましたが、全く私には似合わなかったので、小さな事は気にしないタイプの、仲良しのおばあちゃんがもらって下さいました。

以前のニットセラピー記事を読んで下さった方から

▽先月のnote「ニットセラピー」は現在施設にいる母が「編み物をしておけば良かった」といったことをきっかけに、私が編み物を始めたことについてを書いたものです。

さて、この記事に、有り難くもコメントを複数頂きました。
さらに私の記事をご自身のnoteの中でも取り上げて下さった方がいました。

編み物歴60年とおっしゃるyumiさんです。
介護のお仕事に長く携わったご自身の経験から貴重なコメントも頂きました。

やる気はあるけど、材料がない。気力がでない。自身が無くなり今は編めないとおっしゃる方がほとんど。子どもが勧めても、できなくなっていることに気付かされる場合もある。作品の難易度を下げながらでも継続していることが大切かと思う。

yumiさんから頂いたコメントより


継続はチカラなの?〜母が裁縫をしなくなった理由〜


なるほど。確かに…これはその通りだと思いました。

実は私の母は昔、服飾専門学校の助手をしていました。
卒入学シーズンには知人友人に服の製作を頼まれて、スーツをワシワシ縫っていたので、プロ並みの腕前だったと思います。今ならばハンドメイドサイトでも売れたかもしれません。


しかし、後年ミシンも触らなくなった理由が上記に近いです。
肩も目も痛い。何より片付けるのがめんどくさい。等々
刺繍なども完璧にこなしていましたが、そもそもが複雑なものを好むので、しんどくなったのかも知れません。完璧主義の母は難易度を下げることはできなかったでしょう。


そんな母です。100歳超になってもナンプレをし、編み図を頭に浮かべながらせっせと編み物をしていたSuperおばーちゃん(母の母)を思いだして羨ましくなっていたのかも。
何かを作りたかったのでしょう。


作りたくても作れても、作ることが叶わないかもしれない


ところでyumiさんのnoteから改めて気付かされたことがあります。

私は『我が家』をモノサシとして話していますが、介護事情は千差万別。道具や毛糸が入手できないという事があるかもしれない。
物理的、そして経済的な理由があり、作りたくても作れない。そんな事はもちろんあるのです。
私の祖母は1人ではなかったから、必要な物は全て入手できました。

そういう意味では、編み物はおろか『好きなことが出来なくなる』という時が自分にも来る可能性もあると考えて少し怖くなりました。


私の希望的観測  〜私なら間に合う(かも)〜

しかし希望的観測で言うと、今の私は祖母の半分程の歳(ざっくりサバよみました) まだまだいける。

ということで私は今 “還暦祝いのアレ”に懲りず、また帽子を編んでいます。被り物が好きなのよ。
54歳に痛くないニット帽。ぜひ見つけたいな。
今回は肩こりとの相性が悪く、しばらく封印していた棒針編みです。

インスタやYouTubeなどで探したストレッチや肩こり運動を取り入れながら楽しく少しずつ編んでいます。
今のところ大丈夫。だいじょばなくないです!

yumiさんのnoteはこちら▽






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?