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Unknown を求めて
フィクションに限って言えば、病的というか猟奇的なくらいに一途な激重キャラに弱い傾向にある自分。
ドラマ「ずっとあなたが好きだった」の冬彦さん然り、ジョン・ゴールズワージーのフォーサイト・サガ(ほとんどはドラマ「フォーサイト家」で観たのだが)のソームズ然り、どんなに嫌われようが気持ち悪がられようが、逆に「私だけは味方だよ!」と応援したくなるのだ。
そんな自分がいま心を掴まれているのが、ハイライトで
タイ映画「親友かよ」เพื่อน(ไม่)สนิท よかったよ
大阪アジアン映画祭で「親友かよ」を観た。当日券も完売で、300人強の会場はパイプ椅子の追加席も含めて満員。上映後はアッター・ヘムワディー監督とプロデューサー(「バッド・ジーニアス」のバズ・プーンピリヤ監督)が登壇し、観客から質問が飛んでいた。
เพื่อน(ไม่)สนิทという原題は、英語にすると Friends (not) Close といったところ。タイ語はたぶん日本語と一緒で複数形も単数
いちどでは足りなかった「TAR/ター」
ケイト・ブランシェットが指揮者を演じる、それだけの予備知識で映画「TAR/ ター」を観た。ザワつく余韻がおさまらないし、リディア・ターの内面にもう少し迫りたい。リピートの前に、気になったことの一部を記録しておく。
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ターの音楽的嗜好は冒頭の授業のシーンから明確だった。
学生が選んだ無調の現代音楽をチューニングの最中のようだと言い放ち、彼にバッハを勧める。学生はそれに反論しつつ(バッハのミソジ
マドンナからイシグロへ
きのうのこと。MTVの懐メロ特集をつけていると、マドンナの Rain (1993) が流れてきた。
久々に見なおしたら、え、このMVの監督役ってあの方?「マドンナ+rain+坂本龍一」でググって確認。そうですね、教授ですよね。すっかり忘れてた。
監督の「マーク・ロマネク」が気になってWikiのページへ。
おお、レニー・クラヴィッツ! はじめて行ったライブかも。MJ&JJ の Scream !
生きるのってつらい。人間だもの―アンドレ・アレクシス著『十五匹の犬』
トリニダード・ドバゴ生まれ、カナダ育ちの作家アレクシスによる『十五匹の犬』は、カナダで最も栄誉ある文学賞といわれるギラー章の受賞作品。
ある夜、トロントのバーで飲んでいたギリシャの神アポロンとヘルメスが、戯れに近くの動物病院にいる犬たちに人間の知性を与えた。そのうち一匹でも死に際に幸せだったらヘルメスの勝ち、という賭けをしたのだ。賭けはあまりにヘルメスに分が悪く、ふざけすぎた罪悪感もあって、