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ネット碁振り返り #13


対局

この碁は野狐囲碁でのネット対局で、私の白番です。相手は9段の方です。

内容

黒の実利作成に対して、白は大胆に両隅を利かしてからのスタートとなりました。2間ヒラキは私の好きな構えです。

黒は徹底して実利作成で、いきなり三々に入ってきましたが、バランスを取る為に…

辺からカカリゆっくりした展開を目指すのもありました。また…

上辺一本を囮にして下辺に展開しなおして、模様の大きさ比べをしながら布石のやり直しをするのもありだったように思えました。

隅の定石としては黒1とツケてハネダシを狙いながらその後打ち進めるのが一般的ですが、黒は後手を引きたくなかったようで…

ブツカリで生きだけを確保して左上のカカリを優先しましたが、正直これはありがたかったです。右上の厚さが増す上に、ハネツギが先手になることから自分にとっては打ちやすい進行にいきなりなってように感じました。

黒は白の模様を妨害したかったみたいですが、実践の26を打てて白としては十分だと思います。上辺から中央に対しての地模様がまぁまぁ立派なので。

続いて予定の右上のハネツギから左上に先着していよいよ白好調です。

黒は三々入りから定型の渡りまできめましたが、48とツケることができたので、白は実利でも遅れていない状況になりました。

白52は模様の接点で、ここを逃すと大体の模様碁は悪くなります。黒の模様も牽制しているので地味に大事な一手です。

右下の白のツケから進行に対し、黒59とキッてくるのは予想外でした。確かに実利としては大きいですが、白の外模様がより拡大されてしまうので…

白70となっては白模様が壮大で十分勝勢といえる形勢だと思います。

その後黒は左辺を荒らに来ますが、白は右辺に壮大な模様を持っているので、譲っても問題ありません。さらに黒は模様妨害のために無理気味で81と打ちましたが、やはり無理で82とコスミを打たれて痺れてます。

84と85の交換は普通なのですが、86が手拍子でした、反省です。

白1と打つのが勝りました。

実践は黒が間違えて91とキッてしまったので結果オーライとなりました。仮に相手が正しく応対していても形勢がひっくり返りことはありません。この碁はここで黒の投了となりました。

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