見出し画像

【「CES2024」参加レポート】世界最大のテックイベントで最新テクノロジーとエンタメの未来を体験してきました!

世界最大のテックイベント「CES 2024」が、2024年1月9日から12日の4日間にかけて米国ラスベガスにて開催されました。今年の出展企業は4,300社以上、来場者は13.5万人を超える規模で、各企業の誇る最新技術に注目が集まります。

TVerはこれまでもCESに参加しており、2024年は3名のメンバーが会場を訪れました。今回は上司からの推薦で参加した松本と、自らの挙手で参加した三木の2人にインタビュー。現地での様子や得られた体験などを中心に話を聞きました。

■プロフィール
サービスプロダクト本部 プロダクトディレクション部:松本 隆矢
2023年3月、TVerへ参画。CMSディレクション担当として、放送局との技術仕様に関する調整、及び外部ベンダーとの折衝を担当している。

■プロフィール
サービス事業本部 マーケティング部:三木 麻実
2022年4月、TVerへ参画。有償出稿キャンペーン・ASOなどを担当。キャンペーンではメディア戦略やクリエーティブ戦略なども担当する。


大企業からスタートアップまで多彩な企業が出展

──電子機器の見本市として最大規模のCESですが、参加してみてどうでしたか?

松本:この規模感は、日本では経験できないイベントですよね。私たちは3日間の参加だったのですが、4,300社以上が出展となるとさすがにすべての展示を見て回ることはできません。

CESへは「世界的なトレンドをTVerにどのようにして落とし込めるか?」という期待のもと参加しているので、まずはTVerと関連性が強い動画コンテンツに関するブースを中心に見て回ることにしました。社内のメンバーからは「Slackで実況して」と言われていたので、実況も交えつつ(笑)。

最近では、車内体験をより快適で充実したものにしようとするトレンドもあります。そのため、車載エンタメという視点も会場を歩く上では大切にしました。

CESは大企業からスタートアップまで出展企業も幅広く、ブースの規模からは企業の勢いやパワーバランスなども伺えるなど、非常に興味深かったです。

現地ならではの情報と、斬新なプロモーションを体験

──三木さんは参加してみて、どのような感想を持ちましたか?

三木:私は今回初めての海外出張で緊張していましたが、メンバーにも恵まれて楽しい3日間を過ごせました。実際に参加してみて思ったのは、企業の担当者から実際に話を聞いて生の情報を得られることが、非常に魅力的だということです。

私は日常会話程度の英語はできるものの、専門用語は難しいのでそこだけ事前に覚えていきました。ブースに立っている方々も説明に慣れていますし、ジェスチャーやアプリなどを交えればコミュニケーションはほぼ問題ありません。

新作のプロモーションの一環として参加している企業もあり、マーケティング部門の私としては勉強の機会も多くありました。

──マーケティング視点でとくに印象に残っているブースは何ですか?

三木:Netflixのブースは、2024年3月から配信が始まる『三体』というSFドラマのプロモーションだったのですが、発見が多く非常に刺激になりました。このドラマはVRゲームをテーマにしていることから、本編でも使用されるVRゴーグルを使用しての体験アトラクションが設置されていました。

ところが、ブースの外からは一切情報が得られない秘匿性の高いものになっていて、体験者は内部での撮影も禁止という徹底ぶりでした。ただし「口コミは大歓迎」というアナウンスがあり、実際にブースから出てきた体験者に対して「どうだった?」と質問をする場面が何度も見られました。

このようなプロモーションのやり方を、TVerにはどう落とし込めるかなと考えたりしました。テクノロジーそのものだけでなく「どのような企業として見られたいのか」という出展の仕方からも、企業のカラーが垣間見られて刺激になりました。

三木:あとは展示されている新製品やプロダクトを見ながら、TVerとしてどのように関われるだろうかと考えながら見て歩くのも楽しかったです。中でも「Smart Life」をキーワードとした、スマート家電やスマートテレビにはとくに注目しました。

冷蔵庫でTVerを見ることはできるかな、そこにTVerの広告を流すことは可能だろうか、車でコンテンツを見たあとシームレスにテレビでもTVerを体験できるかもしれない。そのような視点で会場を見て回りました。1日平均で2万歩ほどの距離を歩いていたので、足はもう棒になっていました(笑)。

数々の刺激を得られる、業界の枠を超えた最新テクノロジー

──発見や学びという視点で、松本さんがとくに印象に残ったブースは何ですか?

松本:海外の大手企業の動向を知り、この目で製品やプロダクトを直接見られたことは非常に勉強にもなりましたし、今後の仕事に役立つ経験になったと思います。

というのも、例えば車であればヨーロッパのメーカーが導入したものが、その1〜2年後に日本のメーカーでも採用されて国内に広がっていくケースがあるからです。

CESの会場で見たものが数年後の日本の景色だと考えると、そこから逆算して、今後のTVerに必要なものは何かという視点も得られます。インターネット上の記事を読むだけでは得られない、現場の空気感に触れられたことが醍醐味でした。

松本:一方で、CESはITに関心のある一個人という目線でも楽しめます。TVコンテンツとは関係のない展示にも触れて、TVerのビジネスの枠を超えた発見ができることにも意義があると感じました。

例えば、Amazonのスマートグラス『Echo Frames』は、周囲に音漏れしないスピーカーを内蔵しており、イヤホン無しで音楽を聞けるものです。このような新しいアイテムの機能を色々と試せましたし、ほかにも韓国企業のLGが展示する巨大な透明モニターは圧巻でした。

──イベント会場以外では、自由時間もあったのでしょうか?

松本:10時から18時までは会場内にいましたが、それ以外は自由時間です。他に日本から参加していた企業の方と会食に出かけたりしました。

お風呂やトイレなど、日本の暮らしやすさを実感する場面も多々ありましたが、アメリカならではの壮大さや開放感があったのは心地良かったです。

三木:ラスベガスはエンタメの街なので、少し刺激が強い部分もありました。ハンバーガー屋の店員さんも、歌いながらノリノリで接客していたりして(笑)。でも、そういった場面も含めて大変良い思い出になりました。

CESの体験を、TVerの未来に活かす

──最後に、CESに参加した経験を今後どう活かしていくか、教えてください。

松本:現地で3日間のイベントに参加できたのは非常に良い経験になりました。TVerはこれまでスマホやパソコン、コネクテッドTVなどで視聴するものだったのが、今後は車内でもエンタメを楽しむためのTVerになっていくのかなと、CESに参加することで考えるようになりました。

技術担当のひとりとして、スムーズにサービス展開ができるように貢献していきたいと思っています。

三木:私も今回色々な刺激があったことで、「あれをやってみたい」「これもやってみたい」という意欲がわいてきました。すぐに実現できるものではないかもしれませんが、少なくともプロモーション企画やアイデアの幅は広がりました。

また今回のCES参加は「行きたい!」と自ら手を挙げて叶ったので、TVerはこうした意欲を買ってもらいやすい会社なのだと実感しました。CESで得られた貴重な経験を、今後の仕事で活かしていきたいです。

──本日は多くの刺激的なお話をありがとうございました。今後のTVerの体験にお二人のアイデアが活かされていくことを楽しみにしています!


株式会社TVerでは、一緒に働く仲間を募集しています。興味のある方は、こちらからエントリーください。

TVer Tech Blogもぜひご覧ください。

取材協力:CASTER BIZ recruiting

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!