見出し画像

ネット碁振り返り#10


対局

この対局は野狐囲碁におけるネット碁で、私の白番で相手は9段の方です。

内容

一路高くて狭い三連星⁉︎
普通の三連星より高い分余計に地になりにくいこともあって、辺だけに固執してしまうとすぐに駄目になってしまう。左辺はあくまでも主戦場!
入ってきた黒を有利に攻めるための場としての意識だ大事!

左下の進行は5の5における一時期流行った定石?の派生形である。うん!どうみても地がない。作るか!

黒は当然入ってきますが、どストレートにしのぎにきました。25の覗きなどは分かりやすく悪手。白としては雰囲気が出てきました。

実践黒は中央の捌きを確実にするために、左上においてはかなり妥協しましたが、これではあまりにも黒がつらい。そのため…

黒1と伸びて、調子で一緒に顔を出していく方が黒は良かったでしょう。

そしてそもそもこのような危ない進行を避けるという意味では、打ち込まずに右下あたりを軽く牽制しておくくらいの進行も有りだっただろう。

左上の妥協に加えて、中央でまたしても黒はもたついた。これで白52と下辺に白に先着されてははっきり白が良い!そのため…

中央触らずに下辺への牽制をするべきだった。その場合右辺に白に先に展開されやはり黒はあまり良くはないが、それでもこれならまだぼちぼちであっただろう。

慌てて下辺に侵入してきたが、またしても右下どで割食う変化と…黒は常に後手後手の進行でなんとも辛いばかりである。さらに下辺の黒は見た目以上に危ないため、死ぬ心配もしなくてはいけないほどである。

黒はしかたなく63で間に合わせの補強をするも、右辺に白に先着され、もうこれは白のやりたい放題である。

さらに勘違いか?中央で空き三角で後手を引いてしまい下辺の黒がいよいよ本気で危なくなってしまった。ここでは…

敢えてハネて調子で3と守るくらいだったのではないだろうか。これならまだ踏ん張れた。

黒は決死の覚悟で右辺のハネツギに回ったが時すでに遅し、地合いのバランスはとうにくずれてる。

白は最後に左辺を調子で守ってゲームセット!
この碁はこの後数手で白の中押し勝ち。
この碁は一手の重さが際立った一局だったかなと思います。

あとがき

ご希望の布石や知りたいポイントなどの要望でも出来る限り応えたいと思います。
ご意見やご要望などありました、コメントやXで連絡をくれると嬉しいです。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?