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ついで買い

出かけるついでに、書店に立ち寄ることにした。
お目当てはちょうど新刊が発売された
『満月珈琲店の星詠み』シリーズ。
もともとは、新刊「1冊だけ」買い求める予定だった。
それなのに…
帯に書かれたフレーズに負けて
買ってしまった。

さらに、
標野さんの作品なら、これよりも先に
『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』を
買いたいし。
「さ行」の棚へ足を向ければ、
そこには更に
他の作家さんのシリーズの新刊が積まれており。
1冊 のはずが ついで ついでで 
合計4冊 買っていた。

そして、もう一つの目的をうっかり忘れて
店を出かけて、慌てて取って返す。
御書印をいただくために、ここの書店に来たのに。

「こっち」の世界に来た猫は
最初の7ヶ月は飼い主に会いに行っちゃいけない。
でも、
5回分のお仕事がちゃんとできたら
正規の7ヶ月の期間を待たずに
「あっち」の世界にいる会いたい人に
会いに行っていい。
ふー太は、伝言猫のバイト募集に応募する。
大好きなミチルに、少しでも早く会いに行くために。

この本を買ったときは、
愛猫は元気だったから
主人公(主猫公⁈)のふー太と
同じ状況になるとは
夢にも思っていなかった。
いつもの如く、積ん読になっていて
先月ようやく読み始めたところだった。
3種類程あった御書印のパターンも
何も考えずに選んでいたけれど。

「きみに会えて本当にうれしい」
これが愛猫シェリーからの
メッセージだったとしたら…
飼い主冥利に尽きる。

📝つむぎの ひとこと ふたこと🖋
「NNNから派遣されてきたんだね。」
点滴を受けている愛猫をはさんで、
獣医師と会話をしていたときの言葉だ。
宇宙から堕ちてきたとしか
思えない場所に居たのを保護した、
と話したら、冒頭の台詞が出てきたのだ。
NNN、ねこねこネットワークの略。
猫神様がいて、猫の差配をしているんだとか。
だとしたら、シェリーは派遣期間満了に伴い、
NNNへ帰還したと思ったら、
少し氣が楽になった。

パイロット万年筆 Kakuno✖️ TAG STATIONERY 聴色