見出し画像

自立への疾走

タイトルがやたらとかっこいいですが、我が末子が大学を卒業し、就職するにあたっての引っ越しのあれこれを振り返るものです。
可能性として
〇今後、お子様が進学や就職などで引っ越しが予定される方
〇万が一、進路先決定から引っ越し期間が短いことが想定される方
〇その進路先が親元ではないことが想定される方

以上のような方に、お役に立てればと思います。

まず、前提。末子の場合

末子は地元から新幹線で1時間半~2時間程度西方面の、観光地に設置する大学に籍を置いてました。
大学での卒業研究をかなりしっかり取り組み、また教職課程と並行して履修していた結果、卒業学年になっても、さほど授業数は減りませんでした。
就職活動については早くから取り組みましたが、内定が出たのが9月末。
誤解ないように付け加えると、順調に活動は進んではいて、その職業の内定が出るのが少し遅めだったということです(職業は伏せます)。
そこから勤務先が決まるのが3月中旬。そして4月1日から勤務開始でした。
勤務先が決まるまでは必要提出書類以外の連絡はなく、3月中旬に勤務先から打ち合わせ等の連絡が来ます。
これは職業柄のルールでそういうことになっているのですが、そこまではどこに勤めるか、誰にも知らされません。

作業①引っ越し業者に見積もりを取る。

至極当然のことですが、業者からしてみれば明確な目的地が定まらないと、見積もりを出しようがないのです。とはいえ勤務地が決まってから動くのでは、不具合だらけになることが予想されていたので、さしあたり実家着とし、さらに事情を説明しながら、彼女がいくつかの業者に見積もりを依頼しました。
前述の事情で、ほとんどの業者は見積もりから断られました。
そして1件だけ、見積もりを提示していただけたものの…これまた当たり前なんですが、繁忙期なんで高額。
これなら、大きい家具(ベッドや棚、こたつ兼ローテーブル、テレビなど)を処分してしまって、新天地で新たに買っても同じ値段なんじゃないか。
という夫の意見が採用され、今度は廃棄物回収業者への連絡、予約となりました。

作業②引っ越し前のアパートおよびインフラの手続き

こちらも転居先および連絡先を実家にし、事なきを得ました。
アパートの契約は前提にある通り、大学に行く用事が結構あるため、さしあたり3月末までの契約とし、退去日は後日連絡としました。
インフラについては電力会社のみでしたので、スマホだけで事足りたようです。

作業③いよいよ勤務先が決まる。

勤務先から連絡があったその日から、SUUMOのサイトで物件探しをしました(末子が)。時間がないので、いいと思った物件はその週末に内覧できるよう、すぐに予約をしました。ただ、勤務地付近にはなかなか物件がなかったので、少し離れたところでもスーパーや医療機関、公共交通機関のアクセスがある程度いいところに絞って物件探しをしました。

作業④内覧⇒契約

その日の週末、親子3人で予約した不動産会社に出向きました。
社宅もあるということで、その前に一度外観だけ見に行きましたが、最後の選択肢にしよう、という共通理解のもと不動産会社に。
前提条件のとおり、4月1日から出勤のため何が何でも3月末日には引っ越しを済ませる、となると、物件はかなり限られましたが、どうにか条件に合いそうな物件が見つかり、契約となりました。
入居前のホームクリーニングの期間を考えると、ギリギリでした。でも見つかって本当に良かったです…

作業⑤引っ越しその1:下宿から実家

引っ越し業者に頼まないということは、私の車(中型車)に載せて運ぶしか手段がなくなったわけですが、末子は次の週の間に、車で運ぶもの、宅配業者を利用するものをえり分け、宅配業者に依頼するものはすべて運び込みを完了していました。残ったもので、廃棄物回収業者に引き取ってもらうものは引き取ってもらい、積み込むものは積み込み、掃除まで完了しました。その日は近くに親類がいたので、一泊させていただき、翌日不動産会社に引き渡しをし、無事に帰省の途につきました。

廃棄回収業者については、時期的なものもあると思いますが、事前に見積もりを取ることをお勧めします。第1子の時とは地域柄、時期的なものも違うため比較にはなりませんが、値段が倍近く違っていました。

作業⑥住民票等の転出届、調度の準備など

次の引っ越しまで1週間(週末しか動けないから)。それまでに末子は開いてる時間で住民票や郵便局等の提出届を行いました。
また、新たに買わなければならない調度品(机、冷蔵庫、洗濯機など)を地元にも転居先にも支店がある大型量販店で見繕い、契約⇒支払い、発送予約まで取り付けました。
一番時間がかかったのはWi-Fi契約。
新居にはWi-Fi環境がないアパートだったので、自分で契約する必要がありましたが、いろいろ複雑なんですね…。

作業⑦引っ越しその2:実家⇒新居

実は引っ越し前に不動産会社との書類上の手続きが必要だったのですが、同じ県内にある地域とはいえ、あまりにも実家から距離があるため、何とか交渉して入居時に延期させていただきました。
そんなこんなでようやく引っ越しへ。
今度は末子が通勤で使う軽自動車での移動となるため、前のアパートから持ち込んだもので、さらに宅配便で大丈夫なものは、あらかじめ宅配便に依頼済みにしてあります。
車に乗せるのは、すぐに使いたい掃除機やパソコン、洋服などです。
不動産会社さんから鍵をいただき、部屋の引継ぎをすませ、掃除をします。あとは順々に頼んだ品物が届き、設置してもらうだけ。苦労したことと言えば、机の組み立てで、これは夫と私の二人がかりでなかなかの頭脳労働でした。
業者に組み立てまで頼むことをお勧めしますが、もしどうしても自力で、というなら、軍手と電動ドライバーなどの持参をお勧めします…

今思い出すだけでも…

かなり大変でした。引っ越し終了後、すぐに仕事開始だったので末子もなかなか落ち着かなかったことと思います。
いくら自立したとはいえ、母親ですもの、老婆心ですもの、やはり心配は尽きません。
でも!きっと大丈夫だから!
と自分に言い聞かせて、私は私の生活を送っております。
そんな新年度のスタートだったので、GWがありがたかった。
お陰で新年度の疲れも落ち着きましたので、休み明けからまた頑張ります。

長くなりましたが、どうかこの体験が同じような境遇にあうであろう方の
お役に立てます様に…

この記事が参加している募集

#新生活をたのしく

47,063件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?