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ネット碁振り返り#4


対局

この対局は野狐囲碁におけるネット碁で、私の白番で相手は8段の方です。今回の対局は早い段階で終局してしまったので内容は短めかもです。

内容


お決まりの白の構えからのスタートです。
今回は手番で下辺にワリウチをしてとことんゆっくり打つ方針にしました。

白24まで手をかけすぎのように見えますが、これで下辺は鉄壁なのでこのあと白は好き勝手暴れることが出来ます。
さてXでも言及した局面なわけですが、黒25は一時期、対3連星ではやった打ち方であり、それの応用といったところでしょう。また白26の手は受けさせられるのが嫌だったので反撃にでてみました。
すると黒は29という強硬策できました!

ボウシがない場合には、図のように黒5まで打つ変化は一般的ですが、今回はその場合7の手があまりしっくり来ない関係で微妙と判断したのでしょう。

しかしながら、ここで黒7と下からツケていくのが面白そうで意外とこの変化もありだったかもしれませんね。

まずツケには反発を考えてみたくなりますが、白には断点ができてしまい、黒に簡単に捌かれてしまいます。

しかもこうなるとせっかくの右上のケイマの反撃も重複形になってしまい白いまいちでしょう。

また実践、下から受けた白に対して黒が切り込んできたわけですが、ここでも反発はあまり良くなさそうです。黒にはっきり生きられた上に白は中央での見返りが薄そうです。

一方でキリに対して、単に噛みとるのはありだったかもしれません。黒は不用意にアテ返すと白に好形を築かれて黒はお荷物を抱えてこの後打ち進めなくてはいけなくなります。

その為黒は2.4と手を戻すくらいですが、白に急所に迫られてあまり良くなさそうですね。

その為実践は白がわかりやすく進行を選びましたが、少し追求不足だったかもしれませんね。
読んでいる途中46がぴったりかと思っていたからなんですが、この手も少し微妙で気持ちが先行した結果となりました。

黒47に48と受けたのが手拍子の緩着でした。
このせいで左下に目一杯迫ることが出来なくなってしまいました。
ここでは…

何もせずに単に目一杯ツメル方が勝りました。
早碁だとついつい手拍子で打ってしまうところがあるので反省点ですね。

しかし、実践的を黒が51と消極的にきたので少し様子を見る意味で打ち込んでみたところまたまた53という不思議な対応だったので…

右辺をキメて盤面を狭くしようと試みました。

すると下辺オキから黒は仕掛けてきたのですが、ここでは図のように大人の対応をして中央構えておくくらいでもよかったかもしれません。
読みでは反発しても問題なさそうなので、反撃しましたが、不要だったかもしれません。

白64がそれなりの手で黒は困っています。

白78までで上辺の黒が苦しい状態になってしまってははっきり白良しですかね。
この碁はこの後黒が間違えてしまい、上辺が頓死してしまったことで早めの黒からの投了となりました。

あとがき

ご希望の布石や知りたいポイントなどの要望でも出来る限り応えたいと思います。
ご意見やご要望などありました、コメントやXで連絡をくれると嬉しいです。ありがとうございました。


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