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ワンポイント教室 #7


対局

この碁は野狐囲碁のネット対局で私の白番です。相手は1段の方です。

内容

白8のカカリにケイマで受ける手は昔からあったが、AIの登場でより日の目を浴びるようになってきた。しかしながらこの大ケイマで受ける手はあまり普及はしていない。
悪手であるというわけではないのだか偏見かもしれないが、低段者や級位者に多く使用されているように思える。地の大きさを気にして一歩でも前に行きたいという気持ちが溢れた手といえる。

しかしながら、これだと余計に弱点が多くなってしまっている。さらに辺からだけでなく…

ケイマで受けた時より、ツケに対して反発ができないことを考えるとやはりあまりお勧めはできないだろう。

そして今回のメインレッスンポイントはここである。この局面でみなさんなら黒でどこが気になりますか?白12に対してどのような後続手段を連想させるでしょうか?

黒13のコスミツケは大罪であるということをみなさん理解していますか?元よりコスミツケという手は基本的に大罪であることが多いです。このように打ってしまうことの1番の理由は…

往々にしてこの打ち込みを気にしてる場合があり、振り返りを計算に入れていない場合がほとんどだと思います。

このような局面では、江戸時代からも打たれている覗きからの封鎖というように先行して攻めたててしまえば、上辺の打ち込みは気にすることはありません。

あとがき

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