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【小5で不登校になった息子の成長記】

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小学4年生の2月から完全不登校、ノー勉、の息子。息子の鉄道旅や、母である私の思いなどを書いています。元気に過ごしているので問題はありません。誰にでもある生きていく上での課題はあり… もっと読む
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ただただ生きればいい

ただただ生きればいい

学校を休んでいる息子と一緒に帰省。

自然の中にいると、自分も自然の一部、ただのいち生命だと感じる。

息子は田舎は嫌だと言うけれど、私も都会に憧れて田舎を出たけれど、やっぱり自然に囲まれた田舎がいい。

木、鳥、虫、みんなそれぞれ生きている。

昨晩に外に出てみた。

真っ暗な中、感じる風、澄んだ空気、川の流れる音、遠くで鳴くカエルの声。カエルって本当に合唱するんだ。そうだったな。

何かを成し

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「これからどうしていきたい?」と先生に聞かれ「寝たい!」と答えた息子

「これからどうしていきたい?」と先生に聞かれ「寝たい!」と答えた息子

息子の完全不登校は、2年目に突入している。

息子が本当の意味で学校を休めたのは、ここ半年程だろうと思う。(初期は私が無自覚に息子を追い詰めていたから…)
毎日元気に生きている。

そして私も、息子が学校に行っていない事実は変わらないものの、私自身の悩みは解決した。
息子が何をしようが何を言おうが、全く動じなくなった。息子を信じて、息子に任せている。

私は、衣食住のサポート、なるべく私以外の人と

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読書がより楽しくなるブックカバー発見!!ついでに義務教育に物申してみたり…

読書がより楽しくなるブックカバー発見!!ついでに義務教育に物申してみたり…

映画鑑賞と同じくらい、読書も好きだ。

子どもの頃、読書はそんなに好きではなかったし、夏休みに書かされる読者感想文は大嫌いだった。

必要以上に改行したり句読点を入れたりしながら、指定の枚数に何とかして1文字でも突入させようとしていた。
(ちなみに息子の読書感想文からもその気持ちが溢れていて笑った。)

いつからか、本屋や読書が好きになっていた。本や雑誌から知識を得ることや、小説の世界に入り込むこ

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「優しいウィンナー」と息子

「優しいウィンナー」と息子

息子は、(夫も…)
ウィンナーが大好きだ。

わが家の冷蔵庫にはウィンナーが常備されている。
なくなる前に買っておく。

先日息子が、「おやつにウィンナー焼こ〜!!」と言って昼間にキッチンでガサゴソしていた。

まあ、基本毎日家にいるから、普段からよくキッチンでガサゴソはしている。

お腹が空くとガサゴソしている。
ちょいちょいガサゴソしている。

わが家には「息子専用フライパン」がある。

元々

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たりない母、「さよなら たりないふたり」から勝手に子育てを学ぶ…

人は誰だってたりていない。
完璧な人間はいない。

息子が不登校になり、荒れに荒れていた初期。私は何とかしようと(色んな意味で元に戻そうと、頑張らせようと)必死だった。

でも気付いた。

息子を解放してやらねば!!

若林さんの言葉を借りるならば、「私は息子の首の鎖を外してやった」のだ。

「熱がないのに学校を休んではいけない」
「大人の言うことを聞かなければいけない」
「誰とでも仲良くしなけれ

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「特急ラビューで芝桜」と息子

「特急ラビューで芝桜」と息子

鉄道好きの息子と、特急ラビューで秩父へ行ってきた。もちろん学校に行っていないから平日にだ。

空いているから〜

息子が不登校になってから、何度かラビューに乗った。私は4回目、息子は一人でも乗ったから6回目!!

通称「ミサイル」(息子から教わった)

都心から出ている特急(指定席)は色々あるけれど、ラビューはそれほど高くない金額で、わりと遠くまで行ける。

座り心地(もたれ心地)のよい黄色い座席

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「桜」も素敵だが「雑草」も素敵、春ですね…

「桜」も素敵だが「雑草」も素敵、春ですね…

春!!

桜が満開だ🌸

桜を見たくて、いつも車でいくドラッグストアに歩いて行ってみた。

毎年思うが、桜の花びらは思ったよりピンク色ではない。だいぶ淡い。

桜よりも癒やされたのが、アスファルトの隙間から生えている雑草たちだ。

アスファルトを突き破って生えたのか、はたまたたまたまその隙間の土にたまたま種が落ちて生えたのか。

どちらにしても、愛おしい存在だ。

「雑草魂」という言葉がある。ど

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「オリジナル鉄道スゴロク」と息子

「オリジナル鉄道スゴロク」と息子

息子は鉄道好きだ。

元々詳しかったが、不登校で家にいる間に様々な鉄道系YouTuberの動画を見ることで、

更に好きになり詳しくなった。

恐らく不登校初期の頃は、嫌なことを思い出したり考えたりしてしまう不安な時間を、YouTubeやゲームに没頭することで「癒し」を得ていたのだろう、と、今は思う。

そして好きなことに時間を費やすことが楽しかったのだろう。

「不登校初期の辛くしんどかった日々

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2024年、4月になった!!

今日から4月だ。

4月になったからといって、わが家は何も変わらない。
いつもと同じだ。

一つだけ、変わることがある。

息子のラベリングの一つである「小学生」が、「5年生」から「6年生」に変わったこと。

親戚、親の知り合い、知らない人との雑談、ありとあらゆる場面で

「何年生?」

と聞かれるのは子どもあるあるだ。

息子は、「6年生」と答えることになるだろう。

もう小学生へは行かないと言

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「海」と息子

「海」と息子

私の妹が誘ってくれた、熱海方面への鉄旅。

息子は鉄道マニア(鉄ヲタ)だから、息子に任せて私と2人で出かけるときは、基本どこにも寄らせてもらえない。

ひたすら乗り、乗り換え、乗る。

なんなら、乗りたい車両や座りたいシートのために「お母さん早く!!」と走らされるし、

改札を出て、すぐに改札へ入ることもよくある。

だが、誰か一人が加わることにより、息子にも「協調性」がうまれる。

それにより、

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息子、一年ぶりに学校へ行った

息子が、一年ぶりに学校へ行った。

(修了式の翌日、春休みの初日にだが…)

4年生の2月から学校へ行きたくなくなり、5年生は完全不登校。

一歩たりとも学校に足を踏み入れていない。

自己否定に陥り、生きているのも辛く未来に絶望していた時期に、

「学校へ行かなくても生きていける、行かなくても中卒にはなれる。」

という話をしたことがある。

その事実を親が伝え、現実を理解した時、間違いなく息子

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「大谷をサポートする優秀な通訳」も「ギャンブル依存で人のお金を盗んだ奴」も同じ人

水原氏の件。

ドジャースを解雇された事実はあるものの、真相はまだ分からない。

真実が分かることがあるかどうかも分からない。

ただ、私が思うのは、水原一平という人は、一年前も、今日も、さほど変わってはいないはず。

同じ人間だ。

アメリカで暮らす、日本人の通訳を仕事とする、ただの人だ。

大谷がMLBで結果を出し、世界的に有名になり、「水原一平」の名が世界中に知られただけだ。

「大谷をサポ

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「夫と私」と息子

「夫と私」と息子

息子は完全不登校。

もう一年間不登校。

どうやっても、どう言っても、誰が何と言っても、5年生は一度も学校に足を踏み入れなかった。

頑なに登校を、学校を拒否した。

その間、ちょくちょく思った。

「夫も私も頑固だもんな、そりゃそうか…」

夫も私も人の意見は「そういう考えもあるか」と割と柔軟に受け入れられるタイプだが、間違いなく頑固だ。

そりゃ、一度行かないと決めたら行かないわ…(笑)

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「競馬」と息子

「競馬」と息子

最初はゲームだ。

息子が、夫が昔やっていたという、競走馬を育てるゲームを見つけてやり出した。

マリメ、マイクラ、フォトナ、A列車、シティスカ、など、持っているゲームを随分とやり尽くした後だったのもあり、ハマった。

今までのどのゲームよりも、夫が息子との会話に食いつきが良い。息子はそれを感じていた。夫のゲームの攻略法や、昔祖父に競馬場へ連れていかれた話、名馬の話。

純粋に嬉しいのか、あえての

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