ワンポイント教室 #10
対局
この碁は野狐囲碁のネット対局で私の黒番、相手は2段の方です。
内容
相手の高目に三々から入っていった局面です。白は外勢を取り大模様の雰囲気で碁を進めようという意図でしょうか?
黒がどんどん這っていってる局面ですが、ここが今回のポイントです。外勢を選んで外回りの厚みを作ろうとする際は、地のことは気にしてはいけません。またいきなり厳しい手を打って脅かしてやろうなどとも思ってはいけません。厚みを作る時はただ淡々と厚みを作るのです。
そんな中白は14とオサエてしまったので、黒から15とキラれてしまいました。こうなると白もうすでに大変です。
白は16ノビたいですが、17と18を交換された後に実践のように19とカケられてしまうとなんとも窮屈です。
その為黙ってノビておくくらいでした。黒もトビで補強するくらいなので、白はその後好きな所に先着できます。
しかしながら実践はカケからどんどんと黒から押さえつけられてしまい、上辺から中央の厚みはむしろ黒の方が壮大になってしまいました。
こうなると黒としては下辺を普通にカカリくらいでも大模様の様相をていしてきます。
右上の隅で白は多少地を稼ぐことはできますが、黒41と右辺の一等地に先着されては黒はっきり優勢でしょう。
あとがき
しばらくは今回のようにワンポイント教室の記事は短めで気楽に読めるくらいの内容にしようと思います。
もし知りたい形や打ち方に対する要望などありましたら、コメント欄やXで教えてください。記事の参考にさせていただきます。
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