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エッセイ

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花筏に出会う

花筏に出会う

おひさしぶりです。
最近としましては、いま書いている小説が春をテーマにした女子高生ふたりのお話なのですが、春が終わる前に書き終えられるか不安で仕方ない、そんな日々です。2000字のショートショートのはずが、なぜか5000字にしてまだ序章という…
だれかショートショートで良い教本がありましたら教えてください。

という訳で、noteの更新がなかなか出来ないので、代わりに日常の出来事でも記そうと思いま

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自分で自分の背中を押す

自分で自分の背中を押す

前回の続きなので、こちらを読んでからが良いかも!⇩

モーニングページを始めて今日で三日目。
三日目にして気づいたのは、「自分は臆病だ」ということ。

私は昔から誰かに背中を押されないと自分の意見が言えないタイプだった。

大学時代の話。
映画ゼミにいたのだけど、最初の授業で「脚本を書いてきて」と宿題を出された。その時に先生が言った一言が「自分の言いたいことを書きなさい」だった。その一言がなければ

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思考の言語化能力を鍛える方法

思考の言語化能力を鍛える方法

 最近、いろんな箇所からよく目に入ってくるワードが、「手帳」や「日記」「言語化能力」「書くこと」について。

 これはたぶん私が無意識下で自分に足りていないことだから、目につくのではないかなと思う。いろんな媒体を通しての見えない何かからのメッセージだと思っている。(急にスピリチュアル)

 自分は小説家を目指しているのに、自分の気持ちの言語化があまり出来ていないように思う。出来ていないというより、

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書きたいテーマはあるか?

書きたいテーマはあるか?

古い書類を整理していた時のこと。
数年前に自分で書いた文章の中で「物語の発想方法」というタイトルのものを見つけた。

そこには、「まず前提に、物語を最後まで描ききることってなかなか難しいです。それをなるべく避けるために私は、自分の好きなテーマ、深めたいテーマ、今気になってること、など物語を自分ごとのように捉えられる事を前提に物語を作ることを意識しています。」と書いてあった。

そして、「私のテーマ

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書かなくなった年賀状

書かなくなった年賀状

 いつからだろう、年賀状を書かなくなったのは。
 小学生の時は、何時間もかけてクラスの子ほぼ全員に書いていたっていうのに。
 その頃は年賀状が楽しみで仕方なかった。朝早くに聞こえる、郵便ポストに「カタン」と入る音。聞こえた途端、急いでポストへ取りに走る。
 だいたいは輪ゴムで止めてあり束で届く。それを1枚づつめくるのが楽しい。お母さん宛の親戚からの年賀状、お父さんの仕事先からの年賀状、そして私宛の

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短編の読後感

短編の読後感

質の良い短編小説を読んだあとの読後感はどこからくるのだろう。

短編といえば、ショートショートの神様といわれる星新一。

この著者の物語は誰が読んでも面白く、オチで心地よい驚きがある。また社会問題にも言及していたりして、哲学的な物語も多い。

星新一も良いけれど、最近おすすめなのがトーベ・ヤンソンの短編集。
ムーミンで有名なトーベ・ヤンソン、実はムーミン以外の短編集も面白いのです。

短編集「黒と

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