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【ホンダWR-Vレビュー(一月乗ってみて)】


1. 前評判

下馬評では、コスパ最高で爆売れを予想するメディアが多かったが案の定結果通りとなった。自動車メーカHondaも月間販売計画3000台/月としていたようで、その4倍以上の13,000台と好調な立ち上がりとなった。

去年までヴェゼルXタイプに乗っていたが、先月WR-Vが納車され、一月乗ってみた感想をヴェゼルと比較しながら素人目線で述べたい。

2. ヴェゼルと比較すると

総合的に勘案すると、値段相当だと思う。その主な理由に
1.燃費が悪い。
ヴェゼルでは計8年乗っていた。初代16年式Gモデル3年と2代目18年式Xモデルを5年乗っていた。ドライブが好きなため関東から北海道、中・四国あたりまで乗り回しており燃費は平均14.7kmだった。高速に乗れば15.0前後まで燃費が良くなるが、街中だと14.3前後だった。

一方、WR-Vは平均11.3kmだ。ヴェゼルであった「エコモード」がないことも要因?と思えるが、車両価格が安い分燃費が悪く高くついている。

加え、ガソリン代も値上げが続いており、最近では170円突破しているガソリンスタンドも存在する。当方が経験した最安値98円/1Lのころと比べるとガソリン代が高くなりすぎて、今後も値上げが進むかもしれないと考えると一層とコスパの悪さが目立つ。

都心や近郊ならいいが、ガソリンスタンドがあまり多くない地域だと不安に感じるかもしれない。東京→名古屋間で300キロ超あるが、ヴェゼルだと4割ぐらいガソリンが残っていたが、WR-Vだと2割ぐらいしか残らないため、飛ばしたりエアコンを付けているとガソリンランプがつくかつかないかになるため心もとない。

他方、アクセルワークがヴェゼルより難しく特に初速のアクセルが思ったよりも遊び(余白)があり、若干踏み込まなければならない。

2.バックモニター(車庫入れ)
これはいまだに慣れない。ヴェゼルと比べると改悪?まではいかないが車庫入れが難しくなった。まるで自動車学校に通っているようなレベルになったのでは錯覚に陥る。

なぜか?というと、バックするときに表示される「ガイド線と車体が一致していない」からだ。

ガイド線だけで車庫入れをしようとすると「駐車枠の線と平行にならない」「左右非対称になる」「膨らむ」という現象になる。

これは当方だけなのか?と思い、ディーラーに相談しにいった。ベテランの工場長が対応してくれて、彼の車庫入れを間近でみていたら、彼も一発で車庫入れできなかった。当方の”気のせい”ではなかったようだ。

結果、これは仕様であり何ともならないと言われ、対応としては昔ながらのサイドミラーやルームミラー、半ドアバックで枠線に惑わされないように車庫入れしなければならない。

ガイド線がハンドルと連動してこともあるが、モニター上では線と並行してまっすぐに止めているように見えるだけで、車から降りると曲がっていることに気づく。

このようにガイド線だけで駐車しようとすると、必ず”ズレ”が生じる。最近ようやく慣れてきて普通に一発で車庫入れできるようになったが、かなりのストレスとなった。

特に、狭い都心の駐車場では一層のストレスになる。バック駐車が苦手な方にはWR-Vはおススメできない。

3. WR-Vのメリットは

ずばり、自動車税だと言える。WR-Vは27,900円、ヴェゼルは34,500円と若干安くなった。半面任意保険は少し高くなった。結果として自動車税と任意保険を足すとWR-Vとヴェゼルはほとんど金銭的にほとんど大差なしだった。

ナンバーで言えば、5ナンバーかな?と思っていたが3ナンバーだった。あと気になったことと言えば

1.プラズマイオンなしエアコン
2.エンジンブレーキがめんどくさい
3.サイドブレーキ
4.ロードバイクが入らない

2エンジンブレーキだが、ヴェゼル時代は多用していたが、WR-VはSレンジが一つしかないためエンジンブレーキがほとんど利かない。ハンドルについている+-でS1にする必要がある。これが面倒くさく、街中ではエンジンブレーキがほとんど使えない状態になった。

ヴェゼルではブレーキパッドを一度も交換したことが無かったが、WR-Vでは交換する必要がでてくるかもしれない。

4ラゲージルームが(荷室空間)が広いと謳っているが、ヴェゼルほどの使い勝手はないと言える。シートを倒してもフラットにならないため、ロードバイクが載せられない。トライアスロン大会のとき、どのようにロードバイクを持っていくか課題が残った。

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