川柳社 満天の星

川柳社「満天の星」育成日記として再開します。 よろしくお願いします。

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    さみしい夜の句会 第3集

    2021年2月から始まったTwitter句会『さみしい夜の句会』の2023年の作品を中心まとめた第3集。参加者32名の短詩作品の他、エッセイ17編を収録。さらに川柳作家浪越靖政氏(水脈編集発行人)による句評を収録した。 「2024年、句会は4年目に入り作品の質も向上したことを主催者も感じる。贔屓目なしに見ても現代川柳の先頭集団に位置するような作品も見受けられた。とは言っても「さみしい夜の句会」のコンセプトは孤独な時間の共有であり共鳴であることは句会開始時からずっと変わってはいない。 「さみしい夜」は誰にでもあるがそのときあなたはひとりではない。スマートフォン、あるいはPCからX(Twitter )を開き、♯さみしい夜の句会のタグを付けて詩歌をつぶやいてほしい。同じような時間を過ごしている誰かがきっと反応してくれる。きっとあなたのことを読んでくれる。様々な困難は常にわたしたちを分断していくが、詩歌は人と人を接続していく文芸であり続けるだろう。いや、そうであると確信している(月波与生 「3年目の成果」) 参加者 湊圭伍、林やは、石畑由紀子、皆島妙、小原由佳、宮井いずみ、岡村知昭、川合大祐、千春、花野玖、菊池洋勝、福士かれん、片羽雲雀、雷(らい)、汐田大輝、中村マコト、うつわ、涼閑、小沢史、蔭一郎、りゅうせん、おかもとかも、しまねこくん、まつりぺきん、西沢葉火、水の眠り、みさきゆう、佐竹紫円、月立耀、十六夜/朔、はゆき咲くら、月波与生
    2,000円
    詩歌本の店「満天の星」
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    真島久美子第1川柳句集「恋文」

    真島久美子の第1川柳句集  君になりたくておんなじ本を読む  好きだからきみの細胞まで見たい  ばかみたいひとりで蝶になるなんて  紙吹雪生まれかわってみても風  咀嚼音ホモ・サピエンス・サピエンス を含む300句を収録。 別冊として、丸山芳夫、月波与生、平川柳による「跋文集」が付く。
    2,000円
    詩歌本の店「満天の星」
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    月波与生第1川柳句集「ライムライト」

    月波与生の第一句集。 2013年の作句開始から2024年までの作品から自選300句を収録。 ちょっと不思議な現代川柳の万華鏡。 ⦿ 【収録句より】 らいおんが死んで宇宙を狭くする 万華鏡に映る蟹の産卵場 絶対音感で(イジメハアリマシタ) シロナガスクジラも図書館の一部 クリオネは重ねたくちびるから生まれ ボランティア終わり乾電池に戻る 恥ずかしいノイズで家族だと解かる 冷蔵庫開けると非正規の卵 ⦿ 【目次】 Ⅰ.必要なのは Ⅱ.勇気と Ⅲ.想像力、そして Ⅳ.少しばかりの金 Ⅴ.恐れてはいけない ⦿ 【著者略歴】 月波 与生(つきなみ・よじょう) フリーランスな川柳人。 ・2020年4月 川柳雑誌「川柳の話」発行 ・2021年2月 Twitter(現在はX)句会「さみしい夜の句会」にて短詩を募集 ・2021年4月 出版レーベル『満天の星』にて川柳句集を発行 ・2022年6月 Webショップ『満天の星』にて川柳句集の販売 ・2024年1月 川柳社「満天の星」として広く会員を募集中。川柳での表現にご興味のある方は連絡を下さい。
    2,000円
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    さみしい夜の句会 第3集

    2021年2月から始まったTwitter句会『さみしい夜の句会』の2023年の作品を中心まとめた第3集。参加者32名の短詩作品の他、エッセイ17編を収録。さらに川柳作家浪越靖政氏(水脈編集発行人)による句評を収録した。 「2024年、句会は4年目に入り作品の質も向上したことを主催者も感じる。贔屓目なしに見ても現代川柳の先頭集団に位置するような作品も見受けられた。とは言っても「さみしい夜の句会」のコンセプトは孤独な時間の共有であり共鳴であることは句会開始時からずっと変わってはいない。 「さみしい夜」は誰にでもあるがそのときあなたはひとりではない。スマートフォン、あるいはPCからX(Twitter )を開き、♯さみしい夜の句会のタグを付けて詩歌をつぶやいてほしい。同じような時間を過ごしている誰かがきっと反応してくれる。きっとあなたのことを読んでくれる。様々な困難は常にわたしたちを分断していくが、詩歌は人と人を接続していく文芸であり続けるだろう。いや、そうであると確信している(月波与生 「3年目の成果」) 参加者 湊圭伍、林やは、石畑由紀子、皆島妙、小原由佳、宮井いずみ、岡村知昭、川合大祐、千春、花野玖、菊池洋勝、福士かれん、片羽雲雀、雷(らい)、汐田大輝、中村マコト、うつわ、涼閑、小沢史、蔭一郎、りゅうせん、おかもとかも、しまねこくん、まつりぺきん、西沢葉火、水の眠り、みさきゆう、佐竹紫円、月立耀、十六夜/朔、はゆき咲くら、月波与生
    2,000円
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    真島久美子第1川柳句集「恋文」

    真島久美子の第1川柳句集  君になりたくておんなじ本を読む  好きだからきみの細胞まで見たい  ばかみたいひとりで蝶になるなんて  紙吹雪生まれかわってみても風  咀嚼音ホモ・サピエンス・サピエンス を含む300句を収録。 別冊として、丸山芳夫、月波与生、平川柳による「跋文集」が付く。
    2,000円
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    月波与生第1川柳句集「ライムライト」

    月波与生の第一句集。 2013年の作句開始から2024年までの作品から自選300句を収録。 ちょっと不思議な現代川柳の万華鏡。 ⦿ 【収録句より】 らいおんが死んで宇宙を狭くする 万華鏡に映る蟹の産卵場 絶対音感で(イジメハアリマシタ) シロナガスクジラも図書館の一部 クリオネは重ねたくちびるから生まれ ボランティア終わり乾電池に戻る 恥ずかしいノイズで家族だと解かる 冷蔵庫開けると非正規の卵 ⦿ 【目次】 Ⅰ.必要なのは Ⅱ.勇気と Ⅲ.想像力、そして Ⅳ.少しばかりの金 Ⅴ.恐れてはいけない ⦿ 【著者略歴】 月波 与生(つきなみ・よじょう) フリーランスな川柳人。 ・2020年4月 川柳雑誌「川柳の話」発行 ・2021年2月 Twitter(現在はX)句会「さみしい夜の句会」にて短詩を募集 ・2021年4月 出版レーベル『満天の星』にて川柳句集を発行 ・2022年6月 Webショップ『満天の星』にて川柳句集の販売 ・2024年1月 川柳社「満天の星」として広く会員を募集中。川柳での表現にご興味のある方は連絡を下さい。
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最近の記事

『川柳の話』第1号発行いたしました

真島久美子さんのコラボレーション川柳誌『川柳の話』第1号を2020年4月4日発行しました。1部500円(送料別)ご注文はDMかtukinamiyojyoアットマークhttp://gmail.comまで連絡をお願いします。(アットマークは@に変えて下さい) よろしくお願いします。

    • 鯖として生きてしまって胃が痛む  (川柳22句)

      鯖として生きてしまって胃が痛む むらさきになるまで蟻が死にに来る 誤射をするサジタリウスの発汗度 殺された場所へ戻っている鸚鵡 座布団は尻の正義を記憶する アコーディオン奏者が去った木偶の店 一面に載らない鳥の近代化 踝の知らない歌で曲がるバス 約束の破れぬ人も連れて行く ロマン派はつらい朝にも窓を開け 梔子の吐息冤罪者が落とす 紅を差しやらせ番組ばかり見る 非正規の海馬に脱臼癖の痕 死に切れぬ蝉

      • よく揺れるあなたと同じ舟に乗る (川柳22句)

        よく揺れるあなたと同じ舟に乗る 現実はあかるい映画よりくらい 実弾はひとつ話し方いろいろ 先頭で前へならえをしてる猿 度の合わぬ眼鏡で同じ夢をみる 改憲で極彩色になる兵士 どのような春なら素手で良かったか ぼくらしい螺子を次の人に渡す ダイヤルをまわす省略できぬ人 アイシテナイヒトもとてもいい匂い 沙羅の木になるのは敗けた兵士から かもめからかもめへ揺れていく夕陽 遺言の通りに開ける非常口 誰も

        • 右利きを隠して記念写真撮る (川柳20句)

          右利きを隠して記念写真撮る 裏側が豆腐みたいで気持ちいい 浄土だというがすっかり贅肉痛 茶碗蒸し開けて眠れぬ夜をみる 幸福か降伏かほろほろ鳥の今朝 いもくじが当たる身辺調査される 無題です独りよがりのユートピア こいびとと胃腸の音をききあって 少年の固さと同じ肉を買う インスタのrinngoを恋人と囓る さいころのどの目が出ても「結婚しよう」 スマートフォンなかった頃の朝ですね 特売の卵で地球儀をつくる

        『川柳の話』第1号発行いたしました

          先生はぼくとこだまと間違える (川柳20句)

          先生はぼくとこだまと間違える 通勤定期で関ヶ原へ向かう 七人の神を三原色で塗る ため息のルーツ昨日のワインかも 青汁を飲めば単身赴任つづく 書き割りの世間を斜め読みしてる 玉乗りの象が地球を傾ける 春まであおむけケッヘル331 非通知で来るともだちの代役2 9段変速で登れぬ家と棲み 鳥図鑑8ページ目の人と会う 1年で50番目に楽しい日 ほろ酔いで歩く最終回の日に はじまりとおわりと星をみて歩く

          先生はぼくとこだまと間違える (川柳20句)

          雲として暮らす一身上の都合 (川柳20句)

          雲として暮らす一身上の都合 大袈裟な手振りでマントラと浮かぶ 敵兵が五目炒飯に混じる 「主婦の友」付録に敵が付いてます 按摩屋の毛蟹も五十肩である 部屋中のファスナー開き牛を出す 近所では鯖寿司だけがリアリスト しかししかしと螺旋階段延びる 貸借りのことしか書かぬ日記帳 青い月覗くと露出狂が減る 望まない結末に姫蜘蛛の顎 塩分を控えくだんを待っている 水っぽい酒を豆腐と折半に ゼッケンがないと糸こんにゃくが泣く 夜鳴き

          雲として暮らす一身上の都合 (川柳20句)

          独身でベビーフェイスで油蝉 (川柳19句)

          独身でベビーフェイスで油蝉 真冬日が終わる会えない人が来る 新しいリズムで旧い街へ行く この先は眠れぬ人が祈る部屋 批評家が多くて舟が沈まない 友からのメール行方はわからない フェリーニをみる花粉症のあいまに 妣の肉と同じ匂いの豆を煮る カフェモカとモカのあいだでゆれる月 天狼がすっぽり入る四畳半 Ccの人が笑ってばかりいる 顔文字のように笑っている友と 新しい地図から歩き出す五月 台形は稀に背中を

          独身でベビーフェイスで油蝉 (川柳19句)

          コンセントの数だけ灯りをつけてみろ(川柳18句)

          コンセントの数だけ灯りをつけてみろ じゃんけんがあいこばかりになるふたり OK, Google!彼女をどう思う? 捲らない日めくり順縁とはいかぬ スノーグローブの中母子像ゆれる しりとりの順番待ちで眠れない 付け足したところがみんな咲いている 生きてるともらえるたくさんのおまけ このへんで咲こうだあれもいないから 片方を絵本中に置いて行く 分度器を拾う生まれた子はおとこ くわがたの食べたいものを食べている

          コンセントの数だけ灯りをつけてみろ(川柳18句)

          たくさんのもしもを月曜に捨てる (川柳19句)

          たくさんのもしもを月曜に捨てる みな出口間違え平成が終わる 愛人を鯖と鰯の間に置いて 按摩屋の女房の乳を起点とす 恋人のエメリウム光線眺める日 満員の電車寝ているのがちくわ 柘榴酒が無くてチグリスまで歩く 糸電話サイレン(と)からサイレン(す) わがままな男にかけるモッツァレラ くじ運のいい左手は使わない 雨音が遁走曲のように降り 鯖缶も開け理科室を覗き込む この先は鳥のリズムでいくところ あるじなき花壇に赤い花紅い花

          たくさんのもしもを月曜に捨てる (川柳19句)

          ガラシャから受け取るメビウスの始点 (川柳22句)

          ガラシャから受け取るメビウスの始点 ちはやふる神が始めた神経衰弱 眼を描けばノンフィクションになる駱駝 結末のない夢ばかり見せにくる 剣山の上で赤旗が売れる 五カ国話せて友達がいない 関ヶ原以後を百年ほど捨てる 捨てられたキン消しのある小料理屋 三男もかもめも利息だった頃 土蜘蛛の術を教える寿大学  痛くない方の土曜を持ち帰る  干瓢のまま聴いている今日の音 狂言の韻など複写する迷路 あと五分あれ

          ガラシャから受け取るメビウスの始点 (川柳22句)

          英訳川柳は英語的に面白いのか?

          Papagoという翻訳アプリを使って自川柳を英語に変換してみた。 沈黙の重さを計るアヴェ・マリア ↓ Ave Maria measuring the weight of silence. 塹壕で長い映画を見ていたが ↓ I was watching a long movie in the trenches. 向日葵を倒すと無縁墓地へ着く ↓ If you knock down the hive, you will reach the cemeter

          英訳川柳は英語的に面白いのか?

          これがあなたですと外科医が持ってくる (川柳18句)

          これがあなたですと外科医が持ってくる 眼を描けばノンフィクションになる駱駝 三男もかもめも利息だった頃 結末のない夢ばかり見せにくる 剣山の上で赤旗が売れる 五カ国話せて友達がいない 関ヶ原以後を百年ほど捨てる 捨てられたキン消しのある小料理屋 土蜘蛛の術を教える寿大学  痛くない方の土曜を持ち帰る  干瓢のまま聴いている今日の音 狂言の韻など複写する迷路 あと五分あれば握手ができたのに 賛美歌を

          これがあなたですと外科医が持ってくる (川柳18句)

          天狼がすっぽり入る四畳半 (川柳15句)

          天狼がすっぽり入る四畳半 地吹雪を描いたのだろう白い画布 かに座B型の基本的生き方 天気予報はずれあなたがやってくる マリオにもワリオにもなれず佐藤一夫 「禁じられた遊び」的せっぷんのさそい リポビタン飲んでいけないことをする 約束を破ってわたしだけ白髪 ポケットが多い狼少年のシャツ Ccの人が笑ってばかりいる 台形は稀に背中を掻いている この色を塗ろう林檎と書いてるが 冷蔵庫が決める孤独死のタイプ 

          天狼がすっぽり入る四畳半 (川柳15句)

          マフラーがだんだんながくなるひとり (川柳18句)

          マフラーがだんだんながくなるひとり カタログの老人はみな目を瞑り しゅんかんの交尾スクランブル交差点 コインロッカー開く 静かの海に出る 改憲まで続くながいながい 自慰 ハッシュタグ「#この世の果て」というところ しあわせのかたちとしてのオムライス 白のない映画をみてる白い部屋 告白をしても沈まぬ難破船 柘榴酒が無くて裏磐梯まで歩く 流し目と同じ記号の突起物 セールストーク練り込む木天蓼の足袋に

          マフラーがだんだんながくなるひとり (川柳18句)

          空箱は空の重さがわからない (川柳17句)

          空箱は空の重さがわからない しあわせはやはり鈍器のようなもの それぞれの都合で片方が裸足 善人がひとりもいない風景画 風葬希望インスタ映えのする男 胸パッド外しイボコロリをつける 先輩の蛇口を真夜中に舐める 卵みな浮かび洗面器が困る 駆け落ちのさなか洗面器に落ちる レシートを繋いでハ長調になる 夢を見ぬ貘と出会った方が夢 螺子のある犬が通りゃんせを唸る 坂道がひとのかたちになりたがる 桜蕊降る友のないポケットに うずま

          空箱は空の重さがわからない (川柳17句)

          馬鹿だった頃のト書きが落ちている (川柳15句)

          馬鹿だった頃のト書きが落ちている 冬の雨ばれぬくらいの嘘をつく ふるさとは閉店セール繰り返す 千切り絵の中の雪夜に風邪をひく さよならをふたつ余して夜になる 目次だけ読み多数決する未来 空箱が当たって空箱をもらう 目隠しを解かれてじいさんのなかま 欠員がでて白犀を呼びにいく 空腹のまま十字路で蟹になる ペンギンも顔と名前が一致せず 前列の方は裸足でいいという 鍵を開け予定時刻を待っている 抜け殻を見せ合う五合目のあたり

          馬鹿だった頃のト書きが落ちている (川柳15句)