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Gethsemane〜Break a leg予習〜

最高の状態でソロコンを迎えたいということで、海宝さんの2ndアルバム「Break a leg!」の曲を予習していこうのコーナー。

1回目は、Gethsemane。

最初からメインをいただく感は否めないですが、これを知らずには始まらないと思ってます。

足を折る、、?

まずはアルバムタイトルの「Break a leg」。
直訳すると足を折る、となんて痛々しいタイトルかと例外なく思いました。

Break a leg! : 成功を祈る!

由来はいくつかあるようだけど、私はこの解釈が好き。

舞台が成功すると、カーテンコールに出て、何度も脚を折り曲げてお辞儀をすることから、「何度もカーテンコールに出て脚を折られますように」という意味で、“Break a leg!”と言うようになった。

意味を知って更にこのアルバムが好きになりました。海宝さんにぴったり。
いつも沢山カーテンコールに呼ばれてるから。

ゲッセマネの園

それでは本題へ。

アルバム6曲目に収録されているGethsemane。
圧倒的歌唱力と十字架を背に歌う姿に、一瞬で引き込まれます。

歌についてはもう何も語れません。
凄すぎて。。(語彙力

今回はこの曲の背景にフォーカス。

Gethsemane:パレスチナ地方の古都エルサレム東部のオリーブ山西麓の園。新約聖書の福音書によると、イエスが処刑前夜の最後の晩餐の後に祈りをささげ、ユダの裏切りによって捕らえられた場所とされる。

聖書を題材にイエス・キリストの最後の7日間を描いたロックミュージカルである「ジーザス・クライシス・スーパースター」の劇中歌として、最後の晩餐を終え死を覚悟したイエス・キリストが、神に対して自らの苦悩を語りかける曲。

ミュージカルは1971年にブロードウェイで初演され、日本では劇団四季が上演。

海宝さん自身も、いつか出演したい作品にこのミュージカルをあげています。
劇中歌として、ステージ上で歌い上げる姿を観たいと思うのは私だけではないはず。

Gethsemane(歌詞和訳)

父なる神よ 聞きたまえ
苦き杯を この手から取りたまえ
今の私に 昔の力はない
身も心も ただあなたに
望み以上に捧げて 私は疲れた
誰に これができるでしょう

私が死んだらあなたが行うのです
私に求めていたことを
私は知りたい 神よ
あなたの心が 知りたい
私は あなたが見たい
この目で あなたが見たい

このまま どうして 私が死ぬのです

してきた総てが むだなのか
私は知りたい 神よ
あなたの心が 知りたい
私は あなたが見たい
もし 私が死んだら どんな報いがある
どうして 私は死ぬのか
そのわけを今すぐ知りたい

ああ なぜ今 なぜ死ぬのか
この死が 無駄ではないことを教えてください
おお神よ
教えて下さい その訳を
示して下さい その英知を

いいだろう死のう
さあ見てくれ 私の死にざまを
見てくれ 私の死にざまを
見てくれ 私の死にざまを

身も心も疲れ果てた
これで終わるのか
あなたが始めたことだから
最後も あなたが望むなら
飲みほそう この杯を
十字架にかけろ
殺すなら 今だ

私のこの心 変わらぬ間に


悲壮感溢れる冒頭から、答えてくれないのなら死にざまを見てくれと覚悟を決めるクライマックスまで圧倒的な歌唱力で紡がれる5分間。

なぜ十字架の磔に?

理由は二つ。
キリストを憎むユダヤ教の指導者達の陰謀によるもの。そしてキリスト自らの選択。

人間の罪を身代わりとなって償うため、人間が永遠の滅びに堕ちるところを救い上げ、永遠の命へと変えるため十字架刑に。

この処刑前夜にゲッセマネの園で紡がれた祈りの曲。唯一、キリストの弱く脆い一面が現れる場面でもあり神の子であると同時に私達と同じ人間であることを感じさせる。

生きて帰れるのか帰れないのか、それが問題だ

音源で聴くだけでも圧倒される歌声を、生で受け止め生きて帰ることができるのでしょうか、、。

恐れ多くも、これを歌い上げるまでに計り知れない努力と練習があったんだと思います。

悔いのないよう聴き届けて、観届けて、生きて帰ります。

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