【読書メモ】『本は10冊同時に読め!』(著:成毛眞)
少し前に知った「子どもの読書活動の推進に関する法律」では「4月23日が
子ども読書の日」と定められていて、公的機関はその趣旨に沿った事業をせよ、とまで書かれているようです。そういえば、息子の小学校では「ビブリオバトル」をやっていた覚えがありますが、時期的にはこのあたりだったかなぁ、、その頃子どもたちの間で流行っていた『青鬼』シリーズを取り上げたとか聞いたのは何となく覚えています。
また地元の図書館では何かしている(た)のだろうか、気づかなかったなぁ、こどもの読書週間の期間中(~5月12日)に行くことがあったら覗いてみようかな、なんて考えながら思い出したのが『本は10冊同時に読め!』との一冊。
「本を読まない人はサルである!」とのなかなかに過激な副題が添えられてもいるので、このフレーズに反感を覚えた方は手に取らない方がよいかも、しれません。
個人的には非常に楽しく読ませていただきました。言葉遣いはなかなかにべらんめぇ口調ですが、内容もわかりやすくサラッと読めます。また「欧米のリーダー層は自国の歴史や文化についてきちんと勉強している」のは、塩野さんも同じようなこと言ってたなぁ、と思い出してみたりも。
日本マイクロソフトの社長として、各国と丁々発止にやられていたからこその言葉なのでしょうと、あらためて実感したのも覚えています。そういった意味では、単に英語を話せるだけでは意味が無く、会話をするための「教養」も同時に身につけないといけないのかな、とも。
確かに、自国の事を聞かれて「わかりません」としか返事が出来なかったら、軽んじられても仕方ないですよねぇ、、教養の涵養、大事だなぁ、、と思います。となると「自分の頭で考えるには、そのための材料として知識や情報が必要になる」とも至極納得のいく話で。
これは、視野を広げるためには様々な価値観が存在することの認識が必要されると同じと考えれば、これまた確かにと。視野狭窄に陥って「新聞は正義の味方などと思っているようでは甘すぎる」なんて事になったら目も当てられませんしね、、「自分の頭で考える人間になってほしいと願う」とはまさしくその通りです。まぁ、自分の軸(プリンシプル)を持っているのが大前提、とはなりますが。
フィクション、ノンフィクション問わず、そして善悪も問わず、普通に過ごしているだけでは出来ないであろう「体験」を疑似体験できるのは、「読書」の最大の効果だよなぁ、と、個人的には。
日頃、通勤カバン(リュック)には、2-3冊の本を入れています。といっても必ず通勤時に開くわけでもなく、1日単位で振り返るとその日は開かない本もあります。また、小一時間ほどで読み終わる場合もあれば、行きつ戻りつしながら1週間くらいかけて読み解く本もあったりと、まぁ、結構いい加減なものです。
中には、放置プレイに入って早数か月なんてケースもあり、もったいないなぁ、と思いながらも、興が乗らなければ仕方ないとも、ある意味割り切ってもいます、、稀にそこから思いがけない発見とか、モノの見方をもらったりもするのですよね(言い訳デス)。
なんて、自宅の本棚の整理とか、いい加減一区切りつけないとなぁ、、と思いながら。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?