#07 冒険のすすめ
地球の神秘。
未踏の自然。
超古代文明。
こんなワードがあれば、猫にまたたびを与えるがごとく勢いで、月猫は反応します。
いや、めっちゃ興奮しません?
こんなこと書いてるとまたパートナーに変態扱いされるかなw
引っ越しの多い月猫だが、それ以上に旅することが大好物。
それも、雑誌やWeb記事に載っているような観光地にいくよりは、知るひとぞしるマニアックな穴場にいくのが一番燃える。
そう、わたしにとっての旅行は、イコール冒険。
どんな土地でも、探せば秘境が存在する。
もちろん、その非日常を、楽しめるかどうかはひとそれぞれだが、わたしはぜひ旅に冒険のエッセンスを加えることをおすすめしたい。
ちなみに月猫は、国内は全都道府県制覇。
(厳密にいうとこれは旅行ではないかもしれないが、この件に関してはまた別途話す機会を作りたい)
特に北海道にいたっては、全「道の駅」をクリアしていたりする。
海外ということだと、全10ヵ国。
タイ、シンガポール、マレーシア、中国、グアム、オーストラリア、ペルー、チリ、ドイツ、ポルトガル。
アユタヤ遺跡で野犬に追い回されたり。
マチュピチュの感動か高山病の苦しみか、涙が止まらなかったり。
エアーズロックに登ってみたり。
まあまあマニアックな旅が中心だ。
観光地を回って、おいしいもの食べて、ご当地のお土産を買う。
確かにそれも、楽しい旅であるだろう。
でも、せっかくいく旅行なら、一生忘れられないものにしたいはず。
そこにおすすめしたいのが、「冒険」という要素を追加することだ。
一言に「冒険」といっても、では具体的になにをすればいいのか、となるだろう。
なので、もう少しかみ砕いていうと、「体験」型の旅行を取り入れてほしいという話。
体を張って作った思い出というのは、なかなかどうして忘れられないものである。
受動的ではなく能動的になるがゆえか。
月猫は「忘れる」天才なのだが、そういった、冒険(体験)要素の高いことに関しては、脳のなかにとどまっている。
ただ「観光地を回る」だけでなく、ご当地ならではのことに挑み、成功体験、失敗体験をすること。これがいいのだと思う。
例えば、どういうものか。
月猫の体験談は山のようにあるが、お手軽におすすめできるものをひとつ例に挙げてみよう。
「大自然の山の中で馬に乗る」。
この体験だ。
場所は、北海道の駒ケ岳。
よく、ホーストレッキングというと、敷地内を馬にまたがり、スタッフさんが手綱をひいて、一周回って終わり、みたいなのを想像するかと思う。
わたしがやったのはそれではなく、完全に自分で歩く、走るなどをコントロールし、大自然の山を登るというものだった。
しかも、ちゃっかし衣装レンタルなるものまであり、足元はウエスタンブーツ、頭はカウボーイハットという気合の入れよう。
最初は確かに恥ずかしくもあった。
だが、大自然の中、馬とともに駆けていると、なんとまあ気持ちの良いことか。
写真サービスもあったため、その時は大はしゃぎで撮影してもらったものだ。
付け焼刃で素人が馬に乗るものだから(スタッフさんは先頭を走っているため、サポートはしてもらえない)、これがまた大変で。
お馬さんは散歩にでかけたつもりなのか、別の道を行こうとするし、雑草を食べはじめて立ち止まったりするし。
でも、それがまた良い。
「自分で」「乗って」いるという感覚。
乗馬は今までも何度かしたことがあるが、ここまで自由に乗せてもらったのは初めてだったと記憶している。
誰でも参加できる「体験型」の観光は、確かに少しお高いものではある。
だが、格別の非日常を味わえることは間違いない。
ちなみに月猫的には、こういった場所はもちろん、さらに上級者向けの冒険もしていたりする。
例えば、ここ。
これは東北地方のある山の中にある、野生の温泉。
なんと温泉が滝となって流れていて、滝つぼで入浴できるという場所だ。
ここは、近くの駐車所から結構歩いてのアクセス。
混浴の野天風呂のため、水着着用なのだが、やはり大変な思いをしてたどり着いたこの秘境温泉に、心が躍らないわけがなく。
いやー、めっちゃよかったっす。
月猫は温泉巡りも好きでして、色んな温泉に行くけれど。
こういった本当の野生の風呂、というのはこの時初めてだったので、感動したものだ。
旅は非日常を味わってこそのもの。
そして、その非日常が、自分の努力によって得られたものであれば。
それはきっと、一生忘れられない思い出になる。
みなさんも、旅のスパイスに冒険を。
必要なのは、ひとにぎりのやる気と、ひとにぎりの勇気だけ。
さあ、今度はどこにいこうか。
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