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「サービスとともに成長する」醍醐味を味わえる、TVerでのアドテクの仕事とは / 広告事業本部プロダクト統括 兼 プロダクト開発部 部長 大野インタビュー

サービスの拡大とともに、TVerは広告媒体としても注目度が高まっています。2021年4月に運用型広告配信サービス「TVer広告」の提供を開始してから、市場成長率を大幅に上回り成長中です。

技術の進化やプライバシー保護強化の動きに伴い、アドテクノロジーのあり方が変化しつつある中で、TVerではどのように広告事業を展開しているのでしょうか。

今回インタビューするのは、2023年5月にTVerへ参画した広告事業本部プロダクト統括 兼 プロダクト開発部 部長を務める大野です。これまでアドテク業界を長く経験してきた大野の視点から、事業の強みや仕事の魅力を語ってもらいました。

■プロフィール
広告事業本部プロダクト統括 兼 プロダクト開発部 部長:大野 祐輔
Web制作会社を経て、2008年にSupership株式会社の前身となる株式会社medibaへ入社。アドテクノロジー事業の領域で、自社プロダクトの開発・ディレクション・事業統括に携わる。2023年5月、株式会社TVerへ参画。現在は広告事業本部プロダクト統括 兼 プロダクト開発部 部長として、ピープルマネジメントおよび業務管理、広告事業における新規プロダクト開発を担当。


急成長を遂げる動画マーケットに注目し、アドテク事業で新たな挑戦を決意

——現在担当している業務について教えてください。

私は、広告事業本部プロダクト統括 及び プロダクト開発部の部長を担当しています。プロダクト開発部は、TVerにおける広告事業の最大化をミッションに、広告配信に関わる設計や運用、開発業務などを担う部署です。

部内には広告運用担当と広告システム開発担当の2つのチームがあり、双方のピープルマネジメントおよび業務管理を行うのが私の役割です。

組織の規模が拡大する中で、現在は開発の細かい部分については担当メンバーに自発的に進めてもらえる体制にしています。そのため、現在はとくに業務に必要なリソース調達、スケジュール管理、ステークホルダーとの調整などに注力している状況です。

また、自らがプレーヤーとなり、広告商品の事業開発も推進しています。

——TVerへ入社するまでは、どのような仕事を経験してきたのでしょうか?

これまでも、アドテクノロジー領域に長く携わってきました。2008年にKDDIのキャリアレップであるmediba(のちにSupershipへ吸収分割)に入社したところから、アドテクノロジー業務に携わり、業界歴は15年以上になります。

前職の入社当初は、まだ予約型広告やアドネットワークなどが主流で、アドテクが爆発的に普及する直前のタイミングでした。最初は広告配信システムのオペレーションチームの技術支援業務からスタートしたのを覚えています。

その後、広告配信プロダクトの新規開発やディレクションを担当するようになりました。TVer参画直前までは、プロダクトのサービス運営およびシステム開発を統括しており、担当プロダクトでTVerのインストリーム広告を扱った経験もあるんです。

アドテクの仕事を長く続けてきたのは、この領域がテクノロジーの進化とともに激しく変化する特徴を持っていることが大きいと思います。基本的に、毎年何かしら新しい商品や施策に向き合っていて、去年と同じ仕事をすることはありません。私は非常に飽きっぽい性質なので、そういった環境での仕事が合っていたんですよね。

——次のステージに、TVerを選んだ理由についてもお聞きしたいです。

アドテク業界に長く携わる中、ここ数年でとくに注目していたのが、動画メディア/動画広告の成長です。次第に、事業者側の立場で、自社サービスと一緒に成長しながらアドテクを推進してみたいと考えるようになりました。

そこで転職を考え始めたのですが、挑戦してみたい会社を考えたときに、前職での経験とバリューを活かせること、広告付き動画配信サービスとして国内最大級のサービス規模である点で、TVerで新しいチャンレンジがしたいと考え、ありがたいことにご縁をいただき、TVerへ参画したのが2023年5月です。

TVerが持つ独自データを活用し、広告を起点に価値を生み出す

——現在、大野さんがアドテクの仕事に携わる中で「ここがTVerならでは」と感じるのはどのようなところでしょうか?

なんといっても、TVer社の持つファーストパーティーデータ(自社で収集した顧客データ)を活用した広告配信ができる点は、大きな特色であり強みだと感じています。

スマートフォン、PC、コネクテッドTVなど、どのようなデバイスに対しても自社データをフル活用して、より高い広告効果を生み出すための取り組みができるようになるんです。また、データの分析結果を広告商品の改良や開発に活かすことも可能となります。

今後、データ規制強化やそれに伴うOSの仕様変更などが見込まれる中で、プラットフォームが持つデータをダイレクトに活用できる環境は、私たちのようなアドテク領域に携わる立場の者にとっては非常に魅力的です。広告主の皆さまに対しても、新たな価値を提供できる可能性が大きいと感じています。

——TVerというプラットフォームだからこそできることが多くあるのですね。

その通りです。TVerでは事業部間の連携も活発なので、これまでとは動き方にも違いがあります。

サービス事業本部やサービスプロダクト本部のメンバーが、日々新たな機能や施策を生み出す中、サービスの進化に合わせて、広告事業のあり方について部門の垣根を越えた議論に発展する場面も多いんです。「新たな広告商品をどのように実装するか」といった技術的な話もすぐにでき、距離感の近さを感じています。

もちろん、広告商品や広告配信の枠をどんどん増やすことがサービスの成長に寄与するとは限りません。その辺りは、ユーザーのニーズやサービス開発部門の意向もふまえて、バランスを見ながら進めていく必要があります。

大変なことも多いですが、広告事業を通じてサービスの成長にどのように貢献できるかを考えながら実行していくことに、大きなやりがいと楽しさを感じています。

——プロダクト開発部としての今後の展望を教えてください。

広告商品の多角化に力を入れていきたいと考えています。現在の「TVer広告」は、TVer上で配信されるコンテンツの合間に挿入するインストリーム広告の提供がメインです。広告のフォーマットも、テレビ画面に合わせて横長で統一されています。

しかし、他のプラットフォームやメディアでは、スマートフォンでの視聴を前提とした縦型動画など異なる形態での広告も目にするようになりました。TVerでも、もっと自由度の高い広告配信ができる可能性があるはずです。

世の中の様々な動向やニーズをキャッチアップしつつ、新たな広告商品の展開に取り組んでいきたいと思います。

何よりも、事業成長に寄与する組織でありたい

——TVerの広告事業では、どのような人に仲間に加わっていただきたいと考えますか?

広告事業本部には、自組織のカルチャーを表現した3つのスローガンがあります。これらを体現していただける方に、ぜひ来ていただきたいです。

1つ目は「事業成長に興味を持とう」。私たちは、事業部内のメンバー全員が、職種や部署を問わず「事業を成長させる」というひとつの目標に向かっていく必要があると考えます。

例えばエンジニアメンバーには、もちろん高いエンジニアリングスキルやアドテクの幅広い知識を求めますが、単に技術を追求すればよいわけではありません。広告事業本部の開発組織はプロダクト側のエンジニアチームから独立しているため、TVerにおける広告事業に対する興味や共感を持って、プロダクトの開発や運用に臨んでくださることを最重視しています。

また、良いプロダクトを作るには、チームメンバーとのコミュニケーションと協働が欠かせません。ひとりの天才がリードするのではなく、チーム一丸となって事業に向き合いたい、という思いから、2つ目の「チームパフォーマンス」を掲げています。

そして3つ目が「当事者意識」です。私たちにはやりたいこと、やれることが多くありますが、まだまだリソースが足りていない状況です。そこで、一人ひとりがそれらの課題を自発的に拾って解決を目指すマインドを身につけていてほしいと考えています。

現在、選考の場では私が候補者の方と面接でお話しさせていただく場面もあり。その際は、チームでの協業経験やTVerにおけるアドテク事業のどのような点に興味があるか、ぜひ聞かせてください。一緒にTVerの広告事業を推進してくださる方をお待ちしています。


株式会社TVerでは、一緒に働く仲間を募集しています。興味のある方は、こちらからエントリーください。

TVer Tech Blogもぜひご覧ください。

取材協力:CASTER BIZ recruiting


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