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高野山の旅(1日目)

はじめに

唐突に高野山に行ってみたくなりました。
なぜか。
と言われると全く論理的説明ができないのですが、訪れてみることに。
しかも、宿坊宿泊+奥の院ナイトツアー+金剛峯寺での阿字観体験、という盛りだくさん。高野山三昧パックになりました。
高野山に行ったことが無い方を中心に書きたいと思います。
行って居る方でも楽しめる内容と思っております。

高野山

高野山、弘法大師空海、お大師様が開いた仏教の修行の場所です。
場所は和歌山県高野町
なのですが、どうも和歌山感が少ない印象です。
なぜかというと、高野山へのアクセスが関係しています。
その理由はのちほど。

まずは高野山前のアクセス
関西圏以外ですと、ほぼ鉄道利用かと思います。
すると、南海のなんば、がスタートになります。
ちなみに、なんば駅へは、新幹線利用でしたら新大阪から、大阪メトロ御堂筋線で難波駅へ。
南海なんば駅へは、先頭車両方向、南南改札から出るとまっすぐです。
すると、南海なんば、の表示があります。
迷うこともなく到着します。

なんばからのアクセス

高野山を訪れるには、一般的には「南海電鉄」の「なんば」駅から橋本を経由して、極楽橋まで電車、そこから高野山まではケーブルになります。
特急こうや、を使えば橋本を経由して高野山口まで一気にいけちゃうのです。
所要時間は、ケーブルの乗り換えを含めて1時間半。
なので、電車としては1時間、しかも途中は明らかに大阪に通勤される方のベットタウンを通ります。
それもあって、和歌山、というより大阪圏といった感覚です。
行った時も、関西からの方々が多く利用されていました。

特急こうや(なんば駅にて)

今回行きは先程も書いたように「特急こうや」を使いました。
写真は「こうや」に乗り込むところです。
4両編成で、1,3号車は車両の後方、2、4号車は車両の先頭に乗車口があります。(なんばから先という視点です)
写真は、車内清掃が始まったところなので、まだ椅子がなんば駅方向を向いています。このあとしっかり回転しました。
使われている車両は、南海30000系、という車両です。
見た目から、ベテラン感、が感じられますね。
なので、トイレなどはちょっと年代を感じてしまいます。
それはそれで、良い体験でした。
鉄道好きの方からは、橋本から極楽橋までの景色が良いので普通列車をオススメされましたが、ちょっと宿坊の時間もあったので、特急に。

きっぷの買い方

特急こうやに乗車するには、特急券をネットから、乗車券はなんば駅でも買えます。
特急購入先のリンクはこちら。
https://www.club-nankai.jp/traffic/ticketless/index.html
それどころか、交通系ICが使えました。しっかり高野山ケーブルでも使えましたので、オススメします。

それを知らなかったので、なんば駅であたふたしました。
駅員さんにも確認してしまい、不思議そうな顔をされてしまいました。
結局、乗車券だけ券売機で購入し、特急券は購入時のメールをいつでも出せるようにして乗り込みました。
結局、車内での検札も特になく、端末で乗務員さんが確認されるだけでした。
小心者です。

高野山ケーブル

特急こうや、が良いところはケーブルのある極楽橋まで1本で行けることでしょうか。
それ以外では、なんばから橋本へ、橋本で高野山方面に乗り換えが必要になります。

ちなみに極楽橋駅がこちら。行ったのは夏なのでこんな感じに飾られていました。

鉄道駅

極楽橋の駅に到着すると、駅のアナウンスはもちろん、ホームの駅員さんたちが誘導してくれます。
ほぼ1本なのですが、降りる方や売店などと間違える人がいらっしゃるのでしょうか。
ホームを先頭方向までいくと、右手奥にケーブル駅の乗り換え口が見えてきます。

極楽橋からは、高野山ケーブルになります。

高野山ケーブルの車内

ケーブル車内、写真のように傾斜していますので、空いている席にはやめに座られると良いでしょう。
前後は良くみえますので、人気です。
また、高野山についてから、改札は一番上なので、降りてからあまりあるきたく(登りたく)無い場合は、先頭側におすわりになると良いでしょう。
麓の駅で登るか、山の上で登るか、のちほど登るのか、のち外になります。

ケーブル自体は、これまでの旅程に比べると短いです。

高野山駅

高野山駅の写真を撮り忘れていました。
そのくらいここから先、高野山市街地方面のバスの接続は良いです。
方面としては、奥の院方面、大門方面の2系統が出ています。

私が宿泊する宿は「恵光院」でしたので、奥の院方面に乗りました。

では乗るのに迷うことはないのか。
これも杞憂です。
南海の駅員さん、バス会社の方、が案内してくださいます。

恵光院

本日のお宿はこちら。恵光院です。
ナイトツアーの出発地でもあります。
先程のバスの場合、刈萱堂前バス停を降りてすぐのところです。

この日通されたお部屋はこちら

恵光院のお部屋


ほぼ高級旅館の趣です。

院内の写真がこちら。
(恵光院の方、もしアウトだったら言ってください。すぐ削除します)

1階通路
二階からの眺め
本堂への階段

二階からの眺め、高野山の自然を感じられてとても良かったです。
静寂でした。
音はするものの、都内や都会で聞かれる音、ノイズのようなが一切しません。
それがとても落ち着いて、心地よいです。

ちなみに、この二階から本堂へと通じています。

夕食

しばらくお部屋でくつろいでいると、夕食時間、になりました。
というのも、昼ごろに難波を出て、到着時が夕方でしたので、以外にすぐでした。

今日の夕飯はこちら

お精進とはいえ、二の膳までついてボリューム感があります。
こんにゃくの刺し身、高野豆腐、ごま豆腐、なすの田楽、お野菜の煮物、天ぷらまでつく豪華版です。
精進料理だと量が少なくて、しかも肉や魚がなくて物足りない、お腹がすく、と思っているあなた、杞憂です。
もう大満足、お腹いっぱい。

今回の旅の目的の一つは、ごま豆腐でした。
高野山への旅は初めてではありません。
以前来た時、このごま豆腐に感動して。
なんでしょう。
どこで見るごま豆腐より、ごま感があり、濃厚で味わい深い。
お店のごま豆腐も美味しいのですが、宿坊のごま豆腐が美味しいんです。
今回も感動でした。
この味、そうそう、求めていた味。
って感じです。
これだけでも大満足。

奥の院ナイトツアー

高野山イベントの大人気ツアー、奥の院ナイトツアー。
ここ恵光院が出発点です。
皆様、こちらに集合します。
というのも、実は以前来た時にも参加しました。
その時は恵光院宿坊に宿泊している方限定のツアーでした。
今はイベント会社の方がはいり、参加する形です。
それだけ大人気。

集合時の感じがこちら。
もう夕刻から暗くなってきました。
集合までの時間は恵光院のお庭を見てすごします。
池もあり、夕焼けのオレンジとよく映えます。

出発時間が近づくと、各宿坊から参加させる方が集まってきます。
先導されるお坊様が、リストを見ながら、お名前と泊まられる宿坊を確認していきます。
で、確認も終わり時間になると出発です。

出口で写真を撮って、ふと気づきました。
恵光院、島津家ゆかりなんですね。
島津家の、まるにじゅう、があります。

恵光院の門
護摩堂(毘沙門天)

恵光院を出て、奥の院側に少し進むと、奥の院方面への道が現れます。
こちらを入っていきます。
次第に周囲が暗くなってきました。
各宿坊の提灯の明かりがとても幻想的です。

入るとこんな感じです。
入り口側を撮影してみました。

入り口

流石に墓所をバシバシ撮影するのも、でしたが数カ所では撮影しました。

奥の院への道、大木が両側に植えられているのですが、その木の切り株からすごい巨木であったことがわかります。
また興味部かかったのが、灯籠。
道沿いに灯籠があり、明かりが灯されています。
これがライト代わりです。
この灯籠、両サイド形がことなり、一方はお月さまでした。

無事に奥の院に到着し、弘法大師様がいらっしゃるところで手をあわせてきました。

帰ってきて恵光院を撮った写真がこちら。

暗くなったら暗くなったで幻想的ですね。

明日の朝は、本堂で朝のお勤めと護摩祈祷があります。
なので、お風呂に入り、早めに休みました。
行ったのは夏場でしたので、扇風機を付けて就寝しました。

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