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田舎の物価について思うこと

こんにちは。つつみです。

先日、『田舎暮らしあるある』を書きました。

そして、翌日Voicyを聞いてびっくり。
ちきりんさんとイケハヤさんも
田舎のことを話していらっしゃる・・・!

だからなんだって話ですよね。
わたしが勝手に嬉しいだけ。
SNSってすごい〜と思った。
Twitter更新するようになって
すごいすごいと思ってばっかり。
有名インフルエンサーの方が
自分なんかと同じツールを使ったり
同じ話題について発信したり
スペースとかで会話が聞けるんですよ。
とても身近な存在に感じてしまう。
は!でもこれは
インフルエンサーの方が
一般の方に身近に感じてもらえるように
工夫して発信されているからなのよね。
がんばれわたし。

さて、話は戻りまして。

ちきりんさんが田舎の物価について語っているのを聞いて。
わたしが田舎から出た時に感じていたものを
言葉にしてもらったような気持ちがしました。

ちきりんさんVoicyを聞いて思ったこと


ちきりんさん
・地方は物価が高い(不動産を除いて)
・東京はものすごく高いものもある、安いものもある
・地方は幅が狭い、多様性ない
・ランチ東京安い→家賃が高くお客さんが入らないと残れない
・田舎は家賃が安く競争がないので残れてしまう
・投資する意味のある・なし
・同じ値段ならより良いものが揃うのが都市部
・地方はファストフードチェーン店しか飲食店がないこともある
・給料も高い都市部の方がコスパがいい


競争のないという点では一理あるな〜と。

わたしの住んでいる地域は田舎町ですが
だいたい何でも安く揃います。
ディスカウントストアとドラッグストアがあるから。
車社会なので車でちょっと足を伸ばせば
業務スーパーもあります。

ただ、20分ほど車を走らせて
わたしの生まれたところ。
そこはかつて「村」とつく地域でした。(合併して今は市の一部分)
今も国道沿いにコンビニがあるくらいで
あとはJAのスーパーであるAコープと
個人商店しかありません。

子どもの頃それは普通でした。
でも大学生になって都会にいって
まずお菓子が安く買えることにびっくりした。
大学生になってお菓子めちゃ買い込んだんです、最初。

ちきりんさんの言葉をお借りして「競争がない」から
わたしの生まれた地域のお店では
商品の値段がほとんど定価で売られています。
コンビニと同じ価格かな。
コンビニでもPBとかで安いものも売ってますよね。
でも地域の人(主にお年寄りの方)は
車で買いに行く手段もない人もいるし
利便性重視で近くの個人商店で買います。
高くても。。。
コンビニでもそうですよね。
そのとき、欲しいから
コンビニ価格でも売れてしまう。

最近のことなんですが、
震える手で手押し車を押している
おばあちゃんがわたしの野菜直売所でいいました。
『この年になると
 ちょっと欲しいものがあっても
 「辛抱しよう」と思って諦めることも多いよ』

そのおばあちゃんも若い時は
地域の商店街でお店をされていた方。
こんなに物やサービス、情報が
溢れた時代に諦めるのか。

過疎だからか。
だとしたらわたしがおばあちゃんくらいになったら
もっとそうなるのか?

ちきりんさんがおっしゃっていた
いわゆるまずい店が生き残るというのも
何だか頷けるような気もする。

それにきっと東京からとか人がきたら
田舎のお店って選択肢が少ないし情報も少ない。
だからよりいっそう、そう思えるのかもしれないな。
田舎に泊まりに来た人には
美味しいご飯が食べられる場所がすぐわかるといいのにね。

キンコン西野さんのVoicyを聞いていると
まちづくりをしているというお話をされていて。

わたし自身野菜直売所を営業している。
半年間営業してきて
かなり多くの常連さんに来て頂けるようになった。
集まってあーだこーだおしゃべりして笑いながら
お野菜を買っていくご婦人たちを見ると
わたしまで楽しくなってくる。
誰かとおしゃべりしながら買い物するのって楽しいよね。

いわゆるまずい店の存続について。
地域のコミュニティが
そうさせているところもあるのかなって。
東京の人からしたら、まずいのかもしれない。
でも、地域のあの人のあの味を
好きでお客さんが通ってくる結果、
存続したお店もあるのかな、なんて
わたしの勝手な推測。。

田舎で競争といったらわたしのなかでは
農家さんの競争、というか競争意識が
すごいなと感じていて。
いろんなことを工夫して作物を作っているから
知恵も知識も豊富な農家さんが多い。
その分プライドでお仕事をされているんですよね。
そういう方の野菜はめちゃめちゃ人気が高い。
お客様に安心して頂けるように大事に大事に育てて
そしてきれいな状態にして出荷されている。
その努力を惜しまれないから。
『○○さんの野菜のファン』
そういうお客様もたくさんいらっしゃる。

ちなみにわたしは
前職では毎月のように東京へ出張。
安くてうまいお店も教えてもらったけど
どこの何が使われているのかはわからないし
わからなくていいと思っていた。
味は正直どこか妥協もあるよね。
だからコスパがいいという括りにはならなかったな。


イケハヤさんのVoicyを聞いて思ったこと


イケハヤさん
・東京に住んだこともある。今はど田舎。
・土地は田舎はめちゃ安い。山=軽自動車
・山に家を建てるのにローンが使えない。担保価値がない。
・都市部の方がローンが組めるが田舎は家賃タダ同然物件もある
・リノベが必要な物件も多い
・国道沿いの田舎町が良さそう
・田舎は1000万もあればいい家に住める
・ガソリン代は月1万ちょっとくらい
・住居費は安い
・野菜の値段も安い
・高知の方が美味しくて安い店ある
・海や山の近くに住みたいといった理想の暮らしができる


実はローン問題わたしもありました。
今の200万の物件は現金一括払い。
古い物件で今の法律には適合しないからだったかな。

イケハヤさんのように1000万円はかからなかったけど
200万円+水回りの修繕費160万円は最初に現金払い。
160万円はキッチンとお風呂のリフォーム代。
そのうち100万円が補助金で戻ってきた。
お風呂は在来工法(タイル張のやつ)から
ユニットバスにするとなると
撤去費もかかるし高くなりがち。
電気工事と水道工事は夫がしたのでその分安くしてもらったりした。

普通に考えたらめちゃくちゃ安いですよね。
200万で土地付きの家が買えるんだもの。

自分たちでリノベがしたかったから
あえて古い家を選んでいて。
夫婦でリフォームしながら生活しています。

ただ360万も余剰金があったならば
今の自分だったら投資に回したい〜と。
でも現状直売所以外で家賃はかかってないので
その浮いた家賃分は投資にまわせる。いや、まわしたい。(願望)
今は夫の借金返済に回している・・・。(涙)
返済が終わったらそのままその金額を
投資にまわす計画です。

ガソリン代はわたしもイケハヤさんくらい。
夫とわたしで車は2台持っています。
わたしの車は最近流行の新車のサブスクなので
車代の支払いは月々16000円ほど。
軽の新しい車の燃費は現在18.5km。

野菜は新鮮で安く手に入る。
お肉も新鮮で美味しい。
わたしの地域はイケハヤさんと同じく山。
海は近くにないけれど
海が近い人はきっと魚が美味しい。

美味しくて安い店もある。
わたしがこの地域で気に入っているのは
特に焼肉屋さん。
都会の焼肉屋さんと同じ値段でも
肉の厚みが違うし鮮度もバツグン。
そしてピザ屋さん。
いいえ、ピッツァ屋さん。
チーズ、小麦粉、野菜などがこだわりで
値段の割にとっても美味しい。
東京だと高いお店で食べられるような味が
普通の価格で提供されている。
海外で修行して田舎でお店を開いた系の人が
やっているお店って価格は普通で味がいい。
だから、少しいい水準で高コスパ。


大学時代の話

大学生の時、東京に就職する先輩がいっていた。
(わたし達は軽音楽部だった)

「東京の方がお得に生きられるに決まってる。
 給料は東京が高い。田舎は安い。
 CDは東京でも田舎でも同じ値段。
 だったら東京で働いて買う方が得する』

なるほど。
でもCDや音楽だけじゃ
うまいメシは食べれらないんだよね。
大学生のわたしはそう思っていた。
先輩は下北沢で
某有名バンドマンが経営する飲食店に就職したのだった。


価値観はそれぞれ。
だけど聴けば聞くほど田舎やばいなって思ったり。
そういうまちづくりになっている日本の仕組みはどうなのって思ったり。

大きな流れに逆らうのは一人では難しい。
だから
誰かがひょいとおとずれた場所になったとき
すてきな場所だったなって
ちょっとでも多く思ってもらえるようにしたい。
美味しいお店がわかるようにしたり
野菜直売所で楽しめるようにしたり
アピールや仕掛けって大事だなって思いました。
観光業だけでは
地域にお金はたくさん落ちていかないから
地域の方に愛されるお店づくりを一番に大切にしながら。


田舎暮らしされている方、
物価をどのように捉えていらっしゃいますか?

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